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「ハワイ時間」編集長インタビュー

2005年11月02日 | オアフ島 ハワイ島・ネイバー 

ハワイの本を買おう!
「ハワイ時間〜海と風と光でつむぐ永遠の夢」
編集長:工藤尚廣さんインタビュー
 アロハ! タカシです。
 以前、アロハタワーにごった返すメインランドからのクルーズ客を見て「こんなにたくさんの人がクルーズに乗って旅をしてるのか…」と、とても新鮮に思った覚えがあります。性格がせっかちだからか、日本とハワイのほんの7時間のフライトにさえうんざりしてしまう私には、何週間も船に乗って旅行するなんて、当時はまったく考えられませんでした。ハワイでの生活が10年目に突入した今になってやっと、日常の雑踏を忘れてゆっくりと過ごせる時間のすばらしさを実感できるようになった気がします。
 さて、せっかくハワイに行くのだからと、短い時間に予定をぎっしり詰め込んで、次から次へとハワイ旅行を「こなして」しまう皆さんのために(笑)、この度ハワイをテーマにしたムック「ハワイ時間〜海と風と光でつむぐ永遠の夢」が発刊されました。今回は、編集長の工藤尚廣さんにお話をうかがいました。
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■「ゆとりある旅のスタイル」を追求
タカシ: 今回の「ハワイ時間」は雑誌「船の旅」の増刊号として発刊されましたが、「船の旅」はもう創刊16年だそうですね。
工藤: はい、おかげさまで非常に長い間読者の皆さんに支えていただいて、編集部も大変喜んでいます。定期購読していただいている方もとても多いですし。
タカシ: 「船の旅」では世界中のクルーズを紹介されているわけですが、今回、ハワイに関する別冊を出したきっかけは何だったのでしょうか? 編集長の工藤さんがハワイ好きだったとか?
工藤: ハワイは個人的に好きですが(笑)、きちんと企画段階でとったアンケートの結果を参考にして決めました。「船の旅」の定期購読者と、世界的に人気のシルバー・シー・クルーズの日本人顧客を対象にした調査を行って、ハワイは人気の渡航先として第3位、滞在してみたい海外の人気リゾート地としては堂々の第1位だったんです。
タカシ: 「憧れのハワイ航路」なんていうフレーズもありましたね。
工藤: そうですね。ハワイはクルーズ・ファンの間でも憧れの場所ということでしょうね。
タカシ: ところで、「ハワイ時間」というタイトルが、実はちょっと気になっていたんです。「ハワイ時間(ハワイアン・タイム)」って、ふだん私たちの会話の中だと、皮肉な意味で使われることが多いと思うんですよね。約束に遅れてきたりとか、工事が予定通りに終わらないとか(笑)。
工藤: そうかもしれないですね。英文のタイトルが「Slow life in Hawaii」というんですが、ハワイには独特のゆったりとした時間の使い方があって、それがハイペースの人にはイライラの原因になってしまったりするのでしょうね。ハワイではみんながのんきに、ゆっくりと暮らしているっていうか。でも私たちとしては逆に、そういう人こそもっと心にゆとりを持っていいのでは? って思うのです。
タカシ: なるほど。
工藤: 例えば、旅行に行くのでも、短い時間にぎっしりと予定を詰めこんで、忙しく旅行するのがまだまだ主流なのかもしれませんが、もっとゆったりと旅先での「日常性」を楽しむような旅のスタイルもあると思うんです。自分があたかも、その土地の住民であるかのような過ごし方を楽しむ、というような。
タカシ: せかせかと忙しく動いてないで、もっとハワイのゆったりとした時間の流れを楽しみましょうよ、ということですね。
工藤: そうですね(笑)。そういうゆとりある新しいバカンスのスタイルを「船の旅」本誌では様々な形で読者に紹介してきましたし、もちろん今回の「ハワイ時間」も、そのような視点に立って編集いたしました。

■「ハワイ独特の空気と時の流れ」を視覚的に訴えて表現
タカシ: 「船の旅」と比べると、クルーズ以外の話題も多いですね。
工藤: そうですね。今回はリゾート・ホテルやタイムシェアに関する記事も取り上げています。クルーズ・ファンはリゾート滞在にも関心が高いですし、タイムシェアはある意味「別荘」であり「自分の家」なので、その土地に住んでいる感覚を楽しめると思うんです。
タカシ: リゾートやタイムシェアも「ゆとりの旅」につながっているということですね。それから、全体的に写真が多いですよね?
工藤: はい。今はハワイに関する本がとても多いので、言葉で伝わるハワイの情報はいたるところで得られると思うんです。
タカシ: インターネットでもハワイ情報はあふれていますしね。
工藤: そうですね。「船の旅」本誌のほうでも、言葉では伝わらないものにフォーカスを当てるようにしています。あとがきにも書いたのですが「ハワイ独特の空気と時の流れを再現する」ということを「ハワイ時間」の制作目標に設定したので、ハワイの光や水、空気をできるだけ鮮やかに伝えたい。それには言葉よりも、写真を多用するのがふさわしかったということです。
タカシ: ハワイに住んでいる私たちまで、思わず見入ってしまいます。リピーターでも、まるで初めてハワイに出会ったかのような感覚になれるかもしれませんね。
工藤: ありがとうございます。

■世代を超えて「ゆとりの旅」を
タカシ: やはり時間とお金に余裕がないと、「ゆとりの旅」も難しいですよね…(苦笑)。
工藤: 確かに「船の旅」本誌のコアの読者層も、中高年齢層の方が多いです。ある程度の高い収入や貯蓄があったり、またすでに引退されて、時間とお金に比較的余裕がある方たちですね。
タカシ: リッチな熟年世代向けの旅行スタイルということですか。
工藤: ええ。でも、最近はそういうシニア層だけではなく、30代、40代の読者もかなり増えているんですよ。
タカシ: えっ、そうなんですか?
工藤: とくに、今回「ハワイ時間」で紹介した、飛行機でハワイに飛んでクルーズでハワイ4島をめぐるような、いわゆる「フライ&クルーズ」は、30代のOLやヤングファミリー層に注目されつつあります。一般的に「ゆとりの旅」に対する関心が高まってきているように思います。
タカシ: 最近はゆったりと長期滞在を楽しまれている方も増えているようですね。
工藤: 「ハワイ時間」をできる限り多くの人に読んでいただいて、もっとたくさんの人に「ゆとりの旅」への関心を高めていただければと思っています。
タカシ: 私も将来の「ゆとりの旅」実現のために、積み立てでも始めようかな(笑)。今日はありがとうございました。

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ハワイ時間—海と風と光でつむぐ永遠の夢
価格:¥1,200(税込)
単行本:138ページ
出版社:東京ニュース通信社

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公開日 : 2005年 11月 2日