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「素敵なフラ・スタイル」編集長:綛谷久美さんインタビュー

2007年4月25日 21:08 | オアフ島 学校、教室 日本で楽しむ 

ハワイの本を買おう!
「素敵なフラ・スタイル」
編集長:綛谷久美さんインタビュー
 アロハ!エイ子です。
今回はイカロス出版から年に4回発行されている、フラ愛好者に人気の情報誌「素敵なフラ・スタイル」の綛谷久美編集長がハワイ入りするとの情報を聞きつけ、急遽インタビューを実施。新刊「ハワイアンステンシル」とまもなく出版される「101曲のハワイアン・ソング」の話題を中心に、お話をうかがいました。


購入はこちら

「素敵なフラ・スタイル」とは…
  「フラ」を通してハワイの文化を学びたい、楽しみたいという人に人気のビジュアル情報誌。「行かなくてもそこで踊っている気分にさせるハワイ特集」や「フラを楽しむ日本のダンサー応援特集」、「読んですぐ実行できるハワイアン・ライフスタイル実用インフォ」、「ビギナーのためのスクールガイド」など、ハワイファン必見のディープな情報が満載です。

綛谷久美(かせや くみ)
千葉県出身。大学卒業後、ドイツ留学を経て1988年イカロス出版入社。語学雑誌編集部、スチュワーデスマガジン(現エアステージ)編集部から編集長へ。2002年にムック「はじめてのフラ」を出版。1カ月で完売となったため、フラ愛好者のための季刊誌「素敵なフラ・スタイル」を創刊。新企画が目白押しの2007年は、さらにフラ・ハワイ関連の書籍、ムックなどを出版予定。
⇒WEBフラ・スタイル www.hulastyle.jp/


■「素敵なフラ・スタイル」手作りシリーズ第1弾は
「ハワイアンステンシル」
アロハ ストリート(以下アロハ):
「素敵なフラ・スタイル」は「フラ」を中心にした情報誌ですが、なぜ今回「素敵なフラ・スタイル手作り第1弾」として、ステンシルにフォーカスした本を刊行することになったんですか?
綛谷 久美編集長(以下綛谷):
実は、ハワイファンでクラフト好きの人ってかなり多いんですよ。「素敵なフラ・スタイル」でもクラフトのページは人気があるのですが、その中でとても人気が高かったのがステンシルだったのです。ハワイアンキルトやリボンレイの本は多数出版されていますが、もっとオリジナリティあふれる方法でハワイを生活に取り入れることができるアイデアとして注目されたようですね。

▲「ハワイアンステンシル」イカロス出版
アロハ: たしかに日本って、クラフトファンが多い気がします。そういえば、ステンシルは以前、日本でブームでしたよね。
綛谷: そうですね。でも今はすっかりブームも下火(苦笑)。ステンシルは、もともとはアメリカが発祥の地だからか、前のブームの時にはアメリカン・カントリー調のデザインが多かったし、デザイン自体も大きくて大雑把なものが多かったんですよね。
アロハ: たしかに、ステンシルと聞くと「テディ・ベア」とか「カントリー・ハウス」とかのデザインが浮かびます(笑)。でも今回はハワイアンのデザインばかりですよね。
綛谷: プルメリアやヤシの木、カメなど、ハワイを感じさせるモチーフばかり全部で25種類を掲載しています。とくにプルメリア、ホヌ・オハナ(ウミガメの家族)、モンステラ、ウル柄の4つのモチーフは、写真付きで作り方をていねいに解説してあるので、初心者でも気軽にチャレンジできると思いますよ。「ハワイアン・ステンシル」から、ステンシル・ブームが復活してくれるとうれしいですね。
アロハ: 「素敵なフラ・スタイル」18号に掲載されている「タロの葉」がステンシルされた壁はとてもおしゃれで、私もステンシルに挑戦してみたくなりました。
綛谷: 実はあのステンシルを行った部屋は私の自宅なんですよ。
アロハ: ええっ、そうなんですか? 壁のステンシルが周りのインテリアともマッチして、とってもハワイアンな雰囲気ですよね。
綛谷: ありがとうございます(笑)。我が家の中にプランテーション・ハウスのような空間が登場して、とても気に入っています。
アロハ: 今回ステンシルを紹介して下さっているハワイアンステンシル作家の川島香織さんはどんな方ですか?
綛谷: 彼女は横浜在住で、ダイビングやウィンドサーフィンをやってらしたんですよ。
アロハ: ステンシル作家とマリンスポーツって、なかなか面白い組み合わせですよね。マリンスポーツ好きで横浜在住と聞いただけで、ハワイも好きなんだろうな〜って勝手に想像してしまいます(笑)。
綛谷: 彼女の自宅には、ステンシルが施さi´?れた大きなサーフボードが置いてあるんですよ。
アロハ: すてきですね〜。ぜひ拝見してみたいです。サーフボードにステンシルってちょっとビックリですが、どんなアイテムにもできるんですね。
綛谷: 壁はもちろん、バッグやクッションカバー、鏡まで、何にでも簡単にできるのが魅力です。今回出版される本には、すべてのパターンの原寸大の図案が付いているし、基本レッスンやワンポイント・レッスンのページでは、型の作り方から用具のお手入れ方法まで、ていねいに解説してあるので、慣れてきたら自分でパターンを考えるのも楽しいかもしれないですね。
アロハ: バッグや小物類にハワイアンステンシルをすれば、ほかの人とはちょっと違うオシャレも楽しめるし、フラの道具などにすれば、「ハワイ通」というイメージが一気にアップしそうですよね。でも、実際には絵の具とかスポンジなどの道具を手に入れるのが大変じゃないですか?
綛谷: それは大丈夫! 本には、絵の具、スポンジ、パターンが一緒になった「ステンシル・セット」の通販のインフォメーションもついています。
アロハ: それは便利ですね。私も小物くらいから始めて、いつかは壁の「タロの葉」のステンシルに挑戦してみたいです(笑)。

