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NPO ハワイシニアライフ協会設立のご案内

2008年1月 2日 09:42 | オアフ島/ワイキキ ハワイで暮らす 

 2007年に60歳を迎え始めた団塊世代は、今後3年間で約700万人、4年に広げて考えると、約1,100万人が定年を迎え、何らかの形でセカンドライフをスタートしていくと言われています。
 そんな世代を中心としたシニアを対象に、ハワイのビジネス界有志が、非営利団体(NPO)「ハワイシニアライフ協会」を設立。2007年11月1日からサービスを開始しています。アロハストリートも全面的にサポートをしていく同団体の坂井会長にお話をうかがいました。(聞き手:上野編集長)

NPO ハワイシニアライフ協会 坂井諒三会長
1946年生。富山県出身。1970年に早稲田大学商学部卒と同時にソニー株式会社入社。その後、ソニーアメリカの本社、支社勤務を経て、1985年ソニー・ハワイ社の社長に就任。2005年に同社上級顧問となり、2006年定年退職と同時に総合コンサルティング会社R. Sakai Companyをハワイに設立。


夢のハワイライフ実現へ向けて3つの目的

sakai1.jpgアロハストリート(以下アロハ):
このたびは、NPO ハワイシニアライフ協会の設立、おめでとうございます。

坂井会長(以下、坂井):
ありがとうございます。登記から1年かかって、ようやくサービスを開始することができました。この協会設立の目的は3つありまして、まず第1に、団塊世代をはじめとするシニア世代が憧れるハワイでのロングステイをサポートすること。

アロハ:
夢に見ている方は多いと思いますが、その実現には、意外とハードルが高いようですね。

坂井:
そうなんです。ビザが不要の3カ月以内の滞在に限ったとしても、住む場所の問題や、何をしたらいいのかという情報入手の問題、さらには病気になったら……という不安があります。現状では、そのような皆さんを専門にサポートするグループは、なかなか無いのです。

アロハ:
長く滞在する内に、孤独を感じたり、時間を持て余したりという方も多いとうかがいますが。

坂井:
最初は気候のすばらしさをエンジョイできても、だんだんと人と交わりたいとか、社会参加をして有意義な生活を送りたい、と思うようになるものです。とくに団塊の世代というのは、そういう傾向がとても強いと言われていますね。ですから、協会設立の目的の2番目は、会員同士が相互交流できる場を提供し、ハワイでお友だちを作っていただくためのお手伝いをしよう、ということなんです。

アロハ:
お友だちができるだけで、ハワイに来るのが楽しくなりますね。

坂井:
コンドミニアムを所有しているような方々でも、最初は日本から一緒に友だちが来てくれたり、家族や親戚が来たりするので良いのですが、3年、4年目ともなると、だんだん同行者もいなくなり、売り払ってしまうケースが多いと聞いています。

アロハ:
イベントや場の提供によって、仲間作りのお手伝いをしようということなんですね。

坂井:
はい。第3の目的としては、これは将来的なビジョンになりますが、世界各地のシニア協会、ロングステイ協会とも交流を深
め、この活動を世界的な規模にしていきたいと考えています。

アロハ:
日米の親善、そしてグローバルな規模での交流。

坂井:
そのためにもまずは、ハワイのローカル・シニアの皆さんとも交流を深めていこうという計画です。


hslea.jpg
左よりNPO ハワイシニアライフ協会の執行役員:JTBハワイ社長/杉孝、リゾートハワイ不動産社長/野田省三、ナシモト&アソシエイツ社長/梨本昌子、R. Sakai Company社長/坂井諒三、名誉理事:在ホノルル日本国総領事/國方俊男、執行役員:ファーストハワイアン銀行VP/本江滋夫、日本航空ホノルル支店長/山岡隆(敬称略)


毎週金曜はシニアライフの日

アロハ:
イベントや場の提供、ということについてご説明くださいますか?

坂井:
毎週金曜はシニアのためのアクティビティの日として、会員同士の交流を深めるイベントを定期的に開催しています。歴史やアートの街、ダウンタウンを一緒に歩いて食事を共にしたり、カラオケ交流会を行ったり、ワイキキ・ヨットクラブでの食事会や、パール・カントリークラブでのゴルフ会も開催しています。

アロハ:
会員以外、あるいは会員のお友だちでも参加できますか?

