1. アロハストリートTOP
  2. ハワイ発プレミア情報誌アロハストリート
  3. アイランド・ミュージック
  1. 文字の大きさ
  2.  
  3. |
  4. |





カレンダー

<< 2008年5月

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
  


RSS

アイランド・ミュージック「PALI - パリ」

2008年4月 8日 09:00 | 2007~2008年冬号 アイランド・ミュージック オアフ島/ワイキキ 

「思い出」は新世代を作るスピリット

PALI - パリ

2007年ナ・ホク・ハノハノ賞でベスト・コンテンポラリー賞受賞の人気グループ「PALI」を率いるパリ・カアイフエさんに聞く、自身とハワイアン・ミュージックの未来。彼のライフスタイルが色濃く反映された「PALI」のサウンドにも注目!
※アロハストリート2007~2008年冬号に掲載した記事です。


※ビューアーの使い方
画像をクリックすると別ウィンドウで拡大します。クリックしても別ウィンドウが開かない場合はポップアップブロックを解除してお試しください。(お使いのセキュリティソフトなどによりブロックされる場合もございます。)
※ビューアーをご覧いただくには、Flash Player最新版のインストールが必要です。正しく動かない場合はアップデートしてお試しください。

pali.jpg
PALI 「TRIBUTE」
TROPICAL MUSIC,INC

⇒CDのご購入はこちら

アイランド・ミュージック「マイティ・ジェイ」

2008年2月11日 16:16 | 2007年秋号 アイランド・ミュージック オアフ島/ワイキキ 

アイランド・ミュージックをシャッフルするスペシャル・ユニット
Mighty J マイティ・ジェイ

music_03.jpg
 ハワイのアイランド・ミュージック・シーンにまたひとつ、新しいバンドが登場した。「Mighty J」は別々のバンドのメンバーでもある女性3人が作ったコラボレーションユニットであり、その形態のユニークさはもちろん、「ハワイのアイランド・ミュージックをベースにしながらも、音楽ジャンルにこだわらないワールド・ミュージック」という未だかつてない音楽コンセプトも、十分に話題を集めるだけのものがある。

 メンバーは、アイランド・ミュージック・シーンの大ヒットメーカーとしてすでに人気も認知度も獲得している女性デュオ「ケアヒヴァイ」のマイラニ・マカイナイ、2000年にシングル『Bidi Bidi Bom Bom』で大ヒットデビューした「Milo Shade」のボーカルのティアレ“ティキ”スアン、「Simple Soul」のボーカル&ドラムのジェン“Jロック”ライトの3人。全員、オリジナルグループの活動はそのまま続けながらの、スペシャル・ユニットなのである。グループ名の「Might J」は、マイ(マイラニ)、ティ(ティキ)、ジェイ(Jロック)という3人の名前を複合させて作られた。

 グループ結成を実際に引っ張ったのは、マイラニ。もともと3人は、ハワイのアーティスト仲間として長年顔見知りではあったが、共演経験はなかったという。地元プロデューサーのDr.Treyことトレーシー・テラダ氏が発信するアイランド・ミュージック紹介のポッドキャスト番組で、Dr.Treyのアシスタントとして番組のホステス役をしていたジェンと、番組にゲスト出演したマイラニとティキが、即興でコラボレーションをしたのがきっかけだった。

 マイラニは、「それぞれ違うバンドに所属する3人が気ままに合わせてみた音に、まったく新しい音楽の予感がしました。この楽しさを一回だけの即興作品に終わらせてしまうのはもったいないと思ったので、とにかくすぐにスタジオに入ってデモを録ろう、と盛り上がりました!(オリジナルの)バンドがまずは大事だけど、そのバンドの外に出たとき、今までとはまったく違った音楽にチャレンジできるという楽しさを3人が同時に『面白い』と思ったことが、Mighty Jが生まれた一番の理由です」と語る。

music_07.jpg

 アルバムタイトルにもなった「Calling Out」は、ポッドキャストの番組中に即興でできたもので、スタジオに入ってからは「あのときの感覚!新鮮な気持ち!」を追求しながら、デモがレコーディングされたという。

