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第6回 グアバのポット・ホルダー

2005年09月28日 | オアフ島 学校、教室 

アン先生のハワイアンキルトなティータイム
 第6回
 グアバのポット・ホルダー
 皆さまアロハ!
 常夏の島ハワイも季節が巡り、実りの秋になりました。いつも花が咲き、実がなるハワイを想像している方も多いかもしれませんが、中秋の名月後は、一気に涼しい風が吹き、ハワイにも秋がやってくるのです。とは言っても日中は30度まで気温は上がり、まだまだ暑いですけどね!

 さて、今回はグアバのデザインで、簡単に出来上がるポット・ホルダーを作ってみました。グアバは、今の時期にたくさんの実がなります。数カ月前から、トレッキングをしては「グアバはまだかしら?」と思っていましたが、やっとたくさんのストロベリー・グアバに出会えました。グアバも種類がいくつかありますが、その中でも酸味があり、その分甘みが強いと感じるストロベリー・グアバが私のお気に入りです。今では、グアバはハワイの代表的なフルーツのひとつになっていますが、ピンク色のジュースは、夢のあるすてきな色ですよね。
プロフィール
本名:藤原小百合(アン/Anne)
Profile  オハイオ州の高校に留学中、アメリカン・パッチワークを習い始める。 その後ハワイ移住。マウイ島のハナ・マウイ・ホテルを訪れた際にハワイアンキルトと出会い、そのすばらしさに感動。2001年9・1日、ニューヨークで起きた同時多発テロ事件の犠牲者とその家族へ贈る、「千羽鶴フレンドシップ・キルト」の製作をインターネットを通じて広くキルターに呼びかけ、「キルトハワイ2003」ではハワイローカルの人たちからの応援を受け完成。現在はハワイと東京で「アン工房」のスタッフとクラスやイベントで活動中。2004年にはレタスクラブムックより「のんびり、チクチク、ハワイアンキルト」を出版。

ホームページはこちら
アン先生のインタビュー記事はこちら

★ニュース★
10月に東京でキルト教室開催! 10月11日(火)~23日(日)に、東京、目黒でアン先生がキルト教室を開催。初心者から経験者まで、楽しく学べるレッスンの詳細はこちら

■グアバの実を拾う
 グアバを探しに、ジャッド・トレイルにトレッキングに行ってきました。グアバの木は、表皮が磨いたようにつるつるしているので、一目瞭然のはずですが、木だけだと意外に見つけにくく、いざとなると、木に実がなっているグアバは、そう簡単には見つけることができません。
 グアバはよく道に落ちていて、簡単に拾える実なのですが、きれいな実を捜すのは大変。それでも一生懸命探してながら歩いていると、鈴なりに実が付いているグアバ林を発見! そしてその下には、すっごい数の実が落ちています! しかもお気に入りのストロベリー・グアバ。 柔らかく熟れている実は、甘酸っぱくて本当においしいのです。

 グアバの皮は真っ赤で、中はピンク色ではなく、透明に近いクリーム色です。種がたくさん入っているので、スイカのように種だけを飛ばすようにして食べるといいですよ。
 グアバは小さいので、たくさん拾わないと、ジュースやジャムにはできません。今回はジャムにしようと思っていたので、たくさんの実を拾いました。収穫の多いトレッキングは満足ですよね。

■グアバを家に持ち帰り…
 拾ったグアバは、そのまま家に持ち帰り、すぐにジャムにします。新鮮なフルーツは新鮮なうちに使うことが鉄則。まずはきれいに洗います。
 グアバの特徴ですが、丸い実の下の部分が小さなスカートを履いているようなデザイン(スカートのように見えませんか?)になっています。それですぐグアバとわかるのですが、そこから虫が入ってしまう場合もあるので、スカートとへたの部分を切り落とします。虫がいないかを確認して、実がよく煮えるように半分に切ります。

 皮ごとお鍋に入れ、少量の水を加えて、煮立たせます。しばらく煮てから、ミキサーに入れ、ピューレ状にします。そうするときれいなピンク色になるんですよ。種が多いので、必ず裏ごしをしましょうね。そうすると実がごつごつとしない、なめらかなジャムになります。そこにお砂糖とレモンを適量入れ、少し煮るとジャムの出来上がり!
 ストロベリー・グアバの酸味と甘さが効いた手作りジャムは、くせがなく、素朴な味が口の中に広がりますよ。あとはビンに入れて、冷蔵庫で保存するだけ!

