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第21回モアナルア・ガーデン「この木、なんの木」

2008年02月04日 | アート オアフ島 ハワイで暮らす 

「ホノルル点描」画:西川幸夫 文章:イースト・ウエスト・ジャーナル永井雄治、榊原百合惠

第21回 日立の「この木、なんの木...」 - モアナルア・ガーデンの「モンキーポット」

 
moanalua.jpg
 日本からの観光客に、「日立の木」というのはどこにあるのですか?とよく聞か れる。H1フリーウエイ沿いにあるモアナルア・ガーデンにあるモンキーポットのことのようだ。

この木なんの木
     気になる木
名前を知らない
     木ですから
名前を知らない
          木になるでしょう
なんとも不思議な
     木ですから
なんとも不思議な
     木になるでしょう
見たこともない
     木ですから
見たこともない
     花が咲くでしょう

 こんな歌詞で、一本の形の美しい枝ぶりの樹齢百年を越すモンキーポットが映し出される日立のTVコマーシャル。 日立グループの10数社の社名が連ねられて、企業 グループの存在をアピールしている。それに、このCMは1973年から始まり、今も続いており、すでに33年になるというからギネスブックものである。 だから大概の日本人が知っている。日立はCM使用料として同ガーデンに年間2万ドルを支払っていると聞いた。

このガーデンの所有者はデイモン財団。 1884年にサミエル・ミルス・デイモン 氏が、プリンセス・バーニース・パウアヒ・ビショップから貰った、広大な土地の一角である。 デイモン氏の死後、財団が受け継ぎ、モアナルア庭園として造成し、市民に開放してきた。 10数本あるモンキーポットはホノルル市議会から重要樹林に指定されている。

一昨年、同財団の最後の相続人だった人が亡くなり、遺言により財団の解体が始まっており、年間70万ドルの維持費がかかることから、今、このガーデンの存続自体が問題になっている。

西川幸夫 プロフィール

1939年生まれ、1961~1994年、新日本製鉄に勤務。北九州や欧州の風景をスケッチ・淡彩画で製作。
北九州でスケッチ・淡彩画教室「四季彩」を主宰。郵便局の官製はがき9シリーズでもおなじみ。他に「ふるさと12景」のカレンダー画をはじめ、書籍の表紙画や挿絵を手がけその仕事は広範囲にわたる。
現在、山口新聞に「長門101景」、ハワイのローカル情報誌イースト・ウェストジャーナルに「ホノルル点描101景」、佐賀市「市報さが」に[思いでの風景]を連載中。
著書に画集「北九州101景」、画集「寅さんが旅した風景」、画集「延岡やすらぎ101景」がある。
2008年6月出版予定の画集「新北九州101景」、2009年秋出版予定の松本清張生誕100年祭 画集「清張紀行101景」(仮称)を目指し取組み中。