■ハワイアン・ミュージックのバイブル
「Na Mele o Hawaii Nei」の日本語版が登場
アロハ: もう1冊の本のタイトルは「101曲のハワイアン・ソング」となっていますが、ハワイアン・ソングの翻訳本ということになるんですか?
綛谷: 基本的にはそうですね。原作である「Na Mele o Hawaii Nei」は、アンティ・ノエことノエラニ・マエさんが1970年に出版したトラディショナル・ハワイアン・ソングの本で、現在も版を重ねているロングセラー・ブックです。
アロハ: ハワイアン・ソングの本ということは、歌詞や楽譜も載っているのでしょうか?
綛谷: 楽譜はありません。本書では、歌詞がハワイ語と日本語で併記されており、その歌の意味や作られた時の歴史的、文化的背景の紹介、ハワイ語特有の詩のスタイルや隠喩表現の解説など、かなり学術的な内容が濃くなっています。
アロハ: う〜ん、聞いているとなかなか難しそうですが、原書はどんな人が愛読しているんでしょう?
綛谷: ハワイ大学でハワイ語や民族音楽学などを勉強している学生から、フラの最高峰である「メリー・モナーク」に出場するクムフラたちまで、さまざまな人が参考書として名前をあげています。ハワイ語、フラを本格的に学んでいる人なら必ず知っている本と言っても過言ではないでしょうね。

▲「101曲のハワイアン・ソング」イカロス出版
アロハ: フラやハワイ語を学ぶ人たちにとってはバイブル的存在なんですね。そういえば、翻訳を担当した古川敏明さんと古賀まみ奈さんは、ハワイ大学院で言語学や民族音楽学を専攻している現役の学生さんだそうですね。
綛谷: そうです。ハワイのディープな部分を学んでいる研究者でありながら、フラダンサーでもあるんですよ。
アロハ: フラダンサー! それはハワイアン・ミュージックにもかなりの思い入れがありそうですね(笑)。
綛谷: 彼らに何かハワイらしい本がないかと相談したら、「ぜひこの本を日本語で出版したい」と言って持ち込んできたのが、アンティ・ノエの本だったのです。本書でハワイアン・ソングの基礎を理解したら、本書収録曲以外を読む時はもちろん、フラを踊る際にも大変役に立つことは間違いないと言えるほど、ハワイアン・ソングに関する情報がギッシリで。そのほか、原書にはない巻末のハワイ語基礎文法やハワイ王朝の解説も必見ですよ。
アロハ: ハワイ語やフラの真髄を学びたい人にとっては必読書となりそうですね。今回2冊の新刊本を紹介していただきましたが、ほかの本の出版予定などはありますか?
綛谷: 現在、「素敵なフラ・スタイル手作りシリーズ第2弾」としてリボンレイの本を出版する予定となっています。これからもフラだけでなく、フラを取り巻くバラエティ豊かな情報を提供して行ければと思っています。
アロハ: そちらも楽しみです。これからもディープなハワイを紹介してくださいね。ありがとうございました!

