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第1回 スティーブンソンの愛した「ハウツリーの木陰」
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| 30有余年の歴史を誇るハワイのローカル情報誌「イースト・ウエスト・ジャーナル」に掲載された好評コラム「ホノルル点描」が、毎週ご覧いただけるようになりました。ホノルルの街のさまざまな風景を繊細なタッチで描いた印象深い1枚のスケッチに、あなたは何を思うでしょう? | ||||
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| ワイキキ地区の東端、ニュー・オータニ・カイマナビーチ・ホテルのロビー海側に、軽食レストラン「ハウツリー・ラナイ」がある。 名前のごとく、ここにハウの古木があるが、この木陰を、「宝島」や「ジギル博士とハイド氏」で知られるスコットランドの文豪ロバート・スティーブンソンが、こよなく愛し、ここで原稿を執筆したと言われている。 スティーブンソンがハワイを初めて訪れたのは1889年。当時「サンスーシー」(仏語で「無憂」の意)と呼ばれたこの臨海別荘が大変気に入り、1893年の2度目の来布時 にはここに宿泊し、その来客名簿には「すばらしい眺め、新鮮な空気、透き通った海、極上の食事、心奪われる夕陽、その様な所をお望みでしたら、私はためらわずに、サンスーシーをおすすめします」と書き残している。 サンスーシーとは、ここのビーチの名前で、その昔、ハワイの名家であるマキナニー・ファミリー(デパートなどのオーナー)の別荘があった。 今、レストランを囲っている白い柵は、その頃からの名残りという。1950年代、この土地を地元のビジネスマン・重永茂夫氏が取得し、日本の投資家と共同でカイマナ・ホテルを開業。その後増築し、1976年からニューオータニ・ホテルの経営となっている。時は移り人の姿は変わっても、ここには同じ夕陽の美しさがある。 |
西川幸夫 プロフィール1939年生まれ、1961~1994年、新日本製鉄に勤務。北九州や欧州の風景をスケッチ・淡彩画で製作。 北九州でスケッチ・淡彩画教室「四季彩」を主宰。郵便局の官製はがき9シリーズでもおなじみ。他に「ふるさと12景」のカレンダー画をはじめ、書籍の表紙画や挿絵を手がけその仕事は広範囲にわたる。 現在、山口新聞に「長門101景」、ハワイのローカル情報誌イースト・ウェストジャーナルに「ホノルル点描101景」、佐賀市「市報さが」に[思いでの風景]を連載中。 著書に画集「北九州101景」、画集「寅さんが旅した風景」、画集「延岡やすらぎ101景」がある。 2008年6月出版予定の画集「新北九州101景」、2009年秋出版予定の松本清張生誕100年祭 画集「清張紀行101景」(仮称)を目指し取組み中。 |
| 公開日 : 2007年 9月 5日 |