坂井:
はい。会員は特別料金でご参加いただけますが、ゲストも大歓迎です。

アロハ:
ハワイライフを楽しむための情報を提供する施設や、会員の集いの場などもあるそうですね。

坂井:
ワイキキの中心のすばらしい立地に、情報を提供する「インフォメーション・センター」と、会員が集い、憩いの場のように利用できる「シニアライフ・カフェ」を設けることができました。

アロハ:
12月からはさらに、どなたでも参加できるオリエンテーションも始まりましたね。

坂井:
シニアライフ・カフェに併設されているカラオケGSスタジオで、協会のサービスをはじめ、ハワイの住まい、そしてハワイにおける資産運用など、シニアの皆さんのとくに関心が高いテーマについてお話をさせていただきます。

アロハ:
なんだか、うかがっているだけでもワクワクしてきますね!

坂井:
ハワイの企業で活躍する在住日本人の皆さんに、理事として参画していただいているだけではなく、たくさんの方がボランティアとして運営に協力をしてくれているんですよ。

アロハ:
日本のシニアとハワイ在住のシニアスタッフが交流を深める機会が、たくさん用意されているということですね。

坂井:
日本各地で行われている団塊世代やシニア向けのロングステイ・セミナーなどにも、専門分野の講師を派遣することなども計画しています。

アロハ:
私たちの企業も、ウエブサイトやパンフレット制作などで、微力ながらお手伝いをさせていただいています。

坂井:
趣旨にご賛同いただき、本当にありがとうございます!

アロハ:
日本側で情報をお探しの方にとって、ウエブサイトがお役に立てるように、私たちももっともっと充実したサイト作りに力を入れていきたいと思います。

坂井:
まだまだすべてが始まったばかりではありますが、皆さんの夢のハワイライフ実現のお役に立てるよう、努力してまいりますので、ひとりでも多くの方に会員になっていただければうれしいです。どうぞよろしくお願いいたします!

ハワイでの滞在を楽しく有益にするためのノウハウをお教えする、ハワイ在住のベテラン専門家によるテーマ別無料セミナーです!たくさんの方のご来訪をお待ちしております。


アクティブ・シニア・セミナー開催中!

gs.jpg開催場所:ワイキキ・ジョイ・ホテル2F GSスタジオ内 320 Lewers St
開催日:1月11日(金)
テーマ:ハワイ日本語メディアについて
講師:イーストウェストジャーナル社長 永井雄治
参加費:一般5ドル、会員4ドル(1ドリンク、チップ込み)
参加資格:希望者は年齢、性別を問わず、どなたでも参加できます。
申込み:前日までにインフォメーション・センター(428-5808)まで
参加資格:希望者は年齢、性別を問わず、どなたでも参加できます。
※2月以降も、毎週第2金曜日に開催予定です。詳しくは協会のホームページをご覧ください。

シニアライフ・インフォメーション・センター

jas.jpgワイキキ・ビジネス・プラザ11階にある当センターでは、ハワイライフを楽しむための情報案内などを行っています。
入会申込み受付、緊急連絡先(24時間)、無料インターネット接続、会員掲示板。
2270 Kalakua Ave ワイキキ・ビジネス・プラザ11F(ジャパン・アンサリング・サービス内)
電話:428-5808
時間:9:00~17:00 年中無休

ハワイ・シニアライフ・カフェ

capchino.jpgワイキキの中心、ルワーズ通りにある在住日本人に大人気のカフェ「カプチーノ・カフェ」内の一画を利用したラウンジです。飲み物、食べ物をオーダーいただければ、国際電話の優待、日本語新聞、週刊誌読み放題、会員掲示板、会員ディスカウントのサービスがご利用になれます。
ワイキキ・ジョイ・ホテル2階320 Lewers St.(カプチーノ・カフェ内)
電話:921-3534(日本語担当:鎌田)
時間:9:30~24:00 年中無休

毎週金曜日はシニアライフの日!最新イベント情報は、ウエブサイトでチェック!
協会の活動に関する最新情報や入会についての詳細は、ウエブサイトをご覧ください。
www.hawaiiseniorlife.org

NPO ハワイシニアライフ協会概要
名称:ハワイ州NPO法人「ハワイシニアライフ協会」
英名:Hawaii Senior Life Enrichment Association
郵送先:P.O.Box 25355, Honolulu, HI 96825
電話:428-5808
ファックス:955-5131
メール:info@hawaiiseniorlife.org
ウエブサイト:www.hawaiiseniorlife.org

