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第12回サンプラーズ・キルト[6] プルメリア

2006年05月31日 | オアフ島 学校、教室 

アン先生のハワイアンキルトなティータイム
 第12回
 サンプラーズ・キルト Part6
 「プルメリア」
 皆さまアロハ!   
 ハワイも夏に差しかかっています。日も長くなり、日中の太陽がギラギラしてきました。あちらこちらではシャワーツリーが咲き始めています。
 さて、今月もハワイでティー・タイム(コーヒータイム)が楽しめる、すてきな場所をご案内するとともに、その場所からインスピレーションを得たモチーフで、ハワイアンキルトを作成してみたいと思います。
 6回目は、ハワイアンキルトの定番中の定番! ハワイの花「プルメリア」をご紹介します。名前も一新した「ザ・カハラ」の「ザ・ヴェランダ」でのすてきなアフタヌーンの様子もお伝えしますね。
 キルトは毎月1枚づつ作成し、次回には大きなサンプラーズ・キルトが完成する予定です。お楽しみに!
プロフィール
本名:藤原小百合(アン/Anne)
藤原小百合(アン/Anne)  オハイオ州の高校に留学中、アメリカン・パッチワークを習い始める。 その後ハワイ移住。マウイ島のハナ・マウイ・ホテルを訪れた際にハワイアンキルトと出会い、そのすばらしさに感動。2001年9月11日、ニューヨークで起きた同時多発テロ事件の犠牲者とその家族へ贈る「千羽鶴フレンドシップ・キルト」の製作をインターネットを通じて広くキルターに呼びかけ、「キルトハワイ2003」ではハワイローカルの人たちからの応援を受け完成。現在はハワイと東京で「アン工房」のスタッフとクラスやイベントで活動中。2004年にはレタスクラブムックより「のんびり、チクチク、ハワイアンキルト」を出版。

ホームページはこちら
アン先生のインタビュー記事はこちら

■「ザ・カハラ」のプルメリアとドルフィン

▲ホテル内で出会えるドルフィン。

▲ホテル内のプルメリアの木。
 ホノルルの街より車で約15分くらいの所にある、由緒ある「ザ・カハラ」は、落ち着いた雰囲気のホテルとして有名で、多くのリピーターに愛されています。世界中のセレブが集うこのホテルは、ワイキキのように、たくさんの人がいないので、本当の意味での避暑地に近い場所ですね。ホテルの中庭やビーチの木陰に座り、本を読んだり、音楽聞いたり、そして作りかけのキルトを手にしたりできたら…。まぁ、そんな時間を過ごすというのは夢ですね(笑)。
 また隣には、年に1度、ソニー・オープンが開催されるワイアラエ・カントリー・クラブがあり、カハラという高級住宅地の中に佇む、閑静なホテルであることがわかります。
 ホテル内では、ドルフィンを見ることもできます。ドルフィンは心を開いて、癒しを与えてくれる動物としても有名ですが、私も時々ここに来ては、ドルフィンを眺めて元気をもらっています。またロビーから階下に下りたところにある「プルメリア・カフェ」は、その名の通り、レストランの外にプルメリアの木がたくさんあり、海も目の前に広がっていて、雰囲気も眺めも最高ですよ。

■「ザ・ヴェランダ」でのアフタヌーン・ティー
 ホテル内を散策したあとは、フロントデスクのすぐ横の「ザ・ヴェランダ」で、毎日午後2時より始まるアフタヌーンティーを楽しんでみましょう。ここはあまり広くはありませんが、クリスタルのシャンデリアの下、自然の風を感じながら、ゆったりとした気分でお茶が楽しめます。テーブルも椅子も誰かの応接間にいるような、安心感のある大きなものです。
 そして登場するのは、伝統的な3段のお皿に盛られたアフタヌーン・ティー! 手作りスコーン、フィンガー・サンドイッチ、ケーキなどが運ばれてくる瞬間は、とろけそうになりますよね。
 ここの紅茶は13種類あって、おすすめは、パッションフルーツなどをブレンドした、ほのかに甘いハワイの味がする「ザ・ヴェランダ」。今回私が選んだ紅茶は「クィーン・エマのローズ・ティー」で、ほのかにバラの香りがします。女性同士で、ちょっと上品にお茶をする午後のひとときは、至福の時間。この時は3人でお茶をしたのですが、話題は尽きることがなく、2時間があっというまでした。

