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第28回 新シリーズ「ハワイ8島のハワイアンキルト」Part3

2008年05月19日 | オアフ島 ショッピング ハワイで暮らす 学校、教室 

 
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皆さまアロハ!
 新緑の5月ですね。お元気でしたか?

 今回も新しいシリーズ「ハワイ8島のハワイアンキルト」をお届けしたいと思います。ハワイ州は大きな8島から成り立っています。マウイ島のとなりの島ひとつがラナイ島です。マウイ島からはすぐの位置にありますが、船では1時間弱かかります。

 手つかずの自然が多いことで知られるラナイ島。ラナイ島の花はカウナオア(Kauna'oa)という白い小さな花です。地上に這うように生えていますが、エアープラントと呼ばれるように、空気中でも育つ植物です。

 ハワイとひと口に言ってもハワイ諸島が8島もあったこと、ご存知でしたか? 全部で8回に渡り、ハワイ州8島にちなんだ花や植物をあしらったハワイアンキルトをご紹介していきましょう。

プロフィール 本名:藤原小百合(アン/Anne)
anne_profile.jpg オハイオ州の高校に留学中、アメリカン・パッチワークを習い始める。 その後ハワイ移住。マウイ島のハナ・マウイ・ホテルを訪れた際にハワイアンキルトと出会い、そのすばらしさに感動。2001年9月11日、ニューヨークで起きた同時多発テロ事件の犠牲者とその家族へ贈る「千羽鶴フレンドシップ・キルト」の製作をインターネットを通じて広くキルターに呼びかけ、「キルトハワイ2003」ではハワイローカルの人たちからの応援を受け完成。現在はハワイと東京で「アン工房」のスタッフとクラスやイベントで活動中。2004年にはレタスクラブムックより「のんびり、チクチク、ハワイアンキルト」を出版。
⇒ホームページはこちら


☆ラナイ島とは?

 今回ご紹介するラナイ島は、オアフ島から行くとモロカイ島の次、マウイ島の手前に位置する小さい島です。ハワイ諸島の中では6番目に大きな島ということになります。以前はパイナップル・アイランドを呼ばれていたように、島のほとんどでパイナップルが栽培されていましたが、今ではいっさいパイナップルの栽培は行われていません。フォーシーズンズのホテルがふたつ、海側(マネレ・ベイホテル)、山側(ロッジ・アット・コエレ)にそびえ、高級感あふれるリゾートとなっています。 島の中央部分にはラナイ・シティがあり、昔からあるホテル・ラナイと小さな町並みが楽しめます。ロッジ・アット・コエレがある島の山側は高原のようで、ノーフォーク・パインツリーがたくさん植えられていて、ハワイではないような、爽やかな涼しさがあります。オアフ島から飛行機でたった30分の島ですが、まったく様相も気候も違う、とてもユニークな島となっています。
 オアフ島の人でも、ラナイ島を知らない人が多くいるくらいですが、ハリウッドのスターやヨーロッパのツーリストなどには昔から人気です。ツーリストが少ないことから、お忍びで楽しむことができるのが、この島のすばらしいところかもしれませんね。ラナイ島の花は「カウナオア」という小さな白い花で、島の色はオレンジと指定されています。

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ラナイ島の花、カウナオア
Both photos by "Forest & Kim Starr"


☆ラナイ島の花 カウナオア

 ラナイ島の花はカウナオア、白い小さな花です。なかなか見つけるのが難しいですが、マウイ島やラナイ島の地面に近いところで見ることができます。根、茎、花が入り組んでいて、土の中だけでなく、空気中でも育つことのできるエアープラントの一種。ほかの植物に寄生して大きく育つ植物とも言われています。この花がどうしてラナイ島の花になったかは定かではありませんが、ここにもまた逸話があります。
 その昔、ハワイ島キラウエアに棲む火の女神「ペレ」が、ハワイの島々のビーチに贈り物として、小さな花を咲かせたとされています。フラにもよく使われるこのカウナオアの花は、レイにも使われたりします。また、違った神話としては、「Stories of Old Hawaii」(By Roy Alameida, Betty Dunford) の中に、「The Legend of the Hau Bloosom」というお話があります。ここにはカウナオアとポーフエフエが登場します。かわいいお話で、男女のやり取りの末、最後には結ばれるというものですが、カウナオアの植物がポーフエフエ(モーンング・グローリー=朝顔)にずっと絡んでいるのは、その男女のお話から始まっているのだそう。ハワイの植物や花には、こういった逸話が多いようです。

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ラナイ島の花カウナオア
All photos by "Forest & Kim Starr"


☆カウナオアのハワイアンキルトをデザインする!

 カウナオアの花や茎を観察したあとは、いつものように、ハワイアンキルトのモチーフ用にデッサンしてみましょう。今回はとても小さな花なので、ぐちゃぐちゃにならないように、花のひとつひとつをしっかり描こうと思いました。ただ、細長い茎や花の線が細いので、その線を細くしないようにするのがとても難しかったです。 私は線の太いデザインが好きなので、なかなか思ったようには描けませんでしたが、何とか納得のいくデザインになったと思います。ラナイ島の色はオレンジですから、今回は下地がサーモン、アップリケがオレンジの色を使いました。花を描く時は、開いた状態の花を描くか、花を横から見た形を描くかにより、かなり花や全体のイメージが変わってきます。開花している状態のカウナオアは5つ角のある星の形をしています。そして側面から見ると、また違う形をしているので、今回は2種類の花を、細い茎のイメージと合わせデザインしてみました。いかがでしょうか? 今まで、ほかのキルターのカウナオアのデザインを見たことがないので、ちょっとユニークな、私風のすてきなパターンに完成したのではないかと思います!

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カウナオアの花をデッサンし、クッションパターンを描く。


☆カウナオアのキルティングをする!

 カウナオアの花は可憐で小さいので、キルティング・ラインも細かいものになりました。また茎の部分が細く、くるくると巻き付く感じなので、それを表現するのも苦労しました。キルティングよりもアップリケの方が細かく大変でしたが、その分キルティングは少し楽だったと思います。本物の花に忠実にデザインをキルティングしていくのは、今回は楽しかったように思えます。
 伝統的なハワイアンキルトは、エコーイングキルトのごとく、デザインに沿って幾重にもキルティングを施していくものですが、今回も私のキルトはより本物の植物に近く、コンテンポラリーなハワイアンキルトに仕上げてみました。また、花の凹凸感を表現するため、キルト芯を少し厚くしてみました。よって花の部分がぷっくりとより浮かび上がり、模様がはっきりしたように思います。デザインだけでなく、色やキルト芯の厚みによって、より一層本物に近づけるというテクニックも必要になったりしますね。皆さんも自分なりに、いろいろ工夫して、ハワイアンキルトを楽しんで下さいね!

 
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カウナオアの花のキルティング

 次回は他の5島からのハワイアンキルトをお届けいたします。ハワイに関して、少しづつ新しい知識を増やしていただけるとうれしいです。各島の花だけではなく、島の色と融合させて、ハワイアンキルトを作るのも楽しいですよね。
 では次回もお楽しみに!
By Anne

Anne's Hawaiian Quilt
住所:307 Lewers St Suite 808 電話:922-3451 (ワイキキ、ルイヴィトンの山側、牛角レストランの8階)


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