ハワイの「子ども英語キャンプ」が凄い!【ブライト・ビギニングス】

ハワイの「子ども英語キャンプ」が凄い!【ブライト・ビギニングス】

ハーバード大学も夢じゃない!?グローバルな英語力をモノにできるプログラム「ブライト・ビギニングス」の英語集中キャンプで、子どもが超本気!

公開日:2017.02.24

更新日:2018.12.06

編集部体験レポート

※この記事は2017年2月24日に公開されたものです。

 

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アロハ! ケイです。

先日、超グローバルな「学習塾」にお邪魔してきました。

そう、ここは塾なんです。
高級住宅街「カハラ地区」にあり、全米で約28,000校を展開する有名塾「シルバン・ラーニング・センター」のカハラ校。

今日、私がお邪魔しているのは、このプログラム↓

img_01.jpg英語を母国語としない子どものための学習プログラム(ESL)「ブライト・ビギニングス」です!

ハワイには英語を学べる学校やプログラムがさまざまありますが、なかでも今回は5〜17歳までの子ども専門キャンプ。キャンプと言っても、アウトドアでお泊まりするキャンプではなく、夏休みや冬休みなどの長期バケーション中に集中的に英語を学ぶプログラムです。学生ビザ取得の必要もなく、家族旅行をかねて子どもに英語力を身につけてもらえる、良いことづくしのプログラムなんですよ!

さらに校長先生は超難関として知られる南カリフォルニア大学やマサチューセッツ工科大学、ハーバードの経営大学院などの修士号を持つ超エリート!そんな校長先生が運営する塾なら...と、その中身にも期待が高まります。

じつは私、ハワイの隣島でロコの子どもたち相手に日本語学校の先生をしていた経験があるのです。
「外国語を教える」という立ち位置から見えた、「なるほど!」と感心した場面もふくめて、プログラムの1日の様子をレポートしたいと思います。

バケーションでハワイ滞在中、遊びたい盛りの元気な子どもたちが、「超本気モード!」でプログラムに取り組むワケ、お教えしましょう!

【みんなしていることがバラバラ!?な授業】

2.jpg全方位にカラフルな本や教材が並ぶ広い教室。いくつか置かれた大きな机に、子どもたちがパラパラと散らばって座りはじめます。それぞれの机の真ん中には、先生がひとりずつ待っています。

これは、年齢と英語レベル別にグループ分けされているからだそう。ちなみにこの日いたのは日本、中国、韓国から来ている、小学校1年生〜6年生くらいの子どもたち。全員が着席するまで、あっち行ったりこっち行ったり、ワサワサとにぎやかな感じ。

class_c1.jpg1人の先生にたいして、子どもは平均3〜4人と、かなりの少人数制です。

class_c3.jpgさて、まずはこちらの「小学校2〜3年生」グループに注目。先生が用意した「プリント」に取りかかっています。

class_c4.jpgテーマやヒントにそって、縦や横、斜めにならんだアルファベットの中から単語を見つけだすテキストです。

このときのテーマは「Food(食べ物)」。口頭ではすらすらっと答えられるレベルの子どもたちですが、スペルは少々苦手な様子...。考えが詰まってしまった子には先生がコソっと追加ヒントをあげると、「あ、そっか!」と、頭の上で電球がピカッと光ったのが目に見えるような表情でスイスイやり進めていきます。

先生、ナイスタイミング〜!

class_d1.jpgつぎに「小学校1〜2年生」グループ。
そもそも、こんなに小さい子どもたちが、おとなしく座って、えんぴつを握っている、という光景に脱帽です。私がハワイの日本語学校で先生をしていたときは、子どもたちをイスに座らせるだけでも苦労していましたから...(苦笑)。

class_d4.jpgこちらでもプリントを利用していました。
「朝ごはんは何を食べましたか?」という出題にたいして、絵と言葉で答えます。

たとえ食べたものを英語でなんと言うかわからなくても、描かれているものを見て先生が英語で教えてくれるので、外国語教育の理想的な「外国語で外国語を学ぶ」スタイルが実践されているな〜と感じました。

「昨日した、楽しかったことはなんですか?」という出題も。身近な日常の場面を英語で表現するのって、大人でも意外と難しいものですが、スラスラっと答えている子どもたちばかりでした。

