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モク・オ・ケアヴェ・インターナショナル・フェスティバル

2006年11月29日 | ハワイ島・ネイバー 

ハワイ島発、新しいフラの祭典
「モク・オ・ケアヴェ・インターナショナル・フェスティバル」
 11月8日~12日の5日間にわたり、ハワイ島のワイコロアで「モク・オ・ケアヴェ・インターナショナル・フェスティバル」が行われました。今年から新たに始まったこのフラ・フェスティバルは、ハワイのハラウ(フラ・グループ)のみならず、世界のすべてのフラダンサーに門戸を開いた国際大会。ヒルトン・ワイコロア・ビレッジを会場に、コンペティションやハワイ文化が学べるワークショップ、クラフト・ショー、コンサートなどを盛り込んだフラ・イベントとなりました。さっそくその模様をご紹介しましょう。

■いよいよ開幕!

▲ハワイではもちろん、世界中に知られるハワイアン・シンガー、アンティ・ジェノア・ケアヴェ。
 「モク・オ・ケアヴェ」とは、ハワイ語でハワイ島をさす言葉。今年から始まった新しいフラ・フェスティバルが、フラにとても縁の深いハワイ島で行われるため、この名前が付けられたのです。フラの始祖のひとりと言われるヒイアカは、ハワイ島のキラウエア火山に住む火の女神ペレの妹で、ペレはフラの守り神でもあります。また、フラのオリンピックともいえる「メリー・モナーク・フェスティバル」もハワイ島で開催。ハワイ島は、いわばフラの総本山なのですね。
  フェスティバルのメイン・イベントだったコンペティション部門には、今回は地元ハワイ島のハラウと日本からのハラウがエントリー。第1回目だっただけに、参加は全部で6ハラウのみでしたが、まさに少数精鋭といったラインナップ。なにしろメリー・モナークで3年連続女性部門優勝を飾るナー・レイ・オ・カホロクが参加! そして伝統的なフラを継承し、コンペティションには出ないことで知られるハラウ・オ・ケクヒが、この大会に出場したのも大きなニュースでした。
  ワークショップでは、古典フラやモダン・フラのレッスン、フラに縁の深いチャント、楽器作りなどが行われたほか、ハワイアン・アートやクラフト・ショーにもたくさんのテナントが出店し、ハワイの文化やフラに興味のある人にとって大充実の5日間となりました。
  フェスティバル初日は、オープニング・イベントとしてコンサートが行われました。メイン・エンターテイナーは、世界的に有名なハワイアン・シンガーのアンティ・ジェノア・ケアヴェ。80歳を超える今も、その息の長いファルセット・ボイスは健在で、美しい歌声とともに、アンティやバンド・メンバーたちの楽しいおしゃべりで、会場はなごやかな雰囲気に包まれました。

▲コンサートの前半はリム・ファミリーが登場。息のあったハーモニーに会場もうっとり。

▲アンティのバンド・メンバーも皆、才能豊かなミュージシャン。それぞれがソロでもすばらしい歌声や演奏を聞かせてくれました。

■待望のコンペティションもスタート

▲日本のハラウ、ハウオリーズ・マサコアケタ・フラ・スタジオのみなさん。
 2日目からは、日中はワークショップ、夕方から一般にも公開してコンペティションが行われました。この日のコンペはクプナ(シニア)部門。 個人と団体で競われ、日本のハラウ、ハウオリーズ・マサコアケタ・フラ・スタジオと、地元ハワイ島のハラウ、フラ・ハラウ・オ・カヴァナナコアが出場しましたが、優勝を手にしたのは、個人、団体ともに地元のフラ・ハラウ・オ・カヴァナアコアでした。
  3日目のコンペティションは、カヒコ(古典フラ)。4日目のアウアナ(モダン・フラ)との成績を合わせたところで順位が決まります。参加は、日本からの3ハラウと、ハワイからの2ハラウの5つ。またこの日から、ハワイアン・クラフト&アート・ショーも行われ、イベントに参加している人たちだけでなく、ホテルに滞在しているゲストもたくさん訪れました。

▲今回審査員も務めたクム・フラ、サニー・チンさんのフラ・カヒコのワークショップ。

▲日本のハラウ、ナー・レイ・オ・ポーポーハウのカヒコ演技。

▲ナー・レイ・オ・カホロクのパフォーマンス。

▲ハウオリーズ マサコアケタ・フラ・スタジオのパフォーマンス。

▲クラフト&アート・ショーが行われたウォーター・エッジ・ボールルーム。

▲地元のアーティストやクラフトマンが自作のアートを展示販売。

■華やかなパフォーマンスを堪能

▲めったに目にすることのできないハラウ・オ・ケクヒのアウアナ演技に、会場は大声援!
 4日目のコンペティションはアウアナ競技。ダンスはもちろん、華やかで趣向を凝らしたコスチュームも観客の目を楽しませてくれました。とくに会場の歓声を浴びたのが、ハラウ・オ・ケクヒのパフォーマンス。ふだんはカヒコしか踊らないとされるハラウだけに、このパフォーマンスはめったに見ることができない貴重なもの。会場全体が大いに湧いたのも無理はありません。
  この夜は、競技に引き続いて結果発表が行われました。3位は日本のハラウ、フラ・ハラウ・カフラ・オ・ハワイ、2位はハワイ島ヒロのハラウ・オ・ケクヒでした。そして優勝を飾ったのは、ハワイ島ワイコロアのナー・レイ・オ・カホロク。「メリー・モナーク」常勝の実力をここでも見せつけてくれました。
  最終日の5日目は、エキシビションのホイケ・ナイトです。優勝したナー・レイ・オ・カホロクのパフォーマンスに加え、ワークショップに参加した人たちもその成果を発表。さらに地元のハラウや競技の審査をしてくれた審査員なども参加して、楽しいステージが行われました。そして最後に登場したのは、ハラウ・オ・ケクヒの勇壮なカヒコ・パフォーマンス。フラの神髄はここにあり、という迫力のステージは、会場全体が息をのむほどでした。

▲虹のようにカラフルなコスチュームで演技した日本のハラウ、フラ・ハラウ・カフラ・オ・ハワイ。

▲競技の合間には「メリー・モナーク・フェスティバル」の常連でもあるハワイ島ワイメアのハラウ・オ・ポオハラが、ケイキ(子どもたち)によるエキシビション・フラを披露。

▲舞い踊る蝶々のようなコスチュームとパフォーマンスを見せてくれたハウオリーズ マサコアケタ・フラ・スタジオ。

▲サニー・チン氏のカヒコ・ワークショップのお披露目。

▲こちらはハワイ島のクムフラ、ケアラ・チン氏のワークショップに参加したメンバーのダンス。

▲ハラウ・オ・ケクヒによる迫力のパフォーマンスがこのフェスティバルの締めを飾りました。

取材を終えて
 第1回「モク・オ・ケアヴェ・インターナショナル・フェスティバル」の様子は、ウエブサイトでご覧いただくことができます。この新しいフラ・フェスティバルは来年も11月に行われる予定で、次回は日本だけでなく、メキシコやアメリカ本土などからも参加がありそうとのこと。今後のスケジュールも随時更新されていくそうなので、要チェックです!
 皆さんも、フラの歴史に新たなページを開いたフェスティバルを一緒に楽しんでみませんか?

モク・オ・ケアヴェ・インターナショナル・フェスティバル
Moku O Keawe International Festival
URL:www.mokuokeawe.jp

公開日 : 2006年 11月 29日