▲ザ・ヴェランダのエントランス。

▲大きな応接間にご招待された気分。

▲豪華3段の伝統的なアフタヌーン・ティー。

■プルメリアの花
 ザ・カハラにはプルメリアの木が多く、レストランも「プルメリア・カフェ」という名前のレストランもあるくらいなので、今回のモチーフには、プルメリアを使うことに決めました。
 プルメリアはハワイを代表する花のひとつとして、とても有名です。レイや髪飾りとしても欠かせないものになっていますが、本来はハワイ固有の花ではなく、外国から持ち込まれたのだそうです。ハワイでは1年中、どこかで咲いてはいますが、種類も多く、季節によって、花を付ける木が違うそうです。
 1番よく見かけるプルメリアの花の色は白で、中央部分が黄色のものですが、木の種類により、白、黄色、ピンク、赤などの色も楽しめます。私がお墓参りによく行くパンチボウルにも、色とりどりの花が咲いています。香りも高く、花が丈夫なので、長持ちするんですよ。
 おみやげとして、プルメリアの苗(根が付いていない)も売られているので、私の母は日本に持ち帰って育てていますが、花が3個ほど付きました。寒い日本でも室内で大切に育てれば花を付けるように、暑さや寒さにも強い花なのですね。

▲ホテル内のプルメリアの花。

▲日本の実家で育っているプルメリアの木。

■プルメリアの花のデザイン
 プルメリアは、ハワイアンキルトのモチーフとして、とてもよく使われる花で、私も今までに、いろいろな形でデザインをして来ました。でも今回は、2色のプルメリアのデザインにチャレンジです。サンプラーズ・キルトを制作する上での統一感を出すため、前回まで使っていたシーフォームの緑を基調に、ダフォディル(薄い黄色)とオールドローズという紫系のピンクの生地を使ってみました。
 通常はシンメトリックのデザインなので、花をバラバラに散らすと、少しコンテンポラリーなキルトになるかと思いますが、こんな風に遊び心を取り入れると、キルト・メイキングも楽しくなると思いますよ。
 プルメリアはあまりにもポピュラーな花なので、どのように自分らしさをデザインに生かすことができるかが、重要なポイントになるのです。ハワイアンキルトは通常2色からできていますが、花の部分の色を変えると、雰囲気がかなり変わりますので、皆さんも自分らしい花を表現してみてはいかがですか?

▲ホテル内に咲いているプルメリアの花。

▲まずはシーフォームの緑で枝や葉を表現

▲型紙に合わせて、2色の花を置きます。

▲アップリケが終了し、キルティング開始。

▲キルティングラインで、よりプルメリアを立体的に表現。

▲キルティング終了後の花と枝、葉の部分。


ザ・ヴェランダ at ザ・カハラ
営業時間:16:00~24:00(ただしアフタヌーン・ティーは14:00~17:00)
電話:739-8895(予約がおすすめ)

■サンプラーズ・キルト
 さて、サンプラーズ・キルトと言っても、ご存知ない方もいらっしゃると思うので、少しご説明しましょうね。
 サンプラーズとは、サンプル用にいろいろなパターンをつなげて作るキルトのことを言い、ハワイアンキルトでも、アメリカン・パッチワーク・キルトでも作ることができます。いつもはひとつのモチーフでしか作れない大きなキルトも、何種類かの違うモチーフをつなげて、楽しめるという利点があります。小物を作ってから、大きな作品に挑戦してみたいという方にも、ちょうどいい大きさですよね。私が作っているのは、45センチ四方のサイズなので、6枚つなげると、135センチ×90センチの大きなウォールハンギングやベビーキルトにもなります。
 さらに、12枚つなげると180センチ×135センチのベッドカバーにも。工夫次第では、自分でもびっくりするほどの大作になるんですよ。
 皆さんも、写真のような大きなキルトを想像して、ちくちく毎日作りましょう!

 大きなキルトを制作するのは、ちょっと無理と考えてしまうかもしれませんが、このように毎月1枚づつ作って行くと、いつの間に出来上がるものです。そういう意味で、サンプラーズキルトは、皆さんが思っているよりも簡単だと思います。
 さて、今回で6枚のサンプラーズキルトが完成しました。いろいろな場所から印象を受けたキルトを制作しましたが、次回はこれをつなぎ合わせ、1枚の大きなキルトとして完成させたいと思います。いったいどんな感じになるのか、今から楽しみにしていて下さいね!

■このコラムへのご意見、ご感想、リクエストはこちらまで。たくさんのメールお待ちしています!!

公開日 : 2006年 5月 31日