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第9回サンプラーズ・キルト[3] ハイビスカス

2006年02月01日 | オアフ島 学校、教室 

アン先生のハワイアンキルトなティータイム
 第9回
 サンプラーズ・キルト Part3
 「ハイビスカス」
 皆さまアロハ!
 今年のハワイの冬は、雨も少なく、とても過ごしやすいのですが、ダイヤモンドヘッドの緑は、昨年より、少しばかり薄い気がします。
 さて、今月もハワイでティー・タイム(コーヒータイム)が楽しめるすてきな場所をご案内するとともに、その場所からインスピレーションを得たモチーフで、ハワイアンキルトを作成してみたいと思います。第3回は、ワイキキのピンクパレスこと、ザ・ロイヤル・ハワイアンのマイタイ・バーと、ここで出会った多くの植物、そしてハイビスカスをご紹介しましょう。
 キルトは毎月1枚づつ作成し、7回目には大きなサンプラーズ・キルトが完成する予定です。どうぞお楽しみに!
プロフィール
本名:藤原小百合(アン/Anne)
藤原小百合(アン/Anne)  オハイオ州の高校に留学中、アメリカン・パッチワークを習い始める。 その後ハワイ移住。マウイ島のハナ・マウイ・ホテルを訪れた際にハワイアンキルトと出会い、そのすばらしさに感動。2001年9月11日、ニューヨークで起きた同時多発テロ事件の犠牲者とその家族へ贈る「千羽鶴フレンドシップ・キルト」の製作をインターネットを通じて広くキルターに呼びかけ、「キルトハワイ2003」ではハワイローカルの人たちからの応援を受け完成。現在はハワイと東京で「アン工房」のスタッフとクラスやイベントで活動中。2004年にはレタスクラブムックより「のんびり、チクチク、ハワイアンキルト」を出版。

ホームページはこちら
アン先生のインタビュー記事はこちら

★ニュース★
2月に東京でキルト教室開催! 2月5日(日)~15日(水)に、東京、目黒でアン先生がキルト教室を開催。初心者から経験者まで、楽しく学べるレッスンの詳細はこちら

■ザ・ロイヤル・ハワイアン
 ワイキキ・ビーチのほぼ中心にある、ピンク色のユニークな形のホテルをご存知の方は多いと思いますが、ここが「ピンクパレス」と呼ばれる、歴史あるザ・ロイヤル・ハワイアンです。1927年、王家のヤシ園とクイーン・カアフマヌのサマー・ホームの敷地に建設されたのが、今の本館の建物で、ハワイ王家の王女や王子が遊び場としていたのが、ココナッツ・グローブと呼ばれる庭です。現在、ホテルの正面は、もともと裏であった場所を使っていますが、昔はカラカウア大通り沿いの正面玄関に車寄せがありました。ロイヤル・ハワイアン・ショッピング・センターが建設されたときに、カラカウア通りとはつながらなくなってしまったようですね。しかし、昨年から今年にかけて行われているショッピング・センターの改築では、このココナッツ・グローブを、カラカウア大通りから見えるように、いろいろ工夫をしていると聞いています。
  ここにあるココナッツの木は建物と同じように、長い年月、同じ場所にそびえています。そして、いくつかのココナッツの木は、不思議なパワーを持っているそうです。

■ピンクパレスのセルフ・ガイド・ウォーキング・ツアー
 このホテルの中庭では、たくさんの植物を観察することができます。1926年、ホテルは「トロピカル・ガーデン・パラダイス」と呼ばれるべく、建築家を雇いました。その当時、40種類の植物が、ハワイ島のボルケーノ・ハウスから運ばれて来たと言われ、現在でも約50種類以上の植物が、セルフ・ガイド・ツアーで楽しめるようになっています。
  まずはホテルのコンシェルジェ・デスクで、このガイド・ツアーの写真入りパンフレットをもらい、とってもスローなペースで楽しめる、このウォーキング・ツアーに参加してみましょう!
 パンフレットを読みながら歩いて行くと、ブリーディング・ハート、ポインチアナ、アフリカン・チューリップ、カンナ、ティアレ、レッド・ジンジャーなど、1年中色とりどりの花が楽しめます。ハワイアンキルトのデザインを描こうと思っている人は、遠くまでトレッキングに行かなくても、ここで十分、植物や花の写真を撮ることができますよ! じっくり、ゆっくり、いろいろな植物を探しながらの散歩は、時間を忘れさせてくれます。ワイキキの真ん中にも、これだけゆっくりした時間が流れている場所があったのですね。