編集長の「歯の瞬間矯正 その3」

2004年1月14日 15:09 | ハワイで暮らす 


 ハワイ在住の皆さん、アロハ!
 歯の治療をしながら、歯並びも矯正してしまおうという一石二鳥の審美歯科の体験レポート、今回が最終回です。ブレスをつけたりする矯正とは違い、数週間で完璧な歯並びが手に入るEmpress Crownによる矯正。自分の歯がそのまま生きるわけではないのですが、でも抜いちゃうわけでもないので、入れ歯やインプラントとは違います。もう少しお手軽にできてしまうので、「瞬間矯正」と呼ばれたりするのでしょう。
 テレビのメイクオーバー・ショーなどでも一躍有名になったこの方法。かなりのコストがかかるのは覚悟しなければなりませんが、あなたの口元の印象、あるいは顔全体の印象がガラッと変わります。美容の面だけでなく、私のように歯科衛生の面からも役立つことがあるのです。さて、仮歯を抜いて、本物のきれいな歯を入れる日が来ました!
提供: フジイ・デンタル

【仮歯をはずして、本物を入れる準備にかかります】
 本物のEmpress Crownが届いたと連絡があったのは、型を取ってから3週間後のこと。今回の診療はだいぶ短めの時間ですみそうです。仮歯を取って、本歯(というのでしょうか)をくっつけ、かみ合わせを調整するという作業のみだから、2時間程度で終わるはず。

 仮歯も最初の頃はなんか大きく感じたり、ざらざらした感触が慣れなかったりして違和感がありましたが、数日後には、まるで自分の歯のようになじんでいました。見た目も本物の歯との区別がつかず、さらに食事にも会話にも何の影響もありませんでした。もうこのままでもいいのに…という気にすらなっていたほど(笑)。しかし耐久性は全然保証できない脆い素材なので、そうもいきません。

 さて、アポの当日。おさらいまでに、右上が仮歯の状態です。どうです? 全然偽物の歯だとはわからないでしょ? そして、右の写真にある歯形は私のもの。前歯の位置にすっぽりはまっているのが、これから私の歯に収まるEmpress Crownの歯です。お~、ツヤツヤで美しい。ビューティフル~! なんというんでしょう、遠目にも素人目にも、自然な白さと透明感がすぐに分かって、本物の歯よりもきれい。これが自分の口の中におさまるのかと思うと、ワクワクしてきました!

 まずはこないだのように、仮歯にタテの深い溝を入れていって、小さなノミのようなものを当てて、パカッと仮歯を割って、ふたたび土台となる部分をクリーニング。いよいよ歯形にはまったEmpress Crownの登場です。










【クリーンにしたら、Empress Crownを入れて完了!】
 まずはボンドをつけずに、クラウンを軽くはめてみます。おー、いい感じ、いい感じ。鏡で見せてもらったのですが、とても自然な輝きで、舌で触っても、ツルッツル。思わず「おいしい」とさえ感じてしまうほど(笑)。口の中にずっとずっと入っているものだから、この触感は大事なんです。

 あとはこれをボンドでしっかりくっつける作業が始まりました。何をやっているのか自分ではわからなかったのですが、実は右の写真のようにすんごいことになっていたようです(こ、これは公共の場で見せていいのでしょうか…?)。唾や水がかかったりしないように、ありとあらゆるプロテクションが施され、まるで大手術でもしているかのよう。しかし、本人は、横になって目を閉じているので、実はとっても良い気分だったりします…。

 しゃべれない私に、ドクター・フジイがいろいろなお話しを聞かせてくれます。寝るなよ、ということなんでしょうか。日本語をカタコトでお話しされる日本びいきのベテラン・ドクター。KIKUテレビのドラマが好きで、難しい話になったり、確認が必要なことになったりすると、日本生まれのアシスタントのスーザンさんが完璧な日本語でフォローしてくれるので、とても良いコンビです。医療用の英語は難しくて…、と歯医者さん通いを敬遠している方でも、全然心配はありません。

 ジョークいっぱいの楽しい話をしながらも、先生はなんか緻密な作業をしていたんですね。ヨシ古澤の写真を見て、はじめて分かりました。私は良い心持ちでウトウト…。いったいどのくらい時間がたったのでしょうか、突然、口の回りが涼しくなったような気がして目が覚めました。いよいよプロテクションが外された瞬間です。スーザンさんと先生が、余分なボンドを取ったり、歯の隙間をあらためてクリーニングしたりしてくれて、いよいよ完成です!

