数年前からハワイのベジタリアン・ソサエティの会員になったので、毎月、催し物のニュースレターがメールで届きます。月に一度、アラモアナ・ビーチパークやアラワイ・ゴルフクラブの施設で無料講演会を開いて、健康と食の関係についてのアドバイスを提供してくれています。ずいぶんと行ってないので、昨日はちょっと様子見にのぞいてきました。
2000名の会員数で、アクティブ・ボランティアが8名、という団体にしては、毎月毎月、これだけのことができて、すばらしいものです。新年最初はやはりダイエット・ネタが受けるのか、「10日間で10ポンド痩せる」みたいなタイトルで、講師は、会の主要メンバーとして創設から積極的に活躍されている医師で、栄養学者でもあるドクター・テリー・シンタニ氏。
このままの食生活を続けていると、2010年には、全米の40%が「肥満」と認定されるという警鐘は、日々刻々と事実に近づいているようです。Obesity(肥満)とは、BMI値が30以上のことを言うようですが、たとえば身長170センチで87キロあるという感じです。
彼のセオリーは、いっぱい食べながら痩せる、というもの。著書に「Eat More, Weight Less」というのがあるくらい、従来言われていることとは正反対で、食いしん坊のロコさんたちには魅力的に聞こえるのでしょうか。会場には、おそらく200名くらいが集まっていたように思います。会員は半分程度のようで、後はタイトルに惹かれてやってきた一般の方。
結局のところ、おっしゃっていたことは、良い炭水化物(玄米や雑穀)をたっぷり食べてお腹を満たし、あとは果物と野菜でバランスの取れた食生活を、と、とても基本的なこと。過度の肉食や乳製品の摂取の危険性や、低炭水化物ダイエットのウソなども数字付きで織り込まれ、会場は引き込まれていきました。肥満が原因で起こるありとあらゆる副次的症状を、クスリで良くしようとする現代の医療についても、示唆あふれるコメント。
少数のボランティアで成り立っていると言うこともあって、オペレーションはちょっと難ありでしたが、観客の真剣さから、藁をもつかむ気持ちで、健康になりたい、痩せたい、と願っている人が多いのがヒシヒシと伝わってくるのでした。