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第31回 新シリーズ「ハワイ8島のハワイアンキルト」Part6

 皆さまアロハ! 8月も後半に入り、夏休みもそろそろ終わりですね。今年の夏休み...

2008年08月27日


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 皆さまアロハ!
 8月も後半に入り、夏休みもそろそろ終わりですね。今年の夏休みは思い出深いものになりましたか? 私は日焼けした肌を見て、夏が終わったと感じています。では、今回も新シリーズ「ハワイ8島のハワイアンキルト」をお届けしたいと思います。ハワイ州は大きな8島から成り立っています。8島の中で4番目に大きい島がカウアイ島で、飛行機ではオアフ島から25分くらいかかります。
 ハワイとひと口に言ってもハワイ諸島が8島もあったこと、ご存知でしたか? 全部で8回にわたり、ハワイ州8島にちなんだ花や植物をあしらったハワイアンキルトをご紹介していきましょう。


プロフィール 本名:藤原小百合(アン/Anne)
anne_profile.jpg オハイオ州の高校に留学中、アメリカン・パッチワークを習い始める。 その後ハワイ移住。マウイ島のハナ・マウイ・ホテルを訪れた際にハワイアンキルトと出会い、そのすばらしさに感動。2001年9月11日、ニューヨークで起きた同時多発テロ事件の犠牲者とその家族へ贈る「千羽鶴フレンドシップ・キルト」の製作をインターネットを通じて広くキルターに呼びかけ、「キルトハワイ2003」ではハワイローカルの人たちからの応援を受け完成。現在はハワイと東京で「アン工房」のスタッフとクラスやイベントで活動中。2004年にはレタスクラブムックより「のんびり、チクチク、ハワイアンキルト」を出版。
⇒ホームページはこちら


☆カウアイ島とは?

 今回ご紹介するカウアイ島は、オアフ島から150km西に位置します。またカウアイ島は「ガーデン・アイランド」とも言われるように緑が多く、島全体の自然がすばらしい島です。一歩山の中に入ると、ジャングルのようになっている場所も少なくありません。カウアイ島中方部の「ワイアレアレ山」一帯は、アメリカで一番降雨量が多いため、緑が多いジャングルを育むのです。
 また、ハワイ諸島の中でも一番古い島で、キャプテン・クックが最初に訪れた島だと言われています。ユニークな天候が島の神秘的な景観を作り出し、島北部のナ・パリ・コーストや、太平洋のグランド・キャニオンと言われるワイメア・キャニオンは壮大です。人口は約5万6000人と少なく、オアフ島のすぐ隣とは思えないほど、素朴な自然の多い島です。

 そして、その自然の恵みを見いだされ、「太平洋のハリウッド」と呼ばれるほど多くのアメリカ映画やテレビドラマのロケ地として使われます。中でもエルビス・プレスリーの映画で空前のヒットとなった「ブルー・ハワイ」、「キングコング」、「レイダーズ/失われたアーク」、「ジュラシック・パーク」、「6デイズ・7ナイツ」などもカウアイ島で撮影されています。ムービー・ツアーも催行されていて、島のアトラクションにもなっています。
 カウアイ島にはこのほか、不思議な伝説が多くあります。ポリネシア人がカウアイ島に来る以前から、「メネフネ」と言われる小さい妖精が住んでいたと言われています。「メネフネ」はとても働き者で、今でもハワイの話の中にはよく登場する妖精です。「メネフネ」がひと晩で作ったと言われる魚の養殖池なども残っています。

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カウアイ島北部のハナレイにある、とても歴史の古いタロイモ畑


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カウアイ島北部のキラウエア灯台


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カウアイ島の代表的な田園風景
Photographed by Mitsue Varley


☆カウアイ島の花 モキハナ

 カウアイ島の花は、モキハナと言われていますが、実はこれは花ではなく、モキハナ・ベリーというモキハナの実なのです。この実は微かに甘く香り、よくマイレの葉とともにレイに使われます。モキハナはカウアイ島にしか生息しておらず、中でもコケエ州立公園でよく見られると言われています。 実は小さく直径が約1.3センチくらいです。緑色をしていますが、赤っぽいレイヤーが入っていたりもします。実からでる液を肌に付けてしまうと、皮膚がただれてしまうこともあるようです。
 カウアイ島の花なので、カウアイ島のどこでも見られると思うと、違うようです。ハワイの固有種なので、絶滅しないように、密かに人里離れたところに生育しているのかもしれませんね。
 モキハナの葉は香りがよく、車の中に入れておくと数カ月香りが続くこともあります。華やかな花ではありませんが、カウアイ島のシンボルとしてハワイアンキルトのデザインでもよく見かけます。

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モキハナ・ベリーはこんな形をしています


☆モキハナの花のハワイアンキルトをデザインする!

 カウアイ島の花は、モキハナと言われるベリーです。この実の感じを全くの丸ではなく、少し四角っぽい丸の形を出すのが難しかったです。実のほかにも、葉も香りがすることから取り入れてみました。私は今までにも、ほかのキルターのデザインでモキハナのキルトを作っています。それぞれがユニークなパターンで、プカ(穴)のあるモキハナが多かったような気がします。丸い実のようなモキハナをパターンにすると、きっとプカが入ってしまうのでしょう。

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モキハナ・ベリーの写真を見ながらデッサンする


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モキハナの実と葉をバランスよく配置する


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昔作ったモキハナのハワイアンキルト


☆モキハナ・ベリーと葉をキルティングする!

 カウアイ島の色は紫です。今回は薄い紫(バイオレット)を下地に使い、はっきりとした紫(グレープ)でアップリケをしてみました。実の部分の、丸いようでちょっと楕円のような形をアップリケするのは、ちょっと大変ですが、アップリケ好きの私は楽しみながら仕上げました。アップリケ終了後は落としキルトを始めます。落としキルトはアップリケのデザインのすぐ外側を縫います。落としキルトをするとデザインが盛り上がり、デザインがしっかりと浮き上ります。 そして飾りキルトをします。キルト糸は下地とバイオレットの糸を使うと、ステッチが浮き上がり、より一層モキハナの実や葉の感じを引き出せます。実はプカ(穴)をあけずに、モキハナの実の感じを強調するキルティング・ラインを入れてみました。最後はアップリケのデザインの周りをエコーイングキルトしていきます。そしてモキハナの花のクッションが完成です!
 デザインのみでなく、色やキルト芯の厚みにより、より一層本物に近づくというテクニックも必要になったりしますね。皆さんもご自分なりに、いろいろ工夫し、ハワイアンキルトを楽しんで下さいね!

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モキハナ・ベリーと葉のキルトライン


 次回は東京&神戸レッスンの為、アロハストリートはお休みさせていただきます。その後残りの2島(ニイハウ島、カホオラヴェ島)からのハワイアンキルトをお届けいたします。ハワイに関して、少しづつ新しい知識を増やしていただけるとうれしいです。各島の花だけではなく、島の色と融合させて、ハワイアンキルトを作るのも楽しいですよね。
 では次回もお楽しみに!!
By Anne

Anne's Hawaiian Quilt
住所:307 Lewers St Suite 808 電話:922-3451 (ワイキキ、ルイヴィトンの山側、牛角レストランの8階)


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