「それぞれが所属するバンドのイメージやテーマというこだわりがまったく影響しない分、メロディ、ビート、歌詞のすべてに、『自分のバンドではやらないけど』という遊び感覚は十分でした(笑)」と語るマイラニは、そのデモを持って自らスポンサーとレーベルを探し、コラボレーション・ユニット「Mighty J」としてのフルアルバム制作とリリースまでこぎつけたのである。

 女性ユニットが滅多に生まれないというアイランド・ミュージック・シーンにおいて、人気バンドのメンバーとして着実に実力と経験を蓄えてきた女性3人がタッグを組んだユニット「Mighty J」は、今もっともMighty(強靭)なグループと言えるかも知れない。

ranking.jpgMighty J 「Calling Out」
発売元:Daddy Records

⇒Mighty J オフィシャルサイト


※アロハストリート2007年秋号に掲載した記事です。

アイランド・ミュージック「Keahiwai」

2007年10月17日 16:19 | 2007年夏号 アイランド・ミュージック 


アイランド・ミュージック ~話題のミュージシャンたち~
Changing…ロコガールは常に進化する
Keahiwai ケアヒヴァイ

▲マイ(左)、レイ(右)
 アイランドミュージック界のヒットメーカーとして知られる女性デュオ「Keahiwai」。現役女子大生時代にデビューして以来、リリースしたアルバムはすべて大ヒットを記録。ハワイのアイランド・ミュージック界には、Keahiwaiがデビューするまで(正確にいうとデビュー後の現在も)女性アーティストの存在は皆無に等しく、現代のロコガールの気持ちを歌い上げた「女の子目線」の歌詞、独特のヒーリング・エネルギーをかもし出すメロディラインが爆発的な人気を呼んだ。

 昨年11月には4枚目のアルバム「CHANGING」が発売され、これまでのアルバム同様、ヒット街道快進撃を続けている。Keahiwaiのアルバムは、リリースされるとまず地元のラジオステーションのDJたちが競って自分の番組でかけることでも知られており、Keahiwaiをハワイ滞在中のラジオで知ったという外国人ファンも多い。

「今回もリリース直後から、ラジオでのヘビー・ローテーションに恵まれました。どんどん新しいファンが増えていくので、ラジオの影響には感謝しています(レイ)」

 昨年夏には日本にも待望の初上陸。1作目の「Local Girl」と3作目の「Dangerous」からのセレクト盤が日本デビュー・アルバムとして発売された。ボーナストラックに松田聖子の大ヒット曲「渚のバルコニー」が収録され、Keahiwaiサウンドで生まれかわった夏の名曲はファンに嬉しいサプライズとなった。

「これがKeahiwaiサウンド! というこだわりは、私たちよりファンの方が強いかも(笑)。だからチャレンジ精神もわくし、私たち独自のサウンドに対する感謝も生まれてきます。今回のアルバムでは、自分の古い日記を引っ張り出してきて、その中の言葉から歌詞を作り、それに曲をつけました。実際に曲ができあがったら、今の私の表現したいことや感情などが、何年も昔の日記の中にヒントとなって詰まっていました。私たちは少しづつ、幸せへ向かってCHANGING(変化)しているんですね(マイ)」

「昨年の日本では、ライブができたことはもちろんですが、父の生家を見ることができて感激でした! 自分のルーツに出逢った感覚! 日本という国が私にとってますます大事な場所になり、そうした経験も、今まで以上に自分という存在を音楽で表現したいという気持ちにつながっています。プロデュースにも関わるようになってきたので、音楽が無限大に好きになってきたところです(レイ)」

 最新アルバム「CHANGING」の日本盤は4月25日に全国発売。今年は話題のアイランド・ミュージック・アルバム「Happy Island」をはじめ、複数の日本発売のコンピレーション・プロジェクトにも参加。

「ロコの若者達が毎日聞いているアイランド・ミュージックのコンピレーションが日本で発売されるのは嬉しいですね(マイ)」「アイランド・ミュージックが日本に浸透していってくれれば最高!私たちを含め、アイランド・ミュージックのアーティストたちが日本でライブを行なう機会も増えるし!(レイ)」

