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第8回サンプラーズ・キルト[2] オーキッド

2005年12月28日 | オアフ島 学校、教室 

アン先生のハワイアンキルトなティータイム
 第8回
 サンプラーズ・キルト Part2
 「オーキッド」
 皆さまアロハ!
 すてきなクリスマスをお過ごしになりましたか? ハワイは常夏のクリスマス。サンタクロースも裸足です。子どもの頃、クリスマスは夢のような、それは楽しいイベントでした。そしてもうすぐ来るお正月と、お年玉が楽しみでした。私の場合は、それから1カ月もしないうちに誕生日も来るものですから、年末年始は1年を通して、一番楽しい季節でした。考えてみれば、親はかなり大変だったと思います。
 さて、今月もハワイでティー・タイム(コーヒー・タイム)が楽しめるすてきな場所をご案内するとともに、その場所からインスピレーションを得たモチーフで、ハワイアンキルトを制作してみたいと思います。第2回目はワイキキの由緒あるホテル、ハレクラニのティー・ルームと、そこで出会った「オーキッド」をご紹介しましょう。
 キルトは毎月1枚づつ作成し、7回目には大きなサンプラーズ・キルトが完成する予定です。どうぞお楽しみに!
プロフィール
本名:藤原小百合(アン/Anne)
Profile  オハイオ州の高校に留学中、アメリカン・パッチワークを習い始める。 その後ハワイ移住。マウイ島のハナ・マウイ・ホテルを訪れた際にハワイアンキルトと出会い、そのすばらしさに感動。2001年9月11日、ニューヨークで起きた同時多発テロ事件の犠牲者とその家族へ贈る「千羽鶴フレンドシップ・キルト」の製作をインターネットを通じて広くキルターに呼びかけ、「キルトハワイ2003」ではハワイローカルの人たちからの応援を受け完成。現在はハワイと東京で「アン工房」のスタッフとクラスやイベントで活動中。2004年にはレタスクラブムックより「のんびり、チクチク、ハワイアンキルト」を出版。

ホームページはこちら
アン先生のインタビュー記事はこちら

■ハレクラニ・ホテル
 ハレクラニは、ワイキキのオーシャン・フロントにたたずむ高級ホテルとして有名です。この世界中の旅行者に愛されている「ハレクラニ」という名前には、「House Befitting Heaven=天国にふさわしい館」という意味があり、その名の通り、気品あふれるホテルです。
 ここは、大きなオーキッドがデザインされている青いプールが有名ですよね。もちろんロゴもオーキッド。そしてホテルのいたるところに、いろいろな種類のオーキッドが飾ってあります。私にとっても、一度は泊まってお食事してみたい、夢のホテルです。

■ティー&スコーン
 ワイキキを海沿いに歩いたり、お買い物の合間にちょっと一息したいと思ったら、私はハレクラニのティー・ルーム「ベランダ」に行きます。ここは、「オーキッド」というレストランと同じビルの1階の中庭に面した場所にあるのですが、毎日15:00~17:30までの間、ティーやコーヒーをはじめ、アフタヌーン・ティーも楽しめます。「ベランダ」のある建物は、ハレクラニでも一番歴史があり、オープン当初、フロント・デスクだったそうです。そんな昔を思い浮かべながら中庭を見ると、また違った風情が楽しめますね。
 私のお気に入りは「ハレクラニ・オーキッド・ウーロンティー」です。ハレクラニのオリジナル・ティーで、オーキッドの香りが少し楽しめるのです。また、ホームメイドのスコーンは、本場イギリス式のレモン・カードとデヴォンシャイアー(生クリームのようなカスタードクリームのような、とてもおいしいデヴォン・クリームのこと)でいただきます。ワイキキの中にも、これだけ静かで、落ち着いた雰囲気のティー・ルームがあったのですね。心からほっとできます。

