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編集長の「歯の瞬間矯正 その3」

2004年01月14日 | ハワイで暮らす 


 ハワイ在住の皆さん、アロハ!
 歯の治療をしながら、歯並びも矯正してしまおうという一石二鳥の審美歯科の体験レポート、今回が最終回です。ブレスをつけたりする矯正とは違い、数週間で完璧な歯並びが手に入るEmpress Crownによる矯正。自分の歯がそのまま生きるわけではないのですが、でも抜いちゃうわけでもないので、入れ歯やインプラントとは違います。もう少しお手軽にできてしまうので、「瞬間矯正」と呼ばれたりするのでしょう。
 テレビのメイクオーバー・ショーなどでも一躍有名になったこの方法。かなりのコストがかかるのは覚悟しなければなりませんが、あなたの口元の印象、あるいは顔全体の印象がガラッと変わります。美容の面だけでなく、私のように歯科衛生の面からも役立つことがあるのです。さて、仮歯を抜いて、本物のきれいな歯を入れる日が来ました!
提供: フジイ・デンタル

【仮歯をはずして、本物を入れる準備にかかります】
 本物のEmpress Crownが届いたと連絡があったのは、型を取ってから3週間後のこと。今回の診療はだいぶ短めの時間ですみそうです。仮歯を取って、本歯(というのでしょうか)をくっつけ、かみ合わせを調整するという作業のみだから、2時間程度で終わるはず。

 仮歯も最初の頃はなんか大きく感じたり、ざらざらした感触が慣れなかったりして違和感がありましたが、数日後には、まるで自分の歯のようになじんでいました。見た目も本物の歯との区別がつかず、さらに食事にも会話にも何の影響もありませんでした。もうこのままでもいいのに…という気にすらなっていたほど(笑)。しかし耐久性は全然保証できない脆い素材なので、そうもいきません。

 さて、アポの当日。おさらいまでに、右上が仮歯の状態です。どうです? 全然偽物の歯だとはわからないでしょ? そして、右の写真にある歯形は私のもの。前歯の位置にすっぽりはまっているのが、これから私の歯に収まるEmpress Crownの歯です。お~、ツヤツヤで美しい。ビューティフル~! なんというんでしょう、遠目にも素人目にも、自然な白さと透明感がすぐに分かって、本物の歯よりもきれい。これが自分の口の中におさまるのかと思うと、ワクワクしてきました!

 まずはこないだのように、仮歯にタテの深い溝を入れていって、小さなノミのようなものを当てて、パカッと仮歯を割って、ふたたび土台となる部分をクリーニング。いよいよ歯形にはまったEmpress Crownの登場です。










【クリーンにしたら、Empress Crownを入れて完了!】
 まずはボンドをつけずに、クラウンを軽くはめてみます。おー、いい感じ、いい感じ。鏡で見せてもらったのですが、とても自然な輝きで、舌で触っても、ツルッツル。思わず「おいしい」とさえ感じてしまうほど(笑)。口の中にずっとずっと入っているものだから、この触感は大事なんです。

 あとはこれをボンドでしっかりくっつける作業が始まりました。何をやっているのか自分ではわからなかったのですが、実は右の写真のようにすんごいことになっていたようです(こ、これは公共の場で見せていいのでしょうか…?)。唾や水がかかったりしないように、ありとあらゆるプロテクションが施され、まるで大手術でもしているかのよう。しかし、本人は、横になって目を閉じているので、実はとっても良い気分だったりします…。

 しゃべれない私に、ドクター・フジイがいろいろなお話しを聞かせてくれます。寝るなよ、ということなんでしょうか。日本語をカタコトでお話しされる日本びいきのベテラン・ドクター。KIKUテレビのドラマが好きで、難しい話になったり、確認が必要なことになったりすると、日本生まれのアシスタントのスーザンさんが完璧な日本語でフォローしてくれるので、とても良いコンビです。医療用の英語は難しくて…、と歯医者さん通いを敬遠している方でも、全然心配はありません。

 ジョークいっぱいの楽しい話をしながらも、先生はなんか緻密な作業をしていたんですね。ヨシ古澤の写真を見て、はじめて分かりました。私は良い心持ちでウトウト…。いったいどのくらい時間がたったのでしょうか、突然、口の回りが涼しくなったような気がして目が覚めました。いよいよプロテクションが外された瞬間です。スーザンさんと先生が、余分なボンドを取ったり、歯の隙間をあらためてクリーニングしたりしてくれて、いよいよ完成です!