 今後は日本でもKeahiwaiのサウンドに出会えるチャンスが期待できそうである。
●Happy Island with alohastreet
/ Various Artists
\2,520(税込)
発売元:スパイス・オブ・ライフ

購入はこちら
●CHANGING
/ Keahiwai
\2,548(税込)
発売元:BMG JAPAN

購入はこちら
●KEAHIWA-I
/ Keahiwai
\2,100(税込)
発売元:インディーズ・メーカー

購入はこちら
●LET IT BE ”Hawaiian Style”
/ Various Artists

購入はこちら

※アロハストリート2007年夏号に掲載した記事です。

公開日 : 2007年 10月 17日

アイランド・ミュージック「ジェイク・シマブクロ」

2007年7月18日 16:27 | 2007年春号 アイランド・ミュージック 


アイランド・ミュージック ~話題のミュージシャンたち~
常にチャレンジを忘れない世界に羽ばたくロコボーイ
Jake Shimabukuro ジェイク・シマブクロ
 ハワイを代表するミュージシャンのひとりとして、世界に活動の場を広げつつあるウクレレ・プレイヤーのジェイク。2006年の大晦日には、「NHK紅白歌合戦」にもゲスト出演し、日本での知名度はさらにアップした。今まで彼のウクレレを聞く機会のなかった人たちにも、彼のプレイはアピールしたに違いない。「紅白出演は、まさに2006年のハイライト。1年の最後を締めくくるにふさわしい、すばらしい番組に出演できて本当に感激でした」と語る彼の2006年は、まさに新しいチャレンジの連続だった。

 全米だけでなく、オーストラリア・ツアーも行い、着実に世界という舞台で、その実力を開花させつつある彼。外見はここ数年でかなり変化しているが、その謙虚な姿勢と誰にでも笑顔で接するアロハな態度は、以前から全く変わらないと、彼を知る人は誰もが口をそろえて言う。
 昨年チャレンジした新しいことのひとつに、大ヒットを記録した映画「フラガール」のサントラを手がけたことがあるが、ジェイクの音楽が動員数に与えた影響が大きいことは、関係者も認めるところ。聞くたびに映画のワンシーンが心に蘇る印象的な挿入歌やウクレレ・サウンドも好評で、映画はアカデミー賞外国語映画賞ノミネート候補の日本代表にも選ばれた。「音楽を頼まれた時は、自信ありげに引き受けたけど、実は内心ドキドキ(笑)。英語に訳された台本と、各シーンのクリップを見て、人物の動きに合わせた曲作りをしたけれど、ウクレレ以外のパートを作曲するのは本当に大変だったから、オーケストラの作曲法を勉強しようと決めたんだ」。

 多忙な毎日を送る彼にとって、日々続ける勉強こそチャレンジに違いないが、「人として常に成長していきたいし、勉強しないと、人生つまらないでしょ?」とはにかみながら語るジェイクは、どこまでも謙虚。この人に言われると、説得力と言葉の重みは何倍にも増すようだ。
 そんな彼が、今興味を持っているのは、なんと料理。ホノルルマラソン完走を目指した昨年、トレーニングだけでなく、ヘルシーな食事を心がけることで、より強く、よりピースフルな人間に変わったという。「マラソンによって本当に人生観が変わった感じ。ヨガも始めて、心がもっと落ち着いてきた。それはウクレレの演奏にも影響していると思うよ」。でも、マラソン完走直後の演奏は、アドレナリンが出てかなりハイパーだったらしいけれど、それも実はとてもジェイクらしいエピソードだったりする。
 2007年は、松任谷由美のカバー曲のCDとビデオ・クリップを集めたDVDの日本発売を皮切りに、日本ツアーも実施。しかしそんな彼の次のチャレンジ・リストには「誰かの命を救うことがあるかもしれないから」と、CPR(心肺蘇生法)の資格取得が含まれている。心やさしきロコボーイの挑戦は止まらない。
●シングル「春よ、来い」(全3曲)
\1,223(税込)
発売元:ソニーミュージックエンタテインメント