★日本語オンライン書店「アマゾン」での購入はこちら:

素敵なフラ・スタイル 2007 Spring号(No.18)
価格:1,100円
発行:イカロス出版
購入はこちら

ハワイアンステンシル
発行日:2007年4月19日
AB版/64ページ
価格:1,300円
発行:イカロス出版
購入はこちら

「101曲のハワイアン・ソング」
発行日:5月予定
B5版/212ページ
価格:2,400円
発行:イカロス出版

公開日 : 2007年 4月 25日

「アロハ萌え」橋口いくよさんインタビュー

2007年3月14日 21:16 | オアフ島 ショッピング ビューティー ホテル レストラン 日本で楽しむ 

ハワイの本を買おう!
「アロハ萌え」 橋口いくよさんインタビュー
 アロハ刑事です!
 今回は作家の橋口いくよさんの初ハワイエッセイ「アロハ萌え」刊行の噂を聞きつけ、クラヤミー指令の指示でインタビューをすることになりました。ところが、アロハストリートのニュー・スターである多忙な橋口さんは、なぜか韓国にいらっしゃいました。クラヤミー指令からの任務は絶対にやりとげなければならない私、アロハ刑事は、韓国にまで行くはめになったのです。
 それでは、なぜか韓国で行われたインタビューの様子をたっぷりお楽しみください!
購入はこちら

緊急インタビュアー アロハ刑事(あろは でか)
 アロハストリート高校2年B組。クラヤミー指令から来た任務は必ず全うしなければならない運命。ハワイを感じさせる店に行っては「萌え捜査」を行っている。これ以上の正体は不明。

橋口いくよ(はしぐち いくよ)
 鹿児島県生まれ。2001年「愛の種。」でデビュー。少女から大人への揺れ動く心を、芸能界に憧れる主人公に託したこの作品で多くの注目を集める。オリジナル小説は「蜜蜂のささやき」、福井晴敏原作の映画「亡国のイージス」のスピンオフ企画として「水平線の光の中また逢えたら」を執筆。映像的な文章により「チルソクの夏」、「皇帝ペンギン」、「西遊記」、「結婚できない男」、「僕は妹に恋をする」などのノベライズも手がけている。
⇒ 公式サイト SEEDS OF LOVE
⇒ 「アロハ萌え」期間限定ブログ


■クラヤミー指令からの任務で向かった先は韓国だった…。
アロハ 刑事(以下アロハ):
で、いきなりですが、なぜ韓国にいらっしゃるのですか?
いくよ: アロハ萌えワールド・ツアーの真っただ中なの。それで今は韓国でアロハ萌えしているところなのよ。
アロハ: ほかはどのような国でアロハ萌えを?
いくよ: 内緒よ。
アロハ: そうですか…。あの、橋口さんが初めてハワイに行かれたのは何歳の頃ですか。
いくよ: そうね。確か20歳位の頃だったわ。それ以降、とりこになってしまったの。でもまだ行った回数は二桁になっていないのよ。悔しいわ。
アロハ: それは私もそうなんです。行けて年に1回がいいところじゃないですか? 行けない年は、ハワイが恋しくて苦しくなることがあります。
いくよ: あら、あなたもわかっているわね。そうなのよ。だから、私はハワイ以外の場所でもこうしてアロハ萌えする癖があるの。私のハワイ・アンテナはいつもしっかり立っていて、キャッチしたものは、何としてでも追いかけるわ。アロハストリートで書かせてもらっている「アロハ萌え」コラムでも、その様子を紹介しているの。
アロハ: そうですよね。いつも読んでいます。でも、こうやって韓国に来てアロハ萌えするぐらいなら、ハワイに行けばいいじゃないですか。
いくよ: カニのしょうゆ漬け? あれが食べたかったのよ。
アロハ: ああ。カンジャンケジャンですか? 橋口さんと言えば、甲殻類好きで有名ですもんね。コラムでも何度か読みました。でもそれって、ハワイに関係あるんですか? ただの旅行じゃないっすか。
いくよ: あ…。
アロハ: それにいくよさん、英語の吹き替え風みたいな、こんな喋り方でしたっけ。コラムと実際お会いした時の印象がぜんぜん違うのですが…。
いくよ: ふだんの私は、本当はセレブなのよね。でもほら、それって感じ悪いじゃない? だからコラムじゃあんなキャラを演じているのよ。ごめんなさいね。今日は、ホテルの部屋まで来ていただいたでしょう。ちょっとリラックスしちゃって、うっかり素が出ちゃったわ。


