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やめる勇気
2009年06月23日
人は皆、同じだけの時間しか持っていないのに、たくさんのことを達成できる人と、そうでない人がいます。時間術の本がたくさん出て、どれも流行るのは、世の中のスピードがどんどん早くなって、やらねばならないと思えることも、やりたいと思わせてくれることもたくさん目に映るようになってきたからなのでしょうか。
もういっぱいいっぱい、という人が、まだあれもこれも、と詰めこもうとしても、水であふれかえったコップに、もう水は入りません。もうちょっと入れたいのだけど、と思ったら、今入っている水を捨てないと。我々の生活のことで言えば、何かをやめる、ということですね。
省力化だけで救える時間もあるとは思いますが、基本は止めちゃうのが一番だと思います。でも、緊急性が低いからというだけで止めてしまうと、1年後、2年後の人生に差が出ますから、たとえば読書や、大切な人とのふれあいの時間や、リサーチや、睡眠、食事など、健康管理などに関わる時間を減らしてはいけません。
「本を読む時間がない」という人に対して、「本を読まないから時間がないのだ」と言った「レバレッジ・リーディング」の本田直之氏の言葉は、まさにその通りと思います。緊急性だけで物事の優先順位を決めてはいけない、ということは、「7つの習慣」をはじめ、仕事術、時間術の書籍で盛んに言われていること。重要だけど緊急度は低いことに、どれだけ優先権を与えていけるかが、人の将来を決めているのですよね。
昨日は会社の皆に、全体会議の場で「1.止めてもいいんじゃないかと思うこと」「2.時間の無駄だからやりたくないと思うこと」「3.自分じゃなくて人がやった方が良いと思うこと」を自由に書き連ねてもらいました。私がはたから見ているのと、実際に書かれた事柄とは、大いに開きがあり、それはとても面白い現象でした。
たいがいは人から強制されていることが2番に入り、自分に自信がないことが3番に入っています。このことは止めてもいいんじゃないの?とはたから見ていて思うことは、あまり入っていなくて、やっぱりそうだよな、皆、自分がやっていることは大事だと思ってやっているわけだよな、と納得。
すでに習慣になった何かを止めるのは、新しいことを始めるより、はるかに勇気が必要です。でも、やってみるととても簡単。 常日頃から、「もっとより良い時間の過ごし方」を模索していないと、ついつい変化の必要性を見過ごしてしまいますね。