 眠かったので、ボーっとしております…。でも歯は自然な輝き。舌で触っても、裏も表もツルッツル。あー気持ちいい! もうこればっかりは実際に試してもらうしかありません。再び鏡で確認させてもらいましたが、乳白色の透明感ある健康そうな歯が、顔の印象を変えてくれたような気さえします。とはいっても元の顔は変わらないので(笑)、あくまでも気のせいかもしれませんが、本人が良ければそれでいい、ということもあります。きれいな歯が手に入れば、何も気にせず笑ったりできるもの。自信は人の印象を大きく変えますから、自己満足でも大いに結構なのだと思います。

 私の場合はわずか5本でしたが、何本くらいやるのが適当かは、それぞれの歯の状態によってまったく異なります。根の状態の善し悪しによっても、治療の時間や方法が変わってきますので、まずはフリーコンサルテーションを受けてみることをおすすめいたします。私も、折りを見て、奥歯に入った金属クラウンをすべて変えようと思っています。











取材協力: フジイ・デンタル (日本語でのお問い合わせOKです。)

公開日:2004年 1月 14日

編集長の「歯の瞬間矯正 その2」

2004年1月 7日 15:11 | ハワイで暮らす 


 ハワイ在住の皆さん、アロハ!
 歯の治療をしながら、歯並びも矯正してしまおうという一石二鳥の審美歯科の体験レポートをお送りしています。痛んだ歯や、歯並びのひどい部分を削って細くし、そこにセラミックでできた乳白色の完璧なEmpress Crownをかぶせるという技術。それほど大げさなことをするわけではないのに、人によっては劇的な変化を顔全体の印象にもたらしてくれます。2004年は、自分自身にちょっとした投資をしてみてはいかがでしょうか?
提供: フジイ・デンタル


【こんなにも変わる口元の印象】
 私の場合はもともとセラミックのかぶせものをしていたので、見た目の劇的変化はありません。でも、歯並びの悪い方というのは本当にいるもので、ドクター・フジイのところに相談があった方々の中から、代表例をご紹介させていただきましょう。

『例 その1』
 まずはマイクさんの例。歯が黒ずんでいるだけでなく、上部の歯と歯の間がすべて大きな隙間だらけ。年齢よりもはるかに上に見えてしまうだけでなく、口を開けるのが恥ずかしくて、思わず消極的になってしまったりします。口臭もありそうなイメージに見えてしまいますね。
 彼の場合は、上の前歯6本を削って土台を作り、それぞれにEmpress Crownをはめ込んでいきました。両側や下の歯との調和もバッチリ。隙間のない、見事な歯並びに大変身です。

『例 その2』
 次はケイコさんの例ですが、彼女の場合は、歯そのものはいたって健康そう。ただ歯並びが悪いので、歯の衛生状態も悪く見えてしまいます。右の上部の歯は左に向かい、左の上部の歯は右に向かって生えている状態。真ん中の大きな歯の間には、見事な隙間ができています。
 ということで、彼女の場合は上部の歯の8本を削って、Empress Crownをはめ込みました。まるで別人のような印象になりましたね。ここで注目したいのは、スマイルしたときの唇や口元の形そのものまで変わっていること。審美歯科は、歯の見た目の補正だけではなく、こうやって口元そのものの印象まで変えてしまうのです。

『例 その3』
 ポールさんの場合は、歯並びというよりも、上下共に前歯がひどく変色しているのが気になります。さらに犬歯にはクラウンが入っていますが、不自然で真っ白な素材で、ほかの歯と比べても違和感は隠せません。保険会社のマーケティング・ディレクターをしているという彼。やはりパッと見た感じの印象で人の好感度というのは左右されてしまうので、思い切ってドクター・フジイに相談してみた、というわけです。
 さて、治療後の彼のスマイルは自信に満ちて、好感度も大幅にアップ! うーん、うらやましいくらいの変わり方ですね。これだけの数の歯を全部、Empress Crownに替えるとなると、かなりの額となるわけですが、それでも毎日の気持ちの持ち方が変わるだけでなく、仕事での成功という報酬もあったりするわけで、彼自身、本当にやって良かったと納得です。