■アロハストリートのコラム「アロハ萌え」がきっかけ
アロハ: いくよさん。そろそろこれ、やめませんか? ふざけすぎです。
いくよ: べつにふざけていないわ。
アロハ: せっかくインタビューしてもらえるのに、ふざけたまま終わってしまいますよ。
いくよ: なんでー。ちょっと楽しかったのにー。セレブみたいで!!
アロハ: 無理があります。
いくよ: そうだよね…。わかりました。ちゃんとします。
アロハ: やっと本題に入りますが、この本を出すきっかけになったのは?
いくよ: アロハストリートで書かせてもらっている「アロハ萌え」というコーナーを読んでいた講談社の女性編集者の方が、声をかけて下さいました。実は私、以前その方と何度も会ったことがあったんです。でも彼女は最初、「アロハ萌えの橋口」と「小説を書いている橋口」はまったくの別人だと思っていたらしい。なぜか、それくらいのギャップがあったみたいなんですよね。よくよく調べたら同一人物とわかったようです。
アロハ: アロハストリートで書いていらっしゃるコラム「アロハ萌え」は、相当変態的ですもんね。
いくよ: 実は、エッセイ本「アロハ萌え」はもっとひどいです。今回はすべて書き下ろしなのですが、かなり暴走してしまいました。少し反省しています。
アロハ: 私も事前に読ませていただきましたけど、あのアロハ萌え具合はすごいですよね。よく出版されることになったなあと思っていたところです。でも、私もすっかり共感してしまいました。ハワイの香りを求めて試行錯誤するところなんて、ある意味もう涙ものというか…。
いくよ: アロハ萌えするのに香りは重要ですからね。あとは、おいしい食べ物も、大事!


■ハワイに関することならなんでも「萌え」るのです!
アロハ: いくよさんは食べることが本当に好きですよね。私、夜中に読んだんですけど、美味しそうな写真もあって、猛烈にお腹が空くと同時にハワイがますます恋しくなってしまいました。
いくよ: それがアロハ萌えなんじゃないですかー! そういうハワイを思う恋しい気持ち。それを、読者の皆様とわかちあいたくて、これを書いたと言っても過言ではありません。私、ハワイ好きの方と、ハワイのよさを語り合うのが大好きなんです。
アロハ: なんか好感度上げようとしてません?
いくよ: してません!
アロハ: じゃあ、アロハストリートの読者だけに、何かエッセイ「アロハ萌え」執筆秘話とか教えてくださいよ。
いくよ: 徹夜を何日もしたとか。
アロハ: もっと、すてきな話がいいです。
いくよ: そうですね。編集者の方とデザイナーの方と女子3人で、1番最初にこの本の打ち合わせをしたのが「ロイズ東京バー&グリル」だったんですね。そこでシャンパン・ブランチをしながら、とめどもなくみんなでアロハ萌えな話をして、絶対このテンションを忘れないようにしようと誓いました。どんな時も、このわくわくしたアロハ萌えな気持ちを込めてこの本を作ろう、と。  ちょうど9月末ぐらいのすごくいい季節で、外に出たら、空が高くて青くて、なんかいい香りがして、風が気持ちよくて、思わずみんなで同時に笑っちゃったんです。「ハワイみたい」「これはハワイが遊びに来てくれたんだ」「祝福されてるね」って、言い合ったのを覚えています。
アロハ: いい話じゃないですか。それでは最後に読者へのメッセージを!
いくよ: えっ。最後? 短すぎない?
アロハ: 最初でふざけ過ぎたからスペースがないんですよ。
いくよ: わかりました…。今回はハワイでのアロハ萌えのほかにも、旅の準備編や機内でのアロハ萌え、帰ってきてからのアロハ萌えもたっぷり書いたので、ハワイ前、ハワイ中、ハワイ後、すべて味わえるようになっています。あと、装丁や中の写真のレイアウトなども、こだわって、楽しんで、アロハ萌えして作ったので、隅々まで楽しんで下さい。
アロハ: ああ! 帯の注意書きは忘れずに読まないとダメですよね。
いくよ: そうだそうだ。でないと、危険なことになってしまいますから。
アロハ: 今日は、なんだかよくわからないアロハ萌えワールド・ツアー中のお忙しいなか、本当にありがとうございました。クラヤミー指令にもちゃんと報告します!
いくよ: こちらこそ。ありがとうございました! エッセイ「アロハ萌え」は、ヤフオクとかブックオフとかで買わないでねー。アマゾンの中古も嫌よー。
アロハ: それ、余計です。ていうか、安く手に入れる手段を提供しているとも言えますよ。
いくよ: 読んでもらえればそれでいいんですよ。嘘。今回の売れ行きや反響によっては、シリーズ化する話もあるようなので、ぜひぜひここは、皆様のお力でよろしくお願いします!
注:このインタビューと撮影は本当に大韓民国にて行われました。そして、インタビューの内容はふざけておりますが、真実です。