購入はこちら
●アルバム「ジェントリー・ウィープス」
\2,646(税込)
発売元:ソニーミュージックエンタテインメント

購入はこちら
●サウンドトラック「フラガール plus 1」
\2,940(税込)
発売元:ソニーミュージックエンタテインメント

購入はこちら
●DVD
「フラガールスタンダード・エディション」
\3,120(税込)
発売元:ハピネット・ピクチャーズ

購入はこちら

★ジェイクの弟「ブルース・シマブクロ」の新アルバム発売記念期間限定ブログはこちら!
シマブクロ・ブラザーズ・ウイーク

※アロハストリート2007年春号に掲載した記事です。

公開日 : 2007年 7月 18日

アイランドミュージック「マノア DNA」

2007年4月25日 16:39 | 2006年冬号 アイランド・ミュージック 


アイランド・ミュージック ~話題のミュージシャンたち~
オハナ(家族)が作り出す美しきハーモニー
Manoa DNA/マノアDNA
 オアフ島の閑静な住宅街マノア出身の、グッド・ルッキングな父と息子ふたりの3人グループ「マノアDNA」。さわやかなルックスと親子ならではの息の合ったハーモニーが、デビューCD「Follow Me」とともにハワイの音楽シーンで注目を集めている。グループ名の「DNA」は、遺伝子すなわち親子というイメージに直結するが、「ダディ(D)、ニック(N)、アレックス(A)の頭文字を取ってDNAとつけたら、たまたまうまい具合に医学的なDNAともマッチしたというわけです。もちろんメンバー全員同じDNAを共有していますからね、結束は固いですよ(笑)」(ロイド)。

 名づけ親は、ロイドの妻のカーラさん。夫と息子たちのステージを、傍らでうれしそうに見守る彼女の姿が必ずライブ会場で見られるほど、4人家族は仲が良い。長男のニックは13歳でウクレレを始めるまでは「楽器といえば、学校で習う縦笛(リコーダー)しか手にしたことがなかったかも(笑)。でも父のバンド仲間が家で練習するときは、とても楽しかったのを覚えています。家の中にはいつもライブ・ミュージックがありましたね!」(ニック)。そして弟のアレックスは、2歳くらいから父がギターを弾くと、すぐにおもちゃのウクレレを持って来て真似をするようになり、見るだけでギターを覚えてしまったという。「父がギターを弾くのを真正面で見て、鏡を見るように真似したので、僕は左利きじゃないのに、ギターは左利き。その後ギターやウクレレ教室に行き、右でも弾けるようになったけれど、やっぱり長年鍛えた左の方がラクですね(笑)」(アレックス)。



▲アレックス(弟)

▲ニック(兄)

▲ロイド(父)
 息子たちはハワイの高校を卒業し、それぞれ米本土の大学に進学。「息子たちとグループを組むことが夢だったのか、と聞かれることも多いですが、1年前には考えてもいなかったこと。たまたま息子たちが大学の休暇でハワイに戻っていたときに、あるパーティで“息子たちと一緒に演奏しないか”と頼まれて、軽い気持ちで初めて3人一緒に演奏したんです」(ロイド)。それがきっかけで、1年のうちに2度の来日、ファースト・アルバム・リリースまでを駆け抜けた。

 2006年9月には、東京で開催された世界旅行博でハワイ観光局のゲスト・アーティストとして登場し、ファンを急増させた。しかし「これからの活動についても、アルバムについても、家族全員でじっくり話し合って決めていきます。私たちが家族として出会ったことに感謝し、絆を守っていくことが最も重要なことですから」と父は語る。


 ハワイでは、古代からオハナ(家族)の絆が人間形成や社会形成の基本であると信じられてきた。新世代のコンテンポラリー・ハワイアン・ミュージック界に、オハナを象徴するグループが出てきたことは、意味のあるムーブメントでもある。

●今年のゴールデンウィークもお台場に登場!
お台場ハワイ・フェスティバル
4月28日(土)~4月30日(月)13:30~、16:00~ ※各回約90分
場所:ヴィーナスフォート/パレットタウン 2階教会広場
出演者:マノアDNA、エイミー・ハナイアリイ、ジャッキー&ケハウ、ヴァンスK(司会)
⇒イベントの詳細はこちら www.venusfort.co.jp/hawai/index.html
Manoa DNA
「Follow Me」
Roy Sakuma Productions, Inc.


