ホノルル市は、市が建設計画を進めているオアフ島の公共交通鉄道システムの建設費用額が、当初の予想よりも大幅に上昇するという環境影響評価書を発表した。しかし鉄道を建設することによって、オアフ島内の渋滞が、現在よりも23%ほど緩和するという予想も同時に発表されている。
今回発表された環境影響評価書では、ソルトレイク地区を通過するカポレイ地区とアラモアナ地区間の鉄道を建設する場合の費用が、当初の予定よりも2億ドルオーバーの約39億ドルになるとされ、インフレ動向を考慮すると、鉄道建設費用は50億ドルまで上昇する可能性があるとも予想されている。
また、ソルトレイク地区を通過する鉄道を建設した場合の1年間の鉄道運用費用は約6300万ドルで、ソルトレイク地区とホノルル空港の両方を通過する鉄道を建設した場合の1年間の運用費は約9600万ドルに上るとしたほか、鉄道システムを建設することで、鉄道の通り道にあたるオアフ島の186~212の住宅や店舗が、所有地の一部を失うか、完全な立ち退きを迫られることになるだろうとしている。
今回の環境影響評価書の発表が、11月4日(火)に行われるホノルル市長選挙の直前に行われたことに対し、現職市長ムフィ・ハネマン市長の対抗馬であるアン小林候補は「市民は選挙のずっと前に評価書の内容を知る権利があった」とし、市が意図的に評価書の内容の発表を遅らせたのではないかと語った。
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