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第23回 海の中のハワイアンキルト[終] 「クジラ」
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| 第23回 海の中のハワイアンキルト 【最終回】 「クジラ」 |
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| ■ザトウクジラとは? |
| ハワイの海では、毎年11月終わり~12月初旬から、4月頃まで見ることができます。ザトウクジラはこの時期、アラスカの海から約1カ月かけて、出産、子育てをしにハワイの暖かい海にやって来ます。英語ではハンプバック・ホエールと言い、背中のこぶから「せむしのクジラ」と呼ばれているのです。 成長したザトウクジラの体長は約13~15メートルになり、体重は約30トン。体長の約3分の1の長さにあたる、長い胸びれと頭部のこぶが特徴です。このように大きなザトウクジラですが、主食は小さな魚やプランクトン。でも出産期のメスは、餌を食べずに回遊しているとも言われています。 ハワイでは、クジラが出産後、子育てをしている姿も見ることができます。子クジラを自分の体の上で泳がせ、息ができるように下から押し上げ、息の仕方を教えたりしているようです。そして3月から4月にかけて、再びアラスカへと戻って行くのです。オアフ島でも、マカプウ岬やダイヤモンドヘッドから見えることもありますし、この時期はホエールウォッチング・ツアーも催行され、観光客の人気を呼んでいます。 |
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| ■ザトウクジラの歌と子クジラの秘密 |
| ザトウクジラのオスはメスの気を引くためか、不思議な歌を歌います。その歌がどんなものか、私は聞いたことはありませんが,短くて5分~10分、長くて30分ほど歌い続けるらしいです。求愛のためなのでしょうか? 子クジラは、生まれた時の体長は約4メートル、体重は約1トン。でもその成長は著しく、毎日体長約2.5センチ、体重は約45キロも増えるのだとか。そしてもっとびっくりするのは、子クジラは母乳だけで6カ月間育つそうで、世界一、濃厚なミルクだそうです。子クジラが1日に飲む母乳の量は約190~380リットル。ちょっと想像がつかない量ですが、ミルクだけで大きく成長するのは、長いアラスカへの航海が待ち受けているからでしょうか。 |
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| ■ザトウクジラをモチーフにクッション作り |
| さて、今回はおもしろいパターンを考えてみました。通常クッションサイズだと、ハワイアンキルトは1/8の大きさのパターンを広げてシンメトリックな模様にするのですが、今回は1/8と1/4の大きさのパターンを混ぜてみました。中心のクジラの尾の部分は1/8、周りのクジラは1/4の大きさにしてみました。ちょっと変わっていますが、どうでしょうか? テールスラップと言う、尾を水の上に出す行動がとても有名なので、どうしてもクジラの尾の部分を表現したかったのと、雄大なザトウクジラの形を作りたかったので、こんな感じになりました。 そして頭部の瘤やお腹のストライプの部分を刺繍糸で工夫してみました。ザトウクジラの雰囲気が伝わればいいのですが…。いろいろな資料を読んでみて、子クジラも一緒にキルトのデザインの中に入れればよかったなあと思いましたが、それは次の作品の課題にするとしましょう。 |
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| ■マウイでザトウクジラに会う? |
| マウイ島のラハイナはその昔、捕鯨で栄えた港町でした。ザトウクジラは泳ぐスピードが遅いため、クジラ漁の格好の標的だったと言われています。1966年にあまりにも数の少なくなったザトウクジラに対して、商業捕鯨が世界的に禁止されました。それからはクジラの保護がうまくいったようで、ハワイでは毎年ザトウクジラに会えるようになりました。遠くからでも、クジラの姿が見られると、なぜかうれしくなります。マウイ島、オアフ島ではホエールウォッチングのツアーに参加できますので、ぜひ一度は参加してみてくださいね! マウイ島マアラエア地区にある、マウイ・オーシャン・センターに行くと、子クジラが毎日飲む母乳の量が牛乳パックで展示されていて、とてもわかりやすいですよ。マウイ島に行かれる時には、こちらにもぜひ立ち寄ってみてください。 |
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| 公開日 : 2007年 9月 26日 |