ハワイの本を買おう!
「知らないハワイがいっぱい」 今岡千草さんインタビュー
著者プロフィール
愛媛県生まれ、東京育ち。1973年にハワイ移住、1976年にJTBに入社。現在はJTB Overseas Development ディレクター兼、旅行部門のトラベル・プラザ部長。98年にメルマガ「ちぐさランダム」をスタートし、そこから生まれた単行本「ハワイ@ランダム」(JTB出版)を2004年に出版。
編集長:
2004年に出版された「ハワイ@ランダム」に引き続き、このたびの2冊目の出版、おめでとうございます!
今岡:
ありがとうございます。毎週、旅行業界やメディアの皆様、それから私たちの会社のお客様宛に「ちぐさランダム」という個人メルマガを配信しているのですが、それを元に再構成したような形で2冊目ができました。
編集長:
ハワイ在住35年、という大ベテランで、しかもその間、ずっと大手旅行会社で日本の方とハワイとの関係を見守り続けてこられたんですよね。
今岡:
本当に長いキャリアになりました。この間に、ハワイもとてもメジャーになりましたし、情報を提供するメディアも、ガイドブックから書籍、フリーペーパー、インターネット、メルマガなどへとどんどん幅を広げています。ありとあらゆる観光情報が出そろっている感はありますが、ハワイの魅力は本当に奥深いので、まだまだご紹介したいことがいっぱいあるんですよね。
編集長:
路線としては1冊目と同様かと思いますが、今回の特徴はどういったところでしょうか?
今岡:
前回は文字中心だったので、今回は写真をふんだんに入れて、リアリティを演出したかったのですが、その思いがかないました。デジカメがまだうまく使えなくて良い写真が少ないのですが(苦笑)、やはり写真で説明しないと十分にわかっていただけない部分もあって、そういう意味では満足できました。でも、本当は文章力で伝え切れれば一番なのでしょうけどね。
編集長:
文章力と言えば、毎週いただいている「ちぐさランダム」は、必ずテーマがあり、そしてオチがありで、読み応えがありますよね。
今岡:
日本にいる編集長が、見出しは面白くして、多くの方に読んでもらえるようにというので、いつも見出しに気をつけるようにしていますが、ダメ出しをしょっちゅういただきます。日本のニュースや雑誌を見て、どんな言葉が今使われているか、できるだけ気をつけるようにしていますが、まだまだ勉強しなくちゃ……。
編集長:
その努力のたまものである週刊メルマガも、通算500号を達成されたそうですね! スゴイですね! 1年が52週として、10年ということですか。キャリアの長さといい、「続ける」ことのパワーを感じます。今岡さんにとって、続けられる秘訣は何なのですか?
今岡:
やっぱりハワイが大好きだからという一言に集約されると思いますね。まさかこんなに長く続けられるとは思っていませんでしたが、読者の方々の応援があったからこそでしょう。皆さんに本当に感謝しています。
私は新しいことが大好きなので、いろいろ探し出してきては、自分が楽しい!と感じることを書いています。そしてそれが結果的にビジネスにつながって成果が出てくるので、より楽しさがふくらんで、またやろうという意欲につながっていくのでしょうね。
編集長:
ハワイに長く住んでいると、とかく在住者の目だけでものを見たり表現したりになりがちですが、今岡さんはやはり仕事柄、日本のハワイファンの視点というツボを見事に心得ていらっしゃるんですよね。
今岡:
日本の方の認識と、アメリカやハワイの常識との違いを埋めるということは、旅行会社の現場としては永遠のテーマなのですね。でも実は今回は、その逆も書いてみたんですよ。あえてロコの視点になって日本からの旅行者の皆さんを見ると…みたいなことを、コラムとして挿入してみました。35年も旅行会社におりますと、いろいろと変わった体験をさせていただけるので、ほんの少しではありますが、皆さんに披露させていただきました。
編集長:
ちょっと口があんぐりといエピソードもあって、大笑いしたところもありました。
今岡:
文化や習慣の違いを楽しめてこそ、ハワイ旅行の醍醐味が味わえると思うんですよね。
編集長:
その延長上かもしれませんが、今回の本の半分強を費やしているのが、「思い立ったときが行きどきです」のコーナーですね。
今岡:
ええ、究極のロコ体験を紹介する方法として、今回は歳時記のようにして、一年の各時期におけるロコなりの過ごし方をまとめてみたのです。常夏の島とはいえ、そこには年末年始もあり、花の季節もあり、クリスマスもあるんですよね。彼らがどうその時期、その時期を過ごしているかをご紹介しつつ、日本の観光客の方々が一緒に楽しめるヒントなども織り交ぜました。
編集長:
ディープではあるのですが、ちゃんと一緒に体験できそうな身近さが感じられて、とても新鮮でした。思わず自分の生活と重ねて見たりして、当たり前のこととして意識すらしなかったりする、ハワイの暮らしの恩恵をあらためて見直すことができました。
今岡:
在住者の方に、そういう風に読んでいただけるのは光栄ですね。
編集長:
ところで最近はメルマガの他に
ブログも書かれていますよね。
今岡:
ええ、こちらはもう本当にパーソナルな生活の一部を日記風に書いたもので、書き方もネタも思いつくまま、カジュアルに楽しんでいます。
編集長:
愛犬との関わりとかもとても楽しく拝見しています。
今岡:
そういうパーソナルな部分を楽しんでいただけるという発見も、やはりブログならではですね。よく時間があるね、と言われるのですが、私は時間は自分で作るものと思っているんですね。でも、他の方に比べたら、やれていないことがまだまだたくさんあります。
編集長:
何年キャリアを積まれても衰えることのない向上心に感服いたします! ところで最後に、歳時記を読みながら興味津々になってしまったのですが、今岡さんが一番好きなハワイの季節、というのはいつなんでしょうか?
今岡:
一番好きなのはやはり夏ですね。日本の夏に比べると、太陽はギラギラと強烈ですが、日陰に行くと貿易風が吹いていて、肌のほてりをサッと爽やかに鎮めてくれる。自然の恵みの素晴らしさに、いつも感動させられます。
編集長:
「ちぐさランダム」も、次の目標は1000号ですね(笑)。
今岡:
はい、気が遠くなるような数字ですが、500号だって毎週の1号、1号の積み重ねで実現したんですよね。なので、今後もコツコツと地道に続けていきたいと思っています。
■インタビューを終えて
ハワイの旅行業界を見続けて35年の今岡さん。私も、いつも困ったときの今岡さん頼み、とばかりに、いろいろなことを教えていただいています。常に新しいネタを探す努力を怠らず、第一線で活躍する姿に脱帽です! 今後も毎週のちぐさランダム、楽しみにしています!