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第27回 フォスター・ボタニカル・ガーデン

2008年03月24日 | アート オアフ島 ハワイで暮らす 

「ホノルル点描」画:西川幸夫 文章:イースト・ウエスト・ジャーナル永井雄治、榊原百合惠

第27回 1万種以上の植物がある街中の植物園 「フォスター・ボタニカル・ガーデン」

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 ホノルルダウンタウンに近いヌウアヌ通りとヴィニヤード大通りの角にある 「フォスター・ボタニカル・ガーデン」。 その歴史は、1853年にドイツ人の医者であり植物学者のウィリアム・ヒレブランド氏が、クイーン・カラマから土地を借り受けたことにさかのぼる。

 ヒレブランド夫妻は、現在の植物園のフリーウェイ側に住居を構え、庭に樹木を植えた。 現在植物園で見られる巨木は、ヒレブランド氏によって植えられたものである。 20年後、ヒレブランド夫妻はドイツに帰国することにな り、地所はトーマス・フォスター夫妻に売却され、庭園はさらに整えられた。

 フォスター夫人の没後、地所は公園としてホノルル市郡政府に移譲され、1年後の1930年に「フォスター・ボタニカル・ガーデン」として開園した。 初代園長のハロルド・ライオン博士は、植物園の充実を目指し、27年の在職中に約1万種類の植物を植えた。 現在ある蘭園は、ライオン博士が彼自身のコレクションとして集めたものを拡充させたものである。

 その後植物園は、2代目園長のポール・ウェイシック氏により整備拡張され、1989年より3代目園長のマイケル・クリステンセン氏が引き継ぎ、1999年より、現在のヘイディ・ボーンホースト4代目園長が管理している。

 「フォスター・ボタニカル・ガーデン」は、150年以上に亘り、市民の憩いの場となっているが、特に現在は、都会の喧噪の中の静かな植物園として人気がある。 オアフ島には、現在100本以上の木が「銘木」として指定されているが、その内の25本が「フォスター植物園」にある。

 敷地内には、椰子類、しだ類、先史植物、有毒植物の園のほか、スパイス園、ハーブ園などがあり、ハワイの固有種や土着種、世界の珍しい植物や絶滅に瀕している植物も大事に育てられている。 オアフ島には、この他に「リリウ オカラニ・ボタニカル・ガーデン」、「ココ・クレーター・ボタニカル・ガ ーデン」、「ホオマルヒア・ボタニカル・ガーデン」、「ワヒアワ・ボタニ カル・ガーデン」の公立植物園がある。 マノアには、ライオン博士が森林保護のために植林をし、農業試験場としてスタートした「ライオン樹木園」があり、園内にはハワイの固有種や珍しい植物が集められている。

西川幸夫 プロフィール

1939年生まれ、1961~1994年、新日本製鉄に勤務。北九州や欧州の風景をスケッチ・淡彩画で製作。
北九州でスケッチ・淡彩画教室「四季彩」を主宰。郵便局の官製はがき9シリーズでもおなじみ。他に「ふるさと12景」のカレンダー画をはじめ、書籍の表紙画や挿絵を手がけその仕事は広範囲にわたる。
現在、山口新聞に「長門101景」、ハワイのローカル情報誌イースト・ウェストジャーナルに「ホノルル点描101景」、佐賀市「市報さが」に[思いでの風景]を連載中。
著書に画集「北九州101景」、画集「寅さんが旅した風景」、画集「延岡やすらぎ101景」がある。
2008年6月出版予定の画集「新北九州101景」、2009年秋出版予定の松本清張生誕100年祭 画集「清張紀行101景」(仮称)を目指し取組み中。