購入はこちら

※アロハストリート2006年冬号に掲載した記事です。 定期購読のご案内

公開日 : 2007年 4月 25日

アイランド・ミュージック「ホルナペ」

2007年2月 7日 16:59 | 2006年秋号 アイランド・ミュージック 


アイランド・ミュージック ~話題のミュージシャンたち~
ブラザーフッドが生み出す美しいハーモニー
HOLUNAPE ホルナペ
 2006年のナ・ホク・ハノハノ・アウォードの「デュオ&グループ」と「ハワイ語によるパフォーマンス」部門で賞に輝いたホルナペ。この、見るからに人のよさそうな面々で構成されているフレッシュな3人組は、2000年にグループを結成。ここに来て、伝統的なハワイアン・ミュージックの継承者たちにもスポットライトが当たった。しかし…。
 「僕たちの生活は、受賞前とまったく変わらないよ(笑)。それはいいことだと思ってるけどね」と3人で大笑い。どこから見ても仲のいい幼なじみ、といった風情だ。

 ハンサムなベース&ギターのケコア、いつもにこやかなウクレレの名手カマ、そして一見ごつそうに見えるけれど、実はやさしいギターのカナイは、お互いを尊重しあいながら、美しいハーモニーを作り出していく。ケコアとカマは、同じカメハメハ・スクール出身。カナイは、といえば「去年、僕の学校が火事でなくなっちゃったんだ。あはは。」それはもしかして、ハワイ大学の中で最も古い校舎で、火災に遭ってしまった付属校のUHラボ・スクール?「そうそう、だからもうないんだ。悲しいけど、仕方ないよね」と言いながらも屈託がない。その間、ほかのふたりも「そうそう…」とうなずきながらニコニコ。自分の母校がなくなるなんて、誰も経験はしたくないはず。でも、笑っていられるのは、強い絆=ブラザーフッドで結ばれた仲間と、自分たちの音楽があるからに違いない。

 日本では、癒しの音楽と捉えられることの多いハワイアン・ミュージックだが、その種類は実にさまざま。若者に人気のレゲエから伝統的なコンテンポラリー・ミュージックまで、ハワイでラジオを聴けば、バラエティの多さに驚くはずだ。そんな中で、ホルナペの音楽は、本物志向のフラダンサーたちからも支持を集める正統派路線。ギター、ベース、そしてウクレレの3人組という、コンテンポラリー・ハワイアン・ミュージックに欠かせないコンビネーションから紡ぎ出される美しいサウンドの秘密は「誰もリーダーではないこと」だという。3人が常に対等でいる関係は、彼らにとって、とても大事なことなのだ。ハーモニーが自然と美しく重なるのも、きっとそんな彼らの考え方が反映されているからなのだろう。

そして、美しい響きと深い意味を持つハワイ語の「詩」を奏でることを大切にしている彼らに影響を与えたのは、「やっぱり家族だね。」とケコア。ハワイにおいて、ファミリーの絆は何より大切にされるべきもの。だから、彼らにとってのヒーローは、今でもギターを教えてくれたおじさんであり、有名なシンガーの祖母であったりするのだ。

 「Music is strong」。3人が口をそろえてそう言い切る潔さと、彼らのDNAに確実に埋め込まれている音楽への情熱は、お互いが兄弟以上のつながりを感じる最高のパートナーを得て、枯れることはない。
HOLUNAPE
「He 'Olu」
Roy Sakuma Productions, Inc.