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アロハ萌え
著者:橋口いくよ
価格:¥540 (税込)
文庫
出版社:講談社
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公開日 : 2007年 3月 14日

「ハワイBOX フラの本」近藤 純夫さんインタビュー

2006年12月27日 21:22 | オアフ島 ハワイ島・ネイバー 学校、教室 日本で楽しむ 

ハワイの本を買おう!
「ハワイBOX フラの本」
近藤 純夫さんインタビュー
 今や世界中で一番フラ人口の多い国となった日本。一見優雅なダンスに見えるフラも、その動きや歌、衣装、楽器などのすべてに、古代より育まれてきたハワイ文化のエッセンスが詰まっています。そんなハワイの生活に密接に関係しているフラの本当の姿を、さまざまな角度から紹介しているのが「ハワイBOX フラの本」です。著者は、ハワイ火山国立公園アドバイザーの肩書きを持つ近藤純夫さん。近藤さんが、美しい写真とともに綴った本には、どんな思いが込められているのでしょうか。20年のハワイ歴からたどりついたフラの魅力について、じっくりお話をうかがいました。
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近藤純夫(こんどう・すみお)
 札幌生まれ。フランスと日本の大学を卒業後、予備校講師、出版社勤務を経てエッセイスト、翻訳家に。洞窟調査を趣味とする。長期に渡るマウナロアでの調査を通じてハワイの自然に興味を持ち、日本とハワイを行き来する。 1983年よりハワイ在住。主著に「ハワイBOX フラの本」(講談社)、「ハワイアン・ガーデン」「ハワイ・トレッキング」「ハワイ・ブック」(以上、平凡社)、「おもしろハワイ学1、2」(JTB)ほか。主な翻訳に「イザベラ・バードのハワイ紀行」(平凡社)など。


■ハワイではすべてがフラにつながる…
アロハ: まずは、今回近藤さんがフラの本を出されたきっかけから教えてください。フラにはいつごろから興味を持たれたのでしょう?
近藤: 僕はもともと火山や洞窟に興味があって、それをきっかけにハワイの自然に関する本を出してきました。自然を学んでいくと気づくことがあるんです。それは、植物にしろ、火山にしろ、自然はいろいろな形でハワイの信仰や文化に関わっているということです。やがてそれらがフラにも深く関わっていることを知りました。
アロハ: 入り口は、やはり自然との関わりだったのですね。
近藤: ええ、フラといえばダンス、というのが今日の常識でしょうが、かつては信仰表現であり、伝達手段だったんです。ぼくはフラの専門家ではありませんが、本当のフラをお伝したいというのが、この本を書くきっかけでした。
アロハ: なるほど。今までのフラの本とは違って、単なる踊りの紹介ではなく、その成り立ちや歴史、フラの持つ意味から、生活にかかわる部分まで、わかりやすく解説していらっしゃいますよね。
近藤: そうですね。
アロハ: 著者の近藤さんから見て、この本の一番のポイントはどこだと思っていらっしゃいますか?
近藤: フラに限りませんが、すべての事柄は単独で成り立っているわけではない、ということでしょうか。フラには崇める神がいて、捧げる植物がある。フラの文化は神話や自然と密接に結びついている、ということを述べたつもりです。
アロハ: あと、見せ方や写真がとてもきれいで、フラを習っていない、または全然知らない人でも読みたくなるような魅力がありますが、とくに工夫された点は?
近藤: 写真の大半は僕の撮影ですが、やはり高砂淳二さんやニック加藤さんといった写真家の作品の力が大きいと思います。すべての写真についてこだわったのは、ハワイの空気感が出ているかということ。僕がハワイに滞在するとき、いつも感じるのがこの空気感なんです。
アロハ: なるほど。では、本を作る上で苦労されたことは何でしょう?
近藤: ハワイの伝統文化はすべて口承です。神話にしてもフラのスタイルにしても、書いた人の数だけバリエーションがあります。それをうまく消化してまとめるのは、いつも大変な作業です。
アロハ: この本は、フラ完全ガイドとあるだけあって、さまざまなコンテンツがあり、読み応えがありますね。
近藤: でも、読み方についてはとくに何も決まりはありません。どこでも、気に入ったところから読んでください。いつか、この本のどの項目もお互いに深く関わり合っていることに気づいていただければうれしいです。


