「本を読んで勉強しよう!」みたいな主旨のセミナーをやったわけではありますが、そういう自分自身、いったいいつから本を読めていないのだろうと思うくらい、読書の時間を仕事に当てざるを得ない状況が続いてきました。欲張りだからいけないんですが、妥協がなかなかうまくできないところもあり、自分だけじゃなく周りも困らせているかと思われます。本が読めないと、何となく自分のバランスもうまく取れなくて、ちょっとどこか欠けた感があります。
そういえば、最近ひとりでいる時間がまったくないことにも気づいて、そのせいもあるかなぁとかも思っています。正確に言えば、コンピュータに向かっている時間はひとりでいる時間でもあるのですが、それは作業や人とのコミュニケーションの時間。ひとりで自分と向き合う時間は、まったく皆無。外の顔、内の顔、ひとりの顔と、やっぱり上手にバランスを取らないと辛くなりがちです。
洗濯機の洗濯槽のように加速度がついて回っている自分の毎日は、止めようとすると手が巻き込まれて怪我しそうです。というか、きっと自分が洗濯物なのであって、遠心力に引っ張られて洗濯槽と一緒にぐわんぐわんと回っているのでしょう。身動きできないでいる状態を止めるには、電気を切っちゃうのが一番なのでしょうが、遠心力が強すぎると、外壁にひっついちゃって手も伸びない(笑)。頑丈だからエネルギー切れにならないところが余計いけないですね。
先日、知り合いのコンサルタントにそんな話をしたら、20個チャンスの源が舞い込んだら、18個は見送る勇気を持てと、延々と説かれました。あるいは20人が会いたいと言っても、18人は断れと。本で読んだことはあって、自分で分かってはいるつもりでも、全然できてないのが、そこのところだったですね。戦略とは、何をやるかではなくて、何をやらないかだ、というセリフも、今は少し分かる気がしてます。
バランスを失った心のままでは、良い仕事もできませんし、幸せを感じる余裕もなくなってきますので、気をつけないとなりません。上手に「ノーと言える」勇気ある人になりたいと思います。