 眠かったので、ボーっとしております…。でも歯は自然な輝き。舌で触っても、裏も表もツルッツル。あー気持ちいい! もうこればっかりは実際に試してもらうしかありません。再び鏡で確認させてもらいましたが、乳白色の透明感ある健康そうな歯が、顔の印象を変えてくれたような気さえします。とはいっても元の顔は変わらないので(笑)、あくまでも気のせいかもしれませんが、本人が良ければそれでいい、ということもあります。きれいな歯が手に入れば、何も気にせず笑ったりできるもの。自信は人の印象を大きく変えますから、自己満足でも大いに結構なのだと思います。

 私の場合はわずか5本でしたが、何本くらいやるのが適当かは、それぞれの歯の状態によってまったく異なります。根の状態の善し悪しによっても、治療の時間や方法が変わってきますので、まずはフリーコンサルテーションを受けてみることをおすすめいたします。私も、折りを見て、奥歯に入った金属クラウンをすべて変えようと思っています。











取材協力: フジイ・デンタル (日本語でのお問い合わせOKです。)

公開日:2004年 1月 14日

編集長の「歯の瞬間矯正 その2」

2004年01月07日 | ハワイで暮らす 


 ハワイ在住の皆さん、アロハ!
 歯の治療をしながら、歯並びも矯正してしまおうという一石二鳥の審美歯科の体験レポートをお送りしています。痛んだ歯や、歯並びのひどい部分を削って細くし、そこにセラミックでできた乳白色の完璧なEmpress Crownをかぶせるという技術。それほど大げさなことをするわけではないのに、人によっては劇的な変化を顔全体の印象にもたらしてくれます。2004年は、自分自身にちょっとした投資をしてみてはいかがでしょうか?
提供: フジイ・デンタル


【こんなにも変わる口元の印象】
 私の場合はもともとセラミックのかぶせものをしていたので、見た目の劇的変化はありません。でも、歯並びの悪い方というのは本当にいるもので、ドクター・フジイのところに相談があった方々の中から、代表例をご紹介させていただきましょう。

『例 その1』
 まずはマイクさんの例。歯が黒ずんでいるだけでなく、上部の歯と歯の間がすべて大きな隙間だらけ。年齢よりもはるかに上に見えてしまうだけでなく、口を開けるのが恥ずかしくて、思わず消極的になってしまったりします。口臭もありそうなイメージに見えてしまいますね。
 彼の場合は、上の前歯6本を削って土台を作り、それぞれにEmpress Crownをはめ込んでいきました。両側や下の歯との調和もバッチリ。隙間のない、見事な歯並びに大変身です。

『例 その2』
 次はケイコさんの例ですが、彼女の場合は、歯そのものはいたって健康そう。ただ歯並びが悪いので、歯の衛生状態も悪く見えてしまいます。右の上部の歯は左に向かい、左の上部の歯は右に向かって生えている状態。真ん中の大きな歯の間には、見事な隙間ができています。
 ということで、彼女の場合は上部の歯の8本を削って、Empress Crownをはめ込みました。まるで別人のような印象になりましたね。ここで注目したいのは、スマイルしたときの唇や口元の形そのものまで変わっていること。審美歯科は、歯の見た目の補正だけではなく、こうやって口元そのものの印象まで変えてしまうのです。

『例 その3』
 ポールさんの場合は、歯並びというよりも、上下共に前歯がひどく変色しているのが気になります。さらに犬歯にはクラウンが入っていますが、不自然で真っ白な素材で、ほかの歯と比べても違和感は隠せません。保険会社のマーケティング・ディレクターをしているという彼。やはりパッと見た感じの印象で人の好感度というのは左右されてしまうので、思い切ってドクター・フジイに相談してみた、というわけです。
 さて、治療後の彼のスマイルは自信に満ちて、好感度も大幅にアップ! うーん、うらやましいくらいの変わり方ですね。これだけの数の歯を全部、Empress Crownに替えるとなると、かなりの額となるわけですが、それでも毎日の気持ちの持ち方が変わるだけでなく、仕事での成功という報酬もあったりするわけで、彼自身、本当にやって良かったと納得です。

『例 その4』
 最後の例は、リナさん。ご覧の通り、彼女の以前の歯の状態は、申し訳ないけれどひどすぎますね。彼女自身、ずっと長いこと、この歯並びで悩んでこられたそうです。折れているものもあるようですし、口元の印象を作る上で一番大切という前歯が短くて斜め。うーむ。これは普通の歯列矯正では絶対に治らないケースです。歯の生え際の場所も一直線ではないのですが、ここまで含めて矯正できてしまうのが、審美歯科。レーザーで歯茎をカットしたりして、きれいなラインにしていくのです。
 そして仕上がった状態の彼女。まったく別人のような印象ですね。自然な白さで、完璧な形の歯が、美しく並んでリナさんの口元を輝かせています。スマイルも自信たっぷり。何度もドクター・フジイとディスカッションを重ねた結果、心から満足できる仕上がりになったようです。