■フラが結びつけてくれたもの
アロハ: 日本ではフラが大人気ですが、その現象についてはどう感じていらっしゃいますか?
近藤: 日本人は習い事というのが好きですが、とくにフラはハウマーナ(生徒)どうしの連帯感が高い気がします。それが次々と新しい仲間を呼び込む吸引力になっているのではないでしょうか。
アロハ: 単なるブームを超えた、もっと熱いものがあるのはハワイにも伝わってきます。
近藤: とくに最近は、フラの背景としての文化や自然を学ぶ人たちが増えているようですよ。
アロハ: そうなんですね。そういえば、男性のフラはハワイではとても人気がありますが、近藤さんも踊りたくなったのでは?
近藤: 日本ではつい先日、初めて大規模なカーネ(男性)の大会がありました。フラは女性の踊りというイメージがありますが、かつては男が踊っていたものですよね。大会も思っていた以上に迫力があり、楽しめました。でも、自分がやるのは苦手かなぁ…(笑)。
アロハ: ハワイと日本におけるフラの未来について、何か感じることがありましたら教えてください。
近藤: そうですね、フラが単なる踊りではなく、文化と自然を体現するものと考える人が増えていますから、フラ愛好者を中心に、ハワイと日本の精神的な結びつきがより深くなるかなと期待しています。
アロハ: ご自身がフラとつながったことで見つけた、新しい可能性などがありますか?
近藤: 本を書くという僕の仕事は、ハワイに関わる人たちが与えてくださった深い知識なくしてあり得ませんが、今回の本もまた、多くを教えていただきました。それはクム・フラ(フラの指導者)だけでなく、カフナ(祈祷師)であるとか、国立公園のレンジャーであるとか、あるいは植物学者であったり、一般の人であったりします。以前に気づかなかったことを知る、ということが、これからもずっと繰り返されていくのだと思います。
アロハ: ハワイに対する感じ方、見方はいかがでしょう? 今までと少しでも変わりました?
近藤: それはあまり変わりませんね。初めてハワイの本を出したときから、自然や文化は互いに深く交わっているという強い思いがあって、それをひとつひとつ確かめているという感じかな? でも、今回は多くのフラを見てパワーをもらいましたし、ハレマウマウの火山ガスのなかで演じられたフラは、深い衝撃がありました。
アロハ: それは貴重な経験をされましたね。では、近藤さんが本を書き進めていく上で感じたフラの魅力って何でしょう?
近藤: フラは信仰であり、コミュニケーションであり、芸術であり、歓びでもありましたが、それ以上に、フラに関わる人たちの生み出すオハナ(家族、仲間)の精神でしょうか。フラには人を活かす、何かがある気がします。


■仕事とプライベートでハワイに魅せられて…
アロハ: 近藤さんの肩書きの中には、ハワイ火山国立公園アドバイザーというのがありますが、それは実際にはどんなお仕事ですか?
近藤: 10年以上前から、マウナロアの山頂直下と、標高3,000メートル付近に分布する洞窟の調査をしてきました。洞窟調査をする者はだれでもそうですが、測量や岩石、水系、化石、人類学など、いくつかの調査をします。それらを日本語と英語でレポートにまとめて、国立公園に提出してきのですが、それを評価してくださった関係者が、僕と、イタリア人の方のふたりを国立公園のアドバイザーとして推薦してくれたのがきっかけです。レンジャーのように一般の方たちと接触することはありませんが、フィールドワークを通じて、国立公園の情報収集のお手伝いを続けていくことができればと思っています。
アロハ: なるほど。ハワイは今までに何回くらい行き来していらっしゃるのでしょう?
近藤: うーん、何度でしょう(笑)? 年に2回から6回くらい。それを20年以上続けています。
アロハ: それはすごい! 数えられないですね(笑)。では、その20年にわたるお仕事とプライベートの両面から見たハワイの魅力とは?