ここまで見ると、みんなけっこうハイレベル!ですが...?

class_b1.jpgこちらは、いま通っている子どもたちの中で一番年上の小学校6年生で、レベル分けによってたまたま1対1制になっているグループ。

英語は最近学び始めたばかりのようで、英会話でのコミュニケーションはむずかしい様子。

class_b2.jpg子どもが手作りしたカードを使って英単語のお勉強中です。
英語ビギナーの子にも、そのレベルに合わせた学び方で柔軟に対応してくれる...。少人数制ならではの大きなメリットですよね。

余談ですが、この手作りカードを見たとき、私も小学生のころ、授業で百人一首を手作りさせられたことを思い出しました。当時は「面倒くさいなぁ」なんて思っていましたが、作っている間ずっとそれに触れているので、言葉の形が頭に自然とインプットされるというか...、大人になったいま思い出せば、そういう目的があっての授業だったんでしょうね〜。

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と、まぁ、ここまで各グループの授業の様子を紹介しましたが、すでにお分かりのとおり、同じ1時限のなか、全員していることがとにかくバラバラ!

パッと見は本当に混沌としていますが、1時間いるうちにつかめてきましたよ、このバラバラ授業の目的が。

●少人数なので担任の先生が子どもを密にケアできる
●「クラスメイト」の存在によって、ほのかに競争心をあおる
●子ども同士コミュニケーションをとりながら共同作業もできる
●先生が都度、各個人の弱点を強化できる

もちろん、学校の利益を考えたら、多人数グループのほうが効率が良いに決まっています。でもそれをしないのは、子どもの「第二言語を学べる環境づくり」を第一に考えているから、というのがよくわかります。

さらに、教室全体で正しい文法を身につける事が徹底されているように思いました。多民族文化のハワイでは、文法が多少おかしくても、なんとなく意図は伝わります。でも、将来的にインターナショナルな場で活躍したいなら、土台(基礎)がしっかりしていないと、相応の英語力が身につかないんですよね。

【子どもによる、子どものためのプレゼンテーション】

class_d3.jpgブライト・ビギニングスのESLキャンプでは、毎週木曜日にそれぞれのグループ別にプレゼンテーション(発表会)をします。

テーマは各グループで自由に決められて、子どもたちはそれに向けて入念な準備をしてきています。このグループは、すごろく。

presentation7.jpgもちろん、マス目の指示は英語です。

「刑務所。サイコロを振って同じ目が出たら出所できる。出なければ1回休み。」

よくまぁ、こんなことを考えますよね(笑)。しかも英語にして書けるなんて、かなり使いこなせている証拠!ユーモアやジョークって、教科書で学んでいるだけでは身につかないものですが、アメリカではコミュニケーションの一環として、持っているとかなり役立つ能力です。

presentation2.jpgこちらのグループは、アメリカの人気クイズ番組「ジェパディ!」を真似して、自分たちでクイズを作って、他グループの子どもに当てさせるというもの。数字が書かれた紙の裏側にクイズの内容が書いてあり、回答者は好きな数字を選んで答えます。数字はポイントとなり、大きくなるほどクイズの内容も難しくなります。「私の好きな色は?」とか、「僕の好きな映画は?」とか、答えの幅が広すぎるおもしろ質問ばかりでした。

presentation3.jpgクイズの内容に関係なく、勝負事となるととたんに燃えだす子どもたち(笑)。遠慮はゼロ、我先にと挙手の戦いです。それまではなんとなくお互い探り合いながらコミュニケーションをとっていたのに、いつのまにか「言葉の壁」は吹っ飛んでいます。

presentation8.jpg自分たちでインターネットで調べものをし、発表をするグループも。チャイニーズ・ニューイヤー(旧正月)は中国発祥ですが、いまや多民族が集まる島ハワイでは大きなイベントとして毎年大にぎわい。かわいい小さな提灯や獅子を手作りして、お祭りの様子を再現していました。

ここで、子どもが楽しさに熱中しているときは、先生たちは文法について細かく言わない、ということに気がつきました。真面目な時間楽しむ時間の区別がはっきりしているので、子どもたちはどちらにも全力投球できるのかな、と感じました。