【治療の第一段階が始まり】
 さて、私自身のことに話は戻ります。ドクター・フジイにお会いするまで疑問にも思わなかったのですが、私が日本で入れてきた前歯4本のクラウンは、なぜか2本ずつ固定された状態で作られています。確か「強度」を実現するための方策だったのですが、アメリカではそういうことは、ほとんどしないとか。せっかくデンタルケアにいそしんでいたにも関わらず、やっぱり根本が虫歯になってしまった原因のひとつは、2本ずつ固定されているから、普通のやり方ではフロスができないこと。だから面倒くさくて、そこだけスキップしてしまったりしたのでした。

 今度はそういうことがないように、一本ずつ別々なものを入れることになりました。やったぁ~、これで全部の歯の間をフロスできます。後はとくに特別リクエストもないので、もう経験豊かなドクター・フジイにおまかせです。まずは「ビフォア」状態の写真撮影。歯をクローズ・アップで写真に撮られるのは、本当に恥ずかしいことですが、これもベストな結果を生むためのプロセスのひとつ。

 そしてひとつひとつ、10年前に入れたクラウンを外していきます。外す前にドクターが怖れていたのは、支柱になっている部分がメタルであること。もしメタルだったりすると、新しいクラウンは半透明の乳白色のため、その中が透き通って黒ずんで見えてしまうのです。外す、と言っても、10年間しっかり根っこにくっついていたものを取るのですから並大抵ではありませぬ。まずはクラウンのタテに深く切り目を入れていき、そこにノミのような道具を当てて、カンカンとたたくと、カパっとクラウンが割れて、中の土台となっている自分の歯が出てきました。おー、幸いメタルで覆われてはいません。が、しかし、み、醜い…。わざわざ鏡を持たされて自分を見せられたりしたのですが、もう顔から火が噴くほどひどい状態。すきっ歯の極限の姿で、しかもひとつひとつの歯の土台が汚いのです。は、早く治療して、蓋をかぶせてください(笑)。

 まずは歯の治療から始めます。審美歯科とはいっても、何も単に見栄えだけを整えるわけではないのです。歯が歯としての役割をきちんと機能するためにも、衛生と健康状態が何よりも大切。だから、歯科医としての知識や経験が豊富で熟練した人にお願いしないと、見た目はよくなっても、後で問題が…なんてことにもなりかねないわけですね。その点、ベテラン歯科医のドクター・フジイならば安心です。

 虫歯の治療はもちろん、10年前に神経を抜いたところもやっぱり痛んでいるので、再度治療しなおしていただきます。すっかり蓋をされてしまった場所なので、こうやってカパっと取ってみないと、その中がどうなっているのかすら分からないのですね。10年寿命と言われていたけれど、クラウンの寿命の前に、手入れが難しい根本の方がダメになっていたのでした。

 すべてをきれいに掃除して加工して、その後、クラウンを作るための型を取ります。ここまで来ればもう終盤。「でも、本物のクラウンができあがるまでの間はどうすればいいんだろう…?」そういえば、クラウンができるまで3週間くらいかかると言われました。それまでの間、どうすればいいの?

 いやいや心配はご無用。今の歯科医療技術は進んでいるのですねえ。その場で本物とほぼ見た目も一緒の仮歯ができてしまうのです。もちろん耐久性もクォリティも全然別物なんですけど、「このまま仮歯のままで戻ってこない患者さんもいるんだよ」とドクターがおっしゃるように、これでもいいよなあ、と思える仕上がり。私の場合、治療もあったので、かなり時間はかかりました。下の歯も1本いじったので、計5本。元のクラウンをカットして外し、中から出てきた歯を治療し、型を取って写真撮って、仮歯をはめるのにかかった合計時間は、なんと5時間! でも治療中も麻酔をきちんとしてくれたし、神経を抜いてない歯や歯茎にも痛みはまったくありませんでした。麻酔が切れた後も、まったくOK。

 仮歯とはいえ、白さも艶も本物の歯のようです。でも表面は少しざらざらしています。こんな歯がアッという間に作られてしまうなんて驚きですが、これが仮のものだとしたら、3週間後にできあがる本物のクラウンは、いったいどんなにキレイなんでしょう? 本当に楽しみです!

【次週最終回に続く】
































取材協力: フジイ・デンタル (日本語でのお問い合わせOKです。)

公開日:2004年 1月 7日