▲「ハワイ・ブック」
火山をキーワードに、ハワイの自然や文化を探る、近藤さんの著書。
近藤: ハワイは、とくに日本人にとっては、ほかの外国とは違う特別の場所というイメージがありますよね。みな、引き寄せられるようにハワイへ行く。飽きたという声はあまり聞きません。というより、病みつきになる人の方が多い気がする。僕はそのことに加えて洞窟もあるので、病みつきと闇つきの両方でしょうか(笑)。
アロハ: ハワイで個人的にお好きな場所、あるいは島はありますか?
近藤: ゆっくり何もせずに休暇を過ごすならモロカイ島の某所かな? 暮らすなら、ハワイ島のヒロですね。
アロハ: 某所?? 気になりますねぇ(笑)。では、ハワイに来たら必ずすることと言えば?
近藤: 仕事を兼ねていますが、いくつかの古書店と図書館で資料収集すること、それにお付き合いをしてくださっている植物学者や火山学者、洞窟仲間から情報を聞くことでしょうか。もちろん、土地のおいしいものを食べるのも忘れません(笑)。
アロハ: なるほど。趣味と実益を兼ねているんですね。これからのハワイでのお仕事のご予定は?
近藤: 来春に出す本(ハワイ学)のための追加取材と、その次に出す本の資料収集を行なう予定でいます。
アロハ: 来年もお忙しそうですね。それでは最後に、アロハストリート読者にメッセージをお願いいたします!
近藤: ひとつでいいから、何かに深く関心を持ってみてください。花でも鳥でもいいし、フラでもハワイ語でも神さまでもいい。僕のきっかけはオヒアレフアという花でした。花の名前を知るという簡単なことからはじめて、植物としての性質、オヒアレフアと共生する野鳥、島の景観とオヒアレフアの関係など、多くのことがらに関心が広がっていきました。みなさんそれぞれの「オヒアレフア」を持っていただけたら、とてもうれしいです。
アロハ: ありがとうございました。

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「ハワイBOX フラの本」
著者:近藤純夫
価格:¥1,785 (税込)
雑誌:208ページ
出版社:講談社
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公開日 : 2006年 12月 27日

「いっそイラスト・ハワイ単語帳」園田レナさんインタビュー

2006年4月12日 21:45 | オアフ島 学校、教室 日本で楽しむ 

ハワイの本を買おう!
「いっそイラスト・ハワイ単語帳」
著者:園田レナさんインタビュー
 アロハ! リカです。
 先週からスタートしたイラスト・コラム「いっそイラスト・ハワイ単語帳」はもうご覧いただきましたか? このコーナーは、同名の書籍とアロハストリートによるコラボレーションで実現したもの。書籍版の「いっそイラスト・ハワイ単語帳」には、なんと2,200ものかわいいイラストがぎっしり。絵本を読むような感覚でハワイ語を学ぶことができるのです。パラパラめくって楽しむもよし、じっくり勉強するもよし。本当にユニークな本ですね。
 今回はその著者であるイラストレーターの園田レナさんに、本の内容やハワイへの思いなどのお話をうかがいました。
購入はこちら

園田レナ(そのだ・れな)
 横浜生まれ。セツ・モードセミナー卒。編集プロダクションを経て、1999年にフリーランスのイラストレーターとして本格的に活動を始める。現在は広告、書籍、ファッション雑誌などで幅広く活躍中。2005年12月に出版した「いっそイラスト・ハワイ単語帳」が話題に。2006年4月より同名のコラムの連載をアロハストリート・ドットコムでスタート。


■2,200のイラストを書くのに3〜4カ月かかりました
リカ: 2,200の単語ってすごい数ですよね? どのくらいの時間をかけて、この数をイラストにしていったのですか?
園田: これはホントに、関係者の皆さま、編集者、デザイナー、印刷所など、にすっかりご迷惑お掛けしちゃったくらい時間がかかりましたね(苦笑)。思い出すとおなかが痛くなっちゃいますが、だいたい3〜4カ月くらいでしょうか。スーパーのろのろ作業でした…。
リカ: でも時間をかけた分、納得いくものになったのではないでしょうか? とてもほのぼのとした気持ちになりましたよ。
園田: ありがとうございます。ほのぼのしていただけたら、本当に幸いです。イラストは、視覚的に把握できるので、言いたいことが伝わりやすいのかな、と思います。私自身、話しててもどかしくなると、絵を描いて説明しちゃったりするので(笑)。
リカ: それはとてもうらやましいですね。たくさんのイラストのなかで、一番楽しい気分で書かれた作品は?
園田: どれも好きなのですが、強いて言うなら、133ページの「海の生き物」でしょうか。普段の仕事ではこういったモノはあまり描かないので、自分でも新鮮でした。海の中の世界観って、陸(波打ち際)やら、海底やらサンゴなどがあって、一言で海と言っても、バリエーションがあるので、描きながらおもしろいなあって。あと「家」も好きかな。生活感があり、奥に広がりが持てるような気分で描いたので。
リカ: 逆に苦労したイラストはありますか?
園田: 「マナ」とか「神様」とか抽象的な言葉が大変でしたね。あとは「正しい」とか「悪い」とか。
リカ: なるほど。
園田: こういう言葉は、イラストにしてしまうと「コレ!」って断定してしまう気がして…。何を持って「正しい」とか、どういうのが「神様」とか、人それぞれになってしまうところがあると思うんです。私個人の概念を出すわけにはいかないし、一般的にどうなのかなー、とリサーチしたりして、結構時間もかかりました。
リカ: ほのぼのとしたイラストの陰には、そんなご苦労があったんですね。