■オーキッド
 ハレクラニのロゴにもなっているオーキッド(蘭)は、ホテルのいたるところで見られます。ここでインスピレーションを受けるお花と言ったら、やはり種類も豊富なオーキッドですよね。ここにはそのものずばり「オーキッド」という名前のレストランもあって、テーブルのセンター・ピースには、必ず蘭の花が飾られています。私のおすすめは、朝食やランチ、そしてサンデー・ブランチ。太陽の光を感じながら、海辺のすぐ側でのお食事は気持ちの良いものですよ。
 オーキッドはハワイの花ではありませんが、外来種としてはとてもポピュラーな花のひとつです。現在では、いろいろな種類をかけ合わせ、多くの品種が作られていて、色も薄いピンク、濃いピンク、薄い紫、濃い紫、黄色、白、緑など、バラエティも豊かです。

■オーキッドのモチーフ
 前回も言いましたが、私が描くハワイアンキルトのパターンは、太い線と丸いパターンを心がけています。今回は、私のイメージするオーキッドの花びらが薄い紫、花の下の部分が濃いピンクだったので、インスピレーションでこの色を選びました。人により色の選択はいろいろですが、自分の第一印象を大切にし、パターンに取り入れるのがポイントだと思います。
 いつもは、パターンを描くのが先ですが、今回は色から入りました。そしてたくさんのオーキッドを表現しようとしたところ、8つの花が登場しました。今回も花を2色使いにして、葉は前回の「バード・オブ・パラダイス」と統一感を出すために、くすんだ緑を使いました。そして花の中のキルティングは、オーキッドの花びらの詳細を見せるものにしてみました。2色使いの花のアップリケは大変ですが、一度作ってみると、結構病みつきになるものです(笑)。面倒なほど、作りがいがあるというものですよね。見た目も手の込んだデザインとアップリケに見えるので、豪華な感じに仕上がります。

■ハレクラニのちょっと不思議なお話
 ハレクラニにある「ハウス・ウィズアウト・ア・キー」というレストランの前の海には、Kawehiwehi (カヴェヒヴェヒ)というパワー・ポイント(海の中です!)があります。ここは、海の底から清水が湧き出ているので、いつでも水が冷たく、珊瑚も育たないので、すぐに見分けられます。昔は王様が病気の時、ここに浸かりに来て治療をしたと言われるほど、不思議なパワーのある場所とされています。まさに、温泉治療ならぬ海治療ですね。ここの海の前を通るだけで、何か不思議な力をいただいたような気になるのは、私だけでしょうか…。

■サンプラーズ・キルト
 さて、サンプラーズ・キルトと言っても、ご存知ない方もいらっしゃると思うので、少しご説明しましょうね。
 サンプラーズとは、サンプル用にいろいろなパターンをつなげて作るキルトのことを言い、ハワイアンキルトでも、アメリカン・パッチワーク・キルトでも作ることができます。いつもはひとつのモチーフでしか作れない大きなキルトも、何種類かの違うモチーフをつなげて、楽しめるという利点があります。小物を作ってから、大きな作品に挑戦してみたいという方にも、ちょうどいい大きさですよね。私が作っているのは、45センチ四方のサイズなので、6枚つなげると、135センチ×90センチの大きなウォールハンギングやベビーキルトにもなります。
 さらに、12枚つなげると180センチ×135センチのベッドカバーにも。工夫次第では、自分でもびっくりするほどの大作になるんですよ。
 皆さんも、写真のような大きなキルトを想像して、ちくちく毎日作りましょう!

 次回も気軽に立ち寄れる、ティータイム・スポットをご紹介しますね。そして、そこからインスピレーションを得たモチーフでハワイアンキルトを制作し、ご紹介しましょう。あなたも同じペースで1カ月に1枚、私と一緒にサンプラーズ・キルト作りに挑戦してみませんか?

■このコラムへのご意見、ご感想、リクエストはこちらまで。たくさんのメールお待ちしています!!

公開日 : 2005年 12月 28日