『例 その4』
 最後の例は、リナさん。ご覧の通り、彼女の以前の歯の状態は、申し訳ないけれどひどすぎますね。彼女自身、ずっと長いこと、この歯並びで悩んでこられたそうです。折れているものもあるようですし、口元の印象を作る上で一番大切という前歯が短くて斜め。うーむ。これは普通の歯列矯正では絶対に治らないケースです。歯の生え際の場所も一直線ではないのですが、ここまで含めて矯正できてしまうのが、審美歯科。レーザーで歯茎をカットしたりして、きれいなラインにしていくのです。
 そして仕上がった状態の彼女。まったく別人のような印象ですね。自然な白さで、完璧な形の歯が、美しく並んでリナさんの口元を輝かせています。スマイルも自信たっぷり。何度もドクター・フジイとディスカッションを重ねた結果、心から満足できる仕上がりになったようです。














【治療の第一段階が始まり】
 さて、私自身のことに話は戻ります。ドクター・フジイにお会いするまで疑問にも思わなかったのですが、私が日本で入れてきた前歯4本のクラウンは、なぜか2本ずつ固定された状態で作られています。確か「強度」を実現するための方策だったのですが、アメリカではそういうことは、ほとんどしないとか。せっかくデンタルケアにいそしんでいたにも関わらず、やっぱり根本が虫歯になってしまった原因のひとつは、2本ずつ固定されているから、普通のやり方ではフロスができないこと。だから面倒くさくて、そこだけスキップしてしまったりしたのでした。

 今度はそういうことがないように、一本ずつ別々なものを入れることになりました。やったぁ~、これで全部の歯の間をフロスできます。後はとくに特別リクエストもないので、もう経験豊かなドクター・フジイにおまかせです。まずは「ビフォア」状態の写真撮影。歯をクローズ・アップで写真に撮られるのは、本当に恥ずかしいことですが、これもベストな結果を生むためのプロセスのひとつ。

 そしてひとつひとつ、10年前に入れたクラウンを外していきます。外す前にドクターが怖れていたのは、支柱になっている部分がメタルであること。もしメタルだったりすると、新しいクラウンは半透明の乳白色のため、その中が透き通って黒ずんで見えてしまうのです。外す、と言っても、10年間しっかり根っこにくっついていたものを取るのですから並大抵ではありませぬ。まずはクラウンのタテに深く切り目を入れていき、そこにノミのような道具を当てて、カンカンとたたくと、カパっとクラウンが割れて、中の土台となっている自分の歯が出てきました。おー、幸いメタルで覆われてはいません。が、しかし、み、醜い…。わざわざ鏡を持たされて自分を見せられたりしたのですが、もう顔から火が噴くほどひどい状態。すきっ歯の極限の姿で、しかもひとつひとつの歯の土台が汚いのです。は、早く治療して、蓋をかぶせてください(笑)。

 まずは歯の治療から始めます。審美歯科とはいっても、何も単に見栄えだけを整えるわけではないのです。歯が歯としての役割をきちんと機能するためにも、衛生と健康状態が何よりも大切。だから、歯科医としての知識や経験が豊富で熟練した人にお願いしないと、見た目はよくなっても、後で問題が…なんてことにもなりかねないわけですね。その点、ベテラン歯科医のドクター・フジイならば安心です。

 虫歯の治療はもちろん、10年前に神経を抜いたところもやっぱり痛んでいるので、再度治療しなおしていただきます。すっかり蓋をされてしまった場所なので、こうやってカパっと取ってみないと、その中がどうなっているのかすら分からないのですね。10年寿命と言われていたけれど、クラウンの寿命の前に、手入れが難しい根本の方がダメになっていたのでした。

 すべてをきれいに掃除して加工して、その後、クラウンを作るための型を取ります。ここまで来ればもう終盤。「でも、本物のクラウンができあがるまでの間はどうすればいいんだろう…?」そういえば、クラウンができるまで3週間くらいかかると言われました。それまでの間、どうすればいいの?