■実際の生活でもハワイ語を使っています!
リカ: イラストから、かなりのハワイ好きだとお見受けしましたが(笑)、ハワイのどんなところがお好きですか?
園田: 実はオアフしか行ったことがないのですが、好きなのはハレイワのようなローカルなところと、自然モリモリなところ。買い物とかにはあまり興味がないので、フラリと出かけてボーっとしてたり、現地のオバチャンと話したりするのが好きですね。次はビッグアイランドかカウアイ、ラナイあたりに行きたいですね!
リカ: イラストがすごくローカルっぽい理由もわかります。もし、第2弾を出すとしたら、今度はどんなイラストを描きたいですか?
園田: 季節とか、伝説や神話なんかを描いてみたいですね。雨だけでも何種類も呼び名があったりすると聞いて、本当は入れたかったのですが、描き分けるのが難しかったんです。言葉の裏にあるお話や由来などおもしろかったり、切なかったり、感心したりすることが、ハワイ語にはたくさんあるように思います。すごく自然を大事にしてる姿が感じられて、忘れちゃいけないなあと思うので。
リカ: すっかりハワイ語に詳しくなったご様子のレナさんですが、実際の生活でもハワイ語を使ったりするんでしょうか?
園田: もちろん! 例えば「感情と表現」や「あいさつ」のような単語を使って、周囲に「なんだって?」と聞かれて、ニヤリ…みたいな(笑)。「A hui ho!!」(またねー!)は、友だちの間に定着しましたよ。
リカ: すごいですね。この本を手に取る方には、どんな風に読んで欲しいですか?
園田: ヒマなときに、ダラ〜っと眺めていても、何だかおもしろいなあと思ってもらえるように描いたつもりなので、気楽に読んでもらえたらうれしいです。あとはひっそり現地で使ってみて「おー!使えるじゃん!」となってくれたらうれしいです。
リカ: 私も頑張って勉強させていただきます(笑)。これから3カ月間、アロハストリートの新イラスト・コラム「いっそイラスト・ハワイ単語帳」でもご紹介していきますので、よろしくお願いします。
園田: こちらこそよろしくお願いします!


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いっそイラスト・ハワイ単語帳
著者:園田レナ
価格:\1260(税込み)
雑誌:167ページ
出版社:小学館
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公開日 : 2006年 4月 12日

「楽園 BENTO BOX」永田広美さんインタビュー

2006年4月 5日 21:50 | オアフ島 サービス ハワイで暮らす レストラン 日本で楽しむ 

ハワイの本を買おう!
「楽園 BENTO BOX」
永田広美さんインタビュー
 アロハ! ユカリンです。
 ハワイのローカル・グルメのことならおまかせ!の永田広美さんが20年間のハワイ暮らしで出会った、おいしいローカル・フードとその裏話をつづった、彼女ならではのセンスで書き下ろした話題のエッセイ「楽園 BENTO BOX」が3月24日に発売されました。ちょうど6月1日発行のアロハストリートの取材でハワイに滞在中の広美さんに、たっぷりとお話をうかがいましたのでご紹介します!
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永田広美(ながた・ひろみ)
 東京生まれ、横浜育ち。1983年よりハワイ在住。2004年にニューヨークへと拠点を移し、以後、ハワイとニューヨークを行ったり来たりの多忙な生活をエンジョイ中。アロハストリートのライターとしておなじみのほか、エッセイスト、雑誌エディター、翻訳・通訳業、コンサートのプロダクション、なども手がける。著書に「快適ハワイ!の過ごし方」「ハワイ裏グルメ」「優しく劇的に明日が変わる! 楽園セラピー」など。
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