※アロハストリート2006年秋号に掲載した記事です。

公開日 : 2007年 2月 7日

アイランド・ミュージック「ハーブ・オータ・ジュニア」

2006年10月11日 17:19 | 2006年夏号 アイランド・ミュージック 

アイランド・ミュージック ~話題のミュージシャンたち~
ウクレレの魅力を世界へ届けるために
Herb Ohta,Jr. ハーブ・オータ・ジュニア
 ウクレレとは不思議な楽器である。大昔、ヨーロッパからハワイへと渡り、独自の音楽を紡いできた小さな楽器は、現代のエネルギッシュな若き伝道師たちの演奏によって、多くの人の心を癒し、魅了しつつある。その手法はさまざまでも、彼らの熱意はそのままウクレレの魅力として、広く世界で受け入れられ始めたようだ。

 そんな若き伝道師のひとり、ハーブ・オータ・ジュニアは、特殊な環境で育ったプレイヤー。ハーブ・オータという偉大なる父に手ほどきを受け、幼いころから英才教育でウクレレを学んできた彼は、まさにサラブレッドと呼ぶにふさわしい存在。だが、父と同じ名前を持つことをプレッシャーに思わず、自分のスタイルを確立するには、相当な努力が必要だったに違いない。現在は、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジの「トロピックス」や、ココ・マリーナの「バビーズ」にて定期的にライブを行っているが、ココ・マリーナでの演奏は、出来るだけたくさんの人にウクレレを楽しんでもらおうと、ボランティアで行っているのだという。
「そう、僕の夢は、今まで演奏したことのない場所へ行って、ウクレレを聴いたことのない人に、このすばらしい音楽を聴かせてあげること。ベスト・ウクレレ・プレーヤーになることがゴールじゃないんだよ。だって僕のまわりには、神さまとか神の子みたいな人がいるからね(笑)」。

 ジュニアが神と呼ぶのは、父ハーブ・オータの恩師であり、伝説的ウクレレ・プレーヤーのエディ・カマエ、そして神の子と表現したのは、言うまでもなく父その人だ。その尊敬する父と競演した待望のCDが6月にリリース。その少し前に発売されたダニエル・ホーとのデュオ・アルバム第2弾「ステップ2」も好評だ。CDには、日本でもおなじみのスタンダードから「サムウエア・オーバー・ザ・レインボー」などの人気曲、ダニエルとのオリジナル曲が収められている。
 「ふたりだと、なぜかレコーディングがスムーズに進むんだ。彼はギターの天才で、スタイルも違うけれど、きっと同じ音楽のテイストを持っているからだと思う」。そんなダニエルとは、共同でウクレレ教則本も出版済み。互いを天才と呼び合い、尊敬しあえる相手とのコラボレーションは、ジュニアの世界を広げるのに大いに貢献しているようだ。

 若手ウクレレ・ミュージシャンの台頭で、にわかに活気を帯びてきたハワイアン・ミュージック界。その中にあって、自分を冷静に見つめながらも、ウクレレの魅力を世界に伝えようとするジュニアの姿は、うりふたつの父を彷彿させるが、そのアプローチは違っている。「音楽に必要なのはテクニックじゃなくて、楽しむこと。楽しまなければ、何も始まらない。だから僕はウクレレを弾き続けるんだ」。
 なるほど、がんばれジュニア!
Herb Ohta,Jr. and Daniel Ho

「Step 2:」

UKULELES IN PARADISE2
Daniel Ho Creations
オータサン&ハーブ・オータ・ジュニア

「オハナ ウクレレ・デュオ」

ビクターエンタテインメント
ハーブ・オータ・ジュニア

ウクレレ教則本
「ディスカバー・ザ・ウクレレ」


ドレミ楽譜出版社
ハーブ・オータ・ジュニア

「ウクレレ アイランド・ハート」

デラ
ハーブ・オータ・ジュニア

「カ・ハナウナ・ホウ」

ワードレコーズ
Herb Ohta,Jr.

「Ukulele Breeze」

Lele Music Productions

ライブ・スケジュール:
●ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ 「トロピックス」毎週水、金曜16:00~19:00
●ココ・マリーナ 「バビーズ」毎月最終金曜20:00~22:00(都合により変更の場合あり)

※アロハストリート2006年夏号に掲載した記事です。

公開日 : 2006年 10月 11日