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マカデミア・ナッツ農家の危機

2008年09月14日 | ハワイ島(ビッグアイランド) 経済 

 ハワイ州で4番目に収穫量が大きいマカデミア・ナッツ産業が、燃料費、農薬、肥料と人件費の高騰、そして外国産の安値のナッツの流通と未処理ナッツの卸値下落などによって危機的状況を迎えていることがわかった。

 マカデミア・ナッツ農家のひとつであるハワイアン・サンシャイン・ファームズでは、過去2年間で買い手がみつからなかったナッツ約10万ポンドが、未処理のまま農場に放置されたことで「ナッツで覆われた高価な舗装道路が登場した」とコメントしている。

 アメリカ農務省は、昨年7月から今年6月までのマカデミア・ナッツの収穫量が前年よりも2200万ポンド下落の3600万ポンドとなり、過去もっとも収穫量が少なかった1981年から82年以来の低水準となっているとしていると発表。ハワイ・マカデミナ・ナッツ協会の理事であるデービット・ライトー氏は「今年の収穫量はさらに1000万ポンド下落するという予想もあり、マカデミア・ナッツの生産量は過去3年間で半分になる可能性がある」と懸念を表明している。

 マカデミア・ナッツ産業が現在のような状況に陥っている原因としては、ナッツ農家の多くが、地元のナッツ加工会社に依存しており、ナッツ市場が加工会社の少数独占になっていることや、昨年の悪天候によるナッツの生産量の低下、マカデミア・ナッツ商品の全体的な需要低下、安値のマカデミア・ナッツ製品の需要が高くなったことで、多くのマカデミア・ナッツ加工会社が、ハワイ産ではなく安値の輸入品を使用していることなどがあげられている。

 関係者は、今後、ハワイ産というブランドを前面に打ち出し、高値で質の高いプレミアム・ナッツとして売り出すなど、マカデミア・ナッツのマーケティング戦略を変更することや、独自のナッツ処理施設を所有し、未処理ナッツの引き取り先が見つからない小規模なナッツ農家からナッツを買い上げるなど、さまざまな打開策を模索している。

http://www.honoluluadvertiser.com/apps/pbcs.dll/article?AID=/20080914/NEWS01/809140363/1001/LOCALNEWSFRONT