■グアバの実と葉を良く観察すると…
 先ほども書きましたが、ストロベリー・グアバは、実の下のスカート部分が特徴です。この突起した部分を、ハワイアンキルトのデザインにするのは、少し難しそうですが、トレッキングで撮った写真を見ながらデッサンを始めましょう。

 今回はポット・ホルダーを作る事にしたので、大きさは20cm X20cmと少し小さめ。余計に細かいデザインは難しくなってしまいました。初めは実の部分(大きな実が1つと小さな実が2つ)のすべてに、突起したスカートのようなデザインを描いていたのですが、アップリケの段階で、小さな実の突起部分は除かせていただきました(笑)! 私が「このアップリケは無理!」と思ったのですから、結構大変だったのですよ。でも、こんな風に途中でデザインを変えることも、自分のデザインだから有り! なのです(かなりいい加減ですかねえ…)。

 これが大きなクッション・サイズだったら、小さな実の突起部分も生かせておけたのに…(といろいろ言い訳をして、納得させる自分がいる)、とブツブツ言いながらも、こんな風に仕上がりました!

▲この小さい実の突起部分がアップリケ後なくなった…。

■ポット・ホルダー用のキルト芯は?
 通常のキルト芯はポリエステル100%ですから、熱い鍋に直接触れると、必ずキルト芯が解けて、ポット・ホルダーはぐにゃっという感じになってしまいます。

 ハワイでは通常のポリエステルのキルト芯よりも目の詰んだ耐熱用(要はポットホルダー用)のキルト芯も売っていますが、キルティングがとてもやりにくいのが難点です。耐熱用キルト芯を使っておくと、安心して熱いものをつかんだり、置いたりできますが、これだけ可愛いポット・ホルダーだと、もったいなくて使えませんよね(笑)。もちろんポット・ホルダーとして活用してもいいけれど、フレームに入れて、飾ってもOKです。

 今回はシーフォームというグリーンと、フレアレッドという赤の生地を使いました。ストロベリー・グアバの実が赤、葉がグリーンなので、この色合いにしたのですが、作っている時「クリスマス・ギフト?」と言われました。そう言われてみれば、クリスマスの色ですね。ちょっと早いクリスマスでもいいかなあ…。

▲左側が通常のポリエステル100%のキルト芯、右側が耐熱用のキルト芯。

■グアバのジャムを使ってハート型のクッキーを作ろう!
 ビンに入れて、冷蔵庫にしまっておいた手作りグアバジャムは、何カ月も保存できます。きれいなピンク色を生かしたお菓子を作るなら、何がいいかしら? と考えたところ、私のキルトに必ず入れる「幸せのハート」を作っちゃおう! という結論に…。

 バレンタインではないですが、ピンクのジャムを中に入れた、かわいいハート型のクッキーを作ることにしました。クッキーは型抜きにするので、2種類のハート型のクッキー型を用意します。そして子供が粘土遊びをするように、ハートで型抜きをしましょう! 
 下のハートは大きなハートのまま、上にのせるハートは小さなハート型でくり抜きます。それをこんがりオーブンで焼いたあと、くり抜いたハートのクッキーの上には粉砂糖をふっておきます。大きなハートの上にピンクのグアバのジャムを塗り、その上に、粉砂糖で白くお化粧したハート・クッキーをのせてみましょう…。

 どうです? ハートの真ん中はピンクのクッキーになりました。今回はクリスマス・カラーのグアバのポットホルダーに、バレンタイン用のピンクのハートのクッキーですね! 一気にいろいろなお祭りが来たようです。
 皆さんも、ピンクのかわいい、少し甘酸っぱいハートのクッキーを食べて、幸せな気分になりませんか?

 今回をもちまして、6回続きましたハワイアンキルトを使ったキッチン、ダイニンググッズのコラムは終了します。11月からは、ハワイでティータイムが楽しめる場所のご紹介と、そこにちなんだハワイアンキルトのデザインで、6枚つなげるサンプラーズキルトを作ってみたいと思います。
 フルーツの甘い香りの漂う、赤やピンクの情熱的なお花が咲き、そして濃い緑の葉が揺れる、そんなハワイアンなティータイムを私とエンジョイしてみませんか?

■このコラムへのご意見、ご感想、リクエストはこちらまで。たくさんのメールお待ちしています!!

公開日 : 2005年 9月 28日