■マイタイ・バーのピンクドリンク
 散歩の後は、ちょっと冷たいドリンクを飲みに、マイタイ・バーに行ってみましょう。このマイタイ・バーは、有名なトロピカル・ドリンク「マイタイ」発祥の地。今では、ピンクパレスにちなんだピンクの飲み物も楽しめるようになっています。バーと言っても、かわいらしいノンアルコールも飲めるのでご安心を。おすすめのピンク・レモネードは、とってもさわやかで、きれいなブルー・オーシャンを目の前にすると、一層涼しげなひとときが過ごせます。
 おっと、ティータイムの時間でしたね! でも今回は、暑い日差しを浴びたので、ウォーキング後は、冷たい飲み物でクール・ダウンしましょう!

■ピンクのハイビスカス
 そして今回、このホテルでインスピレーションを感じたのは、ハイビスカスでした。しかもピンクパレスにちなんだ、ピンクの八重。ここには、赤や黄色をした種類の違うハイビスカスもあります。ハワイの州花である黄色のハイビスカスは、ハワイの顔となっていますね。
 あまり季節を選ばず、1年中、街のいたる所で楽しめるきれいな花ですが、香りがないため、昔からレイにはあまり適さない花だと言われています。また女性が耳の上に花を飾る時に使うのは、よく目にしますよね。皆さんご存知だと思いますが、念のため書いておきましょう。女性が右の耳に花を付けている場合は、恋人はいませんという意味です。そして左の耳に花を付けている場合は、もう結ばれている人がいますという意味です。どうしても忘れてしまう人は、人をハートで想う=心臓の上=左耳、と覚えてみてください。ちょっと何かのご参考になったかしら?

■ハイビスカスのモチーフ
 今回のモチーフには、あまり複雑ではない、かわいいハイビスカスを描いてみました。花はピンクで作りたかったので、ダスティ・ピンクという、少しくすんだ薄いピンク色を使ってみました。葉の部分は、ガーデンでいろいろ観察したところ、2色の葉を付けているハイビスカスを見つけたので、今まで作ったキルトと統一感を出すために、中心と葉の一部はシーフォーム、残りの葉は少し明るめのエメラルドを使ってみました。今回は花ではなく、葉の2色使いです。
 ハワイアンキルトは、基本的に下地とアップリケ地の2色使いが伝統的ですが、私がこのページでご紹介しているキルトは、少しコンテンポラリーに、3色や4色を使ってデザインするようにしています。伝統的なハワイアンキルトも尊重しつつ、新しい風を取り入れた、自分らしいキルトを作ってみるのも楽しいものです。
 そして、ハイビスカスの特徴である長い花柱は、刺繍にしてみました。刺繍糸は1色ではない、ピンクのマルチ・カラーを使ってみたので、全体におもしろさが出たのではないでしょうか。私の目で見たピンクパレスのハイビスカスは、こんな感じのハワイアンキルトに仕上がりました!
 皆さんも伝統を重んじながら、新しい自分風のハワイアンキルトを作ってみてはいかがでしょうか?

■サンプラーズ・キルト
 さて、サンプラーズ・キルトと言っても、ご存知ない方もいらっしゃると思うので、少しご説明しましょうね。
 サンプラーズとは、サンプル用にいろいろなパターンをつなげて作るキルトのことを言い、ハワイアンキルトでも、アメリカン・パッチワーク・キルトでも作ることができます。いつもはひとつのモチーフでしか作れない大きなキルトも、何種類かの違うモチーフをつなげて、楽しめるという利点があります。小物を作ってから、大きな作品に挑戦してみたいという方にも、ちょうどいい大きさですよね。私が作っているのは、45センチ四方のサイズなので、6枚つなげると、135センチ×90センチの大きなウォールハンギングやベビーキルトにもなります。
 さらに、12枚つなげると180センチ×135センチのベッドカバーにも。工夫次第では、自分でもびっくりするほどの大作になるんですよ。
 皆さんも、写真のような大きなキルトを想像して、ちくちく毎日作りましょう!

 次回も気軽に立ち寄れる、ティータイム・スポットをご紹介しますね。そして、そこからインスピレーションを得たモチーフでハワイアンキルトを制作し、ご紹介しましょう。あなたも同じペースで1カ月に1枚、私と一緒にサンプラーズ・キルト作りに挑戦してみませんか?

■このコラムへのご意見、ご感想、リクエストはこちらまで。たくさんのメールお待ちしています!!

公開日 : 2006年 2月 1日