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第27回 新シリーズ「ハワイ8島のハワイアンキルト」Part2

2008年04月08日 | オアフ島 ショッピング ハワイで暮らす ハワイ島・ネイバー 学校、教室 

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皆さまアロハ!
 春ですね。お元気でしたか? お花見はされましたか?

 今回も新シリーズ「ハワイ8島のハワイアンキルト」をお届けしたいと思います。ハワイ州は大きな8島から成り立っています。ハワイ諸島の中でも2番目に大きいのがマウイ島で、大きくてすてきなリゾートがあったり、ハレアカラという大きな火山や手つかずの自然がたくさんあったりと、とてもユニークです。

 マウイ島の花は、ロケラニローズという濃いピンクの八重のバラです。ハワイとひと口に言ってもハワイ諸島が8島もあったこと、ご存知でしたか? 全部で8回に渡り、ハワイ州8島にちなんだ花や植物をあしらったハワイアンキルトをご紹介していきましょう。

プロフィール 本名:藤原小百合(アン/Anne)
anne_profile.jpg オハイオ州の高校に留学中、アメリカン・パッチワークを習い始める。 その後ハワイ移住。マウイ島のハナ・マウイ・ホテルを訪れた際にハワイアンキルトと出会い、そのすばらしさに感動。2001年9月11日、ニューヨークで起きた同時多発テロ事件の犠牲者とその家族へ贈る「千羽鶴フレンドシップ・キルト」の製作をインターネットを通じて広くキルターに呼びかけ、「キルトハワイ2003」ではハワイローカルの人たちからの応援を受け完成。現在はハワイと東京で「アン工房」のスタッフとクラスやイベントで活動中。2004年にはレタスクラブムックより「のんびり、チクチク、ハワイアンキルト」を出版。
⇒ホームページはこちら


☆マウイ島とは?

 今回ご紹介するマウイ島は、オアフ島からモロカイ島、ラナイ島の次に続く島となっています。マウイ島の玄関はカフルイ空港です。空港から西に行くと、西マウイ。カウナパリやカパルアのリゾート地区があります。そして空港から南東へ行くと、比較的新しいワイレアのリゾート地区があります。また東へ行くと、私が一番最初にハワイアンキルトに出会い、心を動かされた、「天国のようなハナ」と言われるハナマウイがあります。
 ハワイ諸島で2番目に大きなマウイ島は、さまざまな顔を持っています。3,000メートル級の山ハレアカラは火山であり、高山植物のシルバースォードの花が咲いていたり、アップ・カントリーでは寒暖の差を利用して、プロテアやラベンダーなどが植えられています。そんなユニークな地形のマウイ島は、太陽がほかの島よりも近いせいか、太陽が熱く、青がとてもきれいに感じられる島だと思います。
 マウイ島は、オアフ島に比べて土地も広いので、ホテルの敷地内にたくさんのお花や植物を見ることもできます。マウイ島の花はピンクのロケラニローズ、島の色はピンクです。

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マウイ島の花、ピンクのロケラニローズ


☆マウイ島の花 ロケラニローズ

 マウイ島の花はロケラニローズ、ピンクの濃い色の花です。ロケラニとは、ハワイ語で「天国の花」という意味。花はあまり大きくないですが、とても香りがよく、花びらが八重になっているのが特徴です。もともとはハワイの固有種(ハワイに産まれた植物)ではなく、1820年代、宣教師がハワイにキリスト教を伝来した時に、宣教師の妻たちにより持ち込まれたものではないかと言われている外来種です。ですが、香りが高く、ハワイアンにとても人気のあったバラは、今ではマウイ島の花に指定されています。
 私が別名(英語名)ダマスカス・ローズと呼ばれているこのバラと出会ったのは、オアフ島の「クィーンエマのサマーパレス」だったと記憶しています。ピンクでも濃いピンク、いわゆるフューシャ(赤紫)色をしていました。花びらも入り組んだ八重だったので、とても鮮明に覚えています。ハワイのお花屋さんで売っているバラは、南アメリカからの輸入物ばかりなので、香りが全然ありません。むしろほこりくさい感じ(笑)。そんなバラばかりを見ていたので、一番初めに嗅いだロケラニローズの香りはとても印象的でした。ロケラニローズのつぼみは、レイにも使われています。

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オアフ島、クィーンエマのサマーパレスで撮影したロケラニローズ


☆ロケラニローズのハワイアンキルトをデザインする!

 ロケラニローズの花の観察ができたら、今度はハワイアンキルトの作成です。今回もクッションを作ります。 まずはロケラニローズから、花や葉の感じをデッサンしていきます。通常は花ばかりに目が行きがちですが、私のハワイアンキルトのデザインは、必ず花と葉を入れてバランスをとります。花びらが八重のローズはとても難しく、何回も何回もモチーフのデッサンに失敗してしまいました。
 花びらと同時に葉もデッサンしていきます。バラのトゲを表現したいと思いましたが、ハワイアンキルトの特徴である柔らかい感じが失われてしまうので、今回はトゲなしにしました。そして手書きのモチーフができ、実際に濃いピンク(フューシャ)の生地をカットしてみましたが、うまくいきませんでした。
 そして3回目のカッティングで、やっと納得のいく八重のロケラニローズができ上がりました。紙と鉛筆で描いている時と、実際に生地をカッティングしてみるのとでは、モチーフが変わってきてしまうことも多々あります。結構難しいものです。下地は薄いピンクを使用しました。

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私が描いたロケラニローズのクッションパターン

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ロケラニローズの花の中心部分のスリット


☆ロケラニローズのキルティングをする!

 バラの花びらは細かく丸くなっているので、アップリケに時間がかかりました。また、花の内部、花びらの八重の部分を表現するために、切り込みを入れたのですが、こちらのアップリケがホントに大変で、苦労しました。でも、自分で描いたパターンなので誰にも文句が言えず、本当に孤独な作業になります(苦笑)。そしてアップリケが完成したら、キルティングです。
 本物の花に忠実なデザインをキルティングしていくのも本当に大変です。とくに花の部分は何回もやり直して、やっと納得のいく飾りキルトを考えだすことができました。そうするとふたつめの花の飾りキルトは楽になってきます。伝統的なハワイアンキルトは、エコーイングキルトのごとく、デザインに沿って幾重にもキルティングを施していくものですが、今回も私のデザインはより本物の植物に近く、コンテンポラリーなハワイアンキルトに仕上げてみたかったので、時間がかかりました。
このロケラニローズは、大きな壁掛けやベッドカバーにして、花をもう少し大きくすると、もっと楽に制作できるかもしれませんね。でも苦労して完成させたキルトほど、かわいく感じるものなのです。
 
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ロケラニローズの花のキルティング
 

 次回は他の6島からのハワイアンキルトをお届けいたします。ハワイに関して、少しづつ新しい知識を増やしていただけるとうれしいです。各島の花だけではなく、島の色と融合させて、ハワイアンキルトを作るのも楽しいですよ。
 では次回もお楽しみに!
By Anne

Anne's Hawaiian Quilt
住所:307 Lewers St Suite 808 電話:922-3451 (ワイキキ、ルイヴィトンの山側、牛角レストランの8階)


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