 いやいや心配はご無用。今の歯科医療技術は進んでいるのですねえ。その場で本物とほぼ見た目も一緒の仮歯ができてしまうのです。もちろん耐久性もクォリティも全然別物なんですけど、「このまま仮歯のままで戻ってこない患者さんもいるんだよ」とドクターがおっしゃるように、これでもいいよなあ、と思える仕上がり。私の場合、治療もあったので、かなり時間はかかりました。下の歯も1本いじったので、計5本。元のクラウンをカットして外し、中から出てきた歯を治療し、型を取って写真撮って、仮歯をはめるのにかかった合計時間は、なんと5時間! でも治療中も麻酔をきちんとしてくれたし、神経を抜いてない歯や歯茎にも痛みはまったくありませんでした。麻酔が切れた後も、まったくOK。

 仮歯とはいえ、白さも艶も本物の歯のようです。でも表面は少しざらざらしています。こんな歯がアッという間に作られてしまうなんて驚きですが、これが仮のものだとしたら、3週間後にできあがる本物のクラウンは、いったいどんなにキレイなんでしょう? 本当に楽しみです!

【次週最終回に続く】
































取材協力: フジイ・デンタル (日本語でのお問い合わせOKです。)

公開日:2004年 1月 7日

編集長の「歯の瞬間矯正 その1」

2003年12月31日 15:15 | ハワイで暮らす 



 ハワイ在住の皆さん、こんにちは。
 唐突ですが、皆さんは、ハワイに住むようになってから、ちゃんと歯医者さんに行っていらっしゃいますか?
 私は最初は学生で来たこともあり、歯医者さんの保険を持っていませんでした。ぽこっとかぶせた銀歯が取れて某歯科医にかけこんだのですが、接着剤でくっつけてもらう応急措置だけで100ドル近く取られてビックリ。それも知人からの紹介だったので、少しディスカウントしてくれていたらしいのですが…。
 働くようになってからはデンタルの保険も手に入り、無事、お気に入りの歯科医とも出会えました。年を重ねるごとに歯も歯茎ももろくなっていくようなので、皆さんも十分にケアしましょうね(年寄りくさくてすみません・笑)。
 さてこのたび、ハリウッド俳優たちもやっているという歯の瞬間矯正をやってみることになりました。どんなにひどい歯並びの人でも完璧になってしまう施術です。前編・中編・後編の3回にわたってお送りいたします。
提供: フジイ・デンタル

【子どもの頃の悲惨な歯医者体験】
 子どもの頃は歯医者が大嫌いで、あの音や痛みや匂い、すべてに拒絶反応がありました。思えば今のように歯列矯正などが一般的ではないどころか、日本では「八重歯はかわいい」と放っておいたりするのが当たり前の時代でした。虫歯でもなければ歯医者に行くこともなく、痛みがなければ、虫歯だって放っておくのが普通の子どもだったような気もします。

 20歳前後で虫歯がひどくなったので、仕方なく近所の歯医者に行ったものの、これがとんでもない素人医師。10年間も放っておいた私はありとあらゆるところに虫歯や痛んだ歯茎があったのですが、その治療にこっぴどい失敗をされました。とくに奥歯の歯茎の神経を抜いた際に、根とその周囲の歯茎を傷つけられたのは重傷で、以来、疲労が溜まったりした時などに、そこが化膿してしまう症状に悩まされていました。

 さらにまた10年間たった30歳前後のこと。ずっと放っておいた歯や歯茎が痛み始めました。前歯から奥歯まで、かなりの数の虫歯が発生していたようでしたが、素人療法の犠牲に苦しんでからは、よっぽどの緊急事態でないと歯医者さんに行けない体質になっていたのです。が、今度こそ、とても良いお医者さんに巡り会えて、1年半にわたって、毎週のように通いながら、ありとあらゆるところを直してもらいました。ここで初めて、半年に一度の「歯のクリーニング」習慣の大切さやデンタル・フロスのことなども教えていただき、遅ればせながら歯の衛生に目覚めた私でした。

 もともと私の前歯は極端に並び方の悪い生え方をしていました。正面の前歯2本は極端に大きく、その両隣りの歯を押しやるほど。おかげで両隣りの歯は、小さい歯しか生えず、しかも斜め後ろ側に追いやられて正面からは見えないほどでした。フロスをしなければ歯ブラシではとても磨くことなどできず、おかげでそれぞれの歯の間は取り返しのつかないほどの虫歯が進行していました。親切な先生と時間をかけて対策を相談させていただいた結果、虫歯部分をすべて削ってしまって芯だけは残しながら、そこに「差し歯」をかぶせるという治療法を提案されました。