【お待ちかねのランチタイム!マイ弁当派vsプレートランチ派】

lunch2.jpgランチは、学校のあるカハラモール内もしくは、午後のアクティビティで遠出する場合は現地で食べることも。お弁当を持参していない子どもたちは、学校がプレートランチ(有料)を提供します。この日のランチスポットは、ホールフーズ前のテーブル。先生たちがプレートランチを、子どもたちの食べきれる量に取り分けてくれます。

lunch6.jpg今日のプレートランチはコリアン・フライドチキンと野菜、ごはん、グレープ。ハワイらしいプレートランチですよね〜!

lunch1.jpgこちらはマイ弁当組。きれいな日本式のお弁当、うらやましい〜!

ハワイでの滞在先に、キッチンがある家庭の子どもたちはお弁当を持参しています。子どもたちの話によると、お弁当持参組的には「プレートランチ、いいな」という気持ちがあり、プレートランチ組的には「お弁当、いいな」というのがある様子...。ないものねだりは世界共通ですね(笑)。みんなリラックスした雰囲気で、おしゃべりしながらランチをとります。こういう時間にも会話力が鍛えられるんですね!

【午後のアクティビティがレベル高くて驚き】

robotics2.jpgランチのあとは、午後のアクティビティタイム。アクティビティは日替わりで、かなり盛りだくさんの内容です。

●ダイヤモンドヘッド登山
●カイマナビーチ
●パイレーツ・クルーズ
●シーライフ・パーク
●ダウンタウン散策
●ホノルル警察署や消防署訪問
●トランポリン
●ミニチュア・ゴルフetc...

この日は、「ロボティクス」(ロボット工学)。
ロボティクスは、アメリカの教育界でかなり注目を集めている分野で、小学校低学年からでも体験できるプログラムが豊富なんです。

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先生から英語でサポートを受けながら、自分たちでヒョイヒョイっとパーツを組み立てて、リモコン操作のできるクルマ型ロボットを作っていました。

やっていることのレベルの高さにもびっくりですが、何より、子どもたちが全員それに熱中していたことにも驚きます。午前中あんなに勉強をして、お昼ごはんで満腹になったら、午後はグダグダ〜ってなりそうなのに...。

とにかくこの子たち、休憩時間やランチタイムを除いて、朝からずっと全力モード。

外国語を学ぶのは神経を使うし、大人でもクタクタになります。でもそんな疲れをまったく感じさせずに、与えられた課題に対して本気で取り組んでいるんですよね。子どもたちの好奇心を絶妙に刺激しつづける、ブライト・ビギニングスならではのカリキュラムと言っても過言ではありません!

【緑豊かな住宅地の中でゆったり!学校のロケーション】

location1.jpgブライト・ビギニングスが開校しているのは、カハラモール3階のこちら。2階にはディスカウントストア「ロス・ドレス・フォー・レス」があります。

location2.jpgロス・ドレスを右手にして進んだ先に、上の階へ上がることができる階段とエレベーターがあります。

1階ホールフーズの前からであれば、モール正面入り口を左手に駐車場側歩道を進み、ジャンバ・ジュース、アメリカン・セービング・バンクと進んだ先に、ここまで上がれる階段があります。

location3.jpg階段を上がってすぐの場所がブライト・ビギニングスのある「シルバン・ラーニング・センター」カハラ校です。ホールフーズのあるにぎやかな1階とは打って変わり、こちらの階はとっても静か。お勉強にも集中できます。また、子どもがひとりで出歩くことがないよう厳重に管理されています。

【手厚いケアの安心おまかせ通学】

1.jpgブライト・ビギニングスではワイキキ送迎バス(有料)があるため、子どもだけでの通学も安心。
たとえばワイキキに滞在している家族でも、レンタカーを借りずとも通学することができます。

今年のブライト・ビギニングスのESLキャンプはは夏休みと冬休みに開催。定員がありますので、お申し込みはお早めに。お問い合わせはお気軽に、日本語でこちらからどうぞ

ブライト・ビギニングス(シルバン・ラーニング・センターESLプログラム)

住所
4211 Waialae Ave., Honolulu, HI 96816

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電話番号
802-322-3754
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