 それは虫歯治療になるだけでなく、ガタガタだった歯並びも矯正でき、確かに一石二鳥の解決策でした。大きな前歯も削ってしまって、普通サイズの前歯をかぶせる。小さな虫歯だらけの歯も、芯だけ残して削り、中くらいのサイズのかぶせものをする。途端に、普通の整った歯並びの前歯が完成、というわけです。

 ただ、保険でカバーできるタイプの歯は、グレイっぽく濁りがって輝きもなく、とても「改善」を意図とした時に選択できるものではありませんでした。しかも寿命は持って5年という短さ。保険が利かないタイプのセラミック製は、白くなめらかで、寿命も10年以上という補償付ながら、値段は1本13万円…。確かに高いのですが、絶対に隠すことのできない前歯の話なので、結果として、かみあわせが悪かった下の歯1本もあわせて、計5本の差し歯を入れることを決断したのでした。治療には痛みはまったくなく、終わった後の結果には大満足。驚くほど口元の印象が変わり、周囲の人からも好感のコメントをたくさん受けました。歯並びが変わっただけで、人の顔というのはこうも変わるものなのか、と我ながらその変化に驚いたものです。















【ハワイでの歯科医体験。アッという間に来た差し歯の寿命】
 さて、その後ハワイに来て、デンタル保険を手に入れてからは、きちんと半年に一度のクリーニングと検診を受けてきました。なので、大きな虫歯やトラブルもなく、順調、順調と思っていた矢先、寿命10年と言われていた差し歯の付け根に違和感を感じるようになりました。かかりつけのドクター・フジイに相談したところ、差し歯の中の根が虫歯になっているとのこと。

 ここで、ドクター・フジイから、アメリカの新技術として流行している完全セラミックの差し歯について教えていただきました。私が日本で入れた歯も外側はセラミックだったのですが、実は中は昔ながらの金属。体調に微妙に影響してしまう軽い金属アレルギーの私は、かねてから歯の詰め物や古いかぶせものを非金属の素材に変えていっていたのですが、思わぬところに大きな金属片が残っていたのでした。

 自分の差し歯と、ドクター・フジイのおすすめする差し歯を比較すると、その美しさには天と地ほどの差があって、ビックリしてしまいました。完全セラミックなので、本物の歯のように「透明感」があるのです。Translucentという言葉で表現されていますが、本来の歯そのもののように、透き通った感じの自然な乳白色。対する私の歯は、明らかに銀の金属部分が黒ずんで見えるのでした。10年前のあの時は、灰色の歯と比べていたのでキレイに見えていたのですが、愕然とするほど、今となっては「汚い」印象だったのです。

 アメリカ人の歯並びや歯の白さへのこだわりは相当なものがあるのは、在住の皆さんはよくご存じかと思います。小さな子だけでなく、大人でさえも何年もブレスをして矯正に励んだりするのは、ちょっとしたカルチャーショックでもあります。40歳を過ぎた大スターのトム・クルーズまでもが、雑誌の表紙に透明な歯列矯正ブレスをつけて登場したのは、さすがにアメリカでも話題になりましたが、矯正自体は恥ずかしいことではなくて、矯正もしていないガタガタの歯並びをしていることが恥ずかしいことなんだと、自然と違う価値観も受け入れられるようになっていたころでした。

 時を同じくして、究極のメイクオーバーを題材とするテレビ番組や雑誌記事を盛んに目にするようにもなりました。整形、プチ整形、ダイエット、フィットネス、ファッション、コスメ、ヘアメイクなど、様々なジャンルの最先端テクニックを駆使して、見違えるように変身してしまう男性・女性。矯正しきれない歯並びや、どうしようもなく黄ばんだ歯を、セラミックの差し歯で完璧なまでの歯並びに差し替えてしまう人も登場し、それがごく簡単に行うことができる一般的に普及した技術であることもよく分かります。歯の健康ということ以外に、美容的な観点からも、たくさんの方々が、すでにこの技術を利用しているようです。

 いずれにしろ、古い差し歯の寿命も来ていたし、中の根が危うい状態になったので、それは外さざるを得ません。ドクター・フジイの治療技術はすでに十分にわかっていましたし、信頼関係もしっかり築き上げられた後だったので、不安な要素はまったくなく、迷わずセラミックの歯を手に入れることにいたしました。ドクター・フジイとの面談を何度か重ね、危うい状態の根の治療も同時に行いながら、私の歯のメイクオーバー作戦が始まったのです!

【次週に続く】



